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葛西臨海公園まで行ってみた [お江戸サンポ]

3連休の初日、ランチはラーメン。
初めて訪れるお店。焼きあごだしの塩ラーメン! めっちゃ好みの味でした^^

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帰宅後、久しぶりにバイクを動かそうとした相方くん。
ところがずっと乗ってなかったのでバイクが動かなくなってました^^;
押しがけにチャレンジすること 20 分くらいか? やっとエンジンが掛かって買い物に行ったは良いけど、またエンジンが掛からない。

再び押しがけして、バイク屋さんに行きました。
充電をしてもらおうと思ったんだけど、5 時間くらいかかるらしく、もうすぐ閉店時間。
「エンジン切らずに 50km くらい走れば充電できますよ」と店員さんに言われて、急遽長距離のお出掛けが決定(笑)

「ピクミン(スマホゲーム)で砂浜の苗が欲しかったんだっけ? 葛西臨海公園でも行くか」と相方くんの提案があり行くことにしました。

ひたすら走って葛西臨海公園に到着です!
此処には 19 歳の頃に来たかな。記憶は遙か彼方(笑)
相方くんは初めてだそうな。まずは橋を渡って「葛西海浜公園」を目指す!

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バイクのエンジンがまた掛からなくなるとヤバイので、急げ急げ!
苗だけゲットしたらダッシュで戻るぞ〜!
園内で探知機をチェックすると、初めて見る「砂浜」マーク!

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ここで探知機を使うとゲット出来る確率は 1/5 だ。
もっと海に近づかねば!

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早足で橋を渡るっ
17 時になるとこの橋は渡れなくなるんだね。時計を見るとあと 15 分。急げ〜!

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砂浜に到着!
探知機を確認すると、「砂浜」「公園」の苗の 2 択。確率は 1/2 だから此処で使う!(写真右上に小さく飛行機が写ってたw)

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初めての砂浜の苗をゲット出来た〜!
そのあとも貯めていたコインを使って合計 3 個の苗をゲットだよ。赤・紫・ピンク色の苗♪

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「まもなく 17 時です。お急ぎ下さい〜」と係の人の声が聞こえてきたので橋を渡って戻ります^^

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【 遠くに東京ゲートブリッジが見えたわ 】

慌ただしかったけど、広くて本当に気持ち良い公園だねえ。
これはまた時間がちゃんとあるときに遊びに来よう!

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バーベキューが出来るコーナーもあったよ。ここでバーベキュー楽しみたいな。
そのときはバイクで来たらダメだね。ビール飲みたくなるに違いないから ^m^

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バイク駐輪場に戻り、恐る恐るエンジンを掛けると大丈夫だった!
夕焼け空も綺麗^^

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翌日もバイクを動かします。
浅草橋までが手頃な距離かな〜ってことで、ジョンティさんのランチをテイクアウト!

お料理を作ってもらっているあいだに「かっぱ橋道具まつり」をチラッと見てきました。久しぶりの開催だからねぇ。とくに欲しいものはなかったので、バイクから眺めつつ通り過ぎただけなんだけど^^;

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ジョンティさんに戻ってテイクアウトのランチを受け取って帰宅。
お腹がペコペコだよ〜!

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サラダにはオマケがいっぱい入ってました。
豚のゼリー寄せまで入っていて、ちょっと贅沢^^

お肉は豚すね肉の煮込み。とっても柔らかくて旨味タップリ!

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お魚は真鱈のムニエルです。いつもながら身が厚くて食べ応えあり。

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バケットも付いていたので、ソースはバケットに付けていただきます〜。
そして本来なら珈琲がつくのですが、マスターったら白ワインを紙コップに入れてくれてました(笑)

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グラスにうつしていただきましたわ♪
いつもサービスありがとうです!!


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カブトムシ日記:最後の成虫、New跳馬旅立つ [うちのイキモノ]

2022年のカブトムシ日記もいよいよ大詰めです。
一番長生きの New跳馬も旅立ちました。9月30日はチョロチョロ動いていたよ。

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10月1日の朝も動いていて、昼前に動きが止まっていたので頭をツンツンって触ったら、寝ていたみたいでムクっと起きました。
起こしちゃって悪いことしちゃった。そのままにしておいたら、その姿のまま夜には旅立ったみたい。

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眠るようにして旅立ったのかもしれないな。
翌 2 日の早朝、リュカ家カブトムシ塚に埋葬です。此処からはスカイツリーも見えるよ^^

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友達の家で生まれて、うちに来たのが 6 月19 日です。
3ヶ月 12 日過ごしてくれました。今までのカブトムシの中で一番長生きだよ。

友達に報告したら、New跳馬のお父さんも 10 月まで生きた長生きサンだったようです。現在幼虫の New跳馬の子供たちも、長生きの血を受け継いでると良いな。

動画は10月1日の姿です。



そしてこの間の日曜日、幼虫の数を全部数えました!
New跳馬の子供は 4 匹。(母は羽衣と小槌)
そしてプリン=フーコ4世の子供は、なんと12 匹ですよ!

合計 16 匹(笑)
さすがに全部のお世話は無理なので、New跳馬の出身宅である友達の家にお願いすることにしました。今月里子に出します。

そのとき、家系図は更新予定^^



10 月 2 日は相方くんの誕生日。
そして本当の誕生日は分からないけど 10 月頭に生まれたかな? という獣医さんの助言もあり、2 ニャンの誕生日も 10 月 2 日にしてます。

ケーキの中では一番モンブランが好きらしいので、毎年モンブランw

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ケーキ屋さんで 1 個しか買わないのも気が引けるので、もう 1 個買うw
私もつまめるのはチーズケーキ^^

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2ニャンには、ちゅ〜ると、ちゅ〜るが中に入ったカリカリおやつ。

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あおくーん、お誕生日おめでとう!
13 歳になったねえ。

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ほら、うみも早くおいでー!

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うみちゃんも 13 歳。おめでとう^^

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体力が衰えたな〜って、見ていて思うときもあるけれど
大きな病気をすることなく、のんびりゆったり過ごしてほしい。

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まだまだ一緒に居ようね^^

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暑かった夏も過ぎ、家の近所の公園では色づいてきた木々があるよ。

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世界情勢はいろいろで、生活しづらいこともあるかもしれないけど
2ニャンが平和に暮らしてくれれば嬉しいわ。


明日も旅日記ではなく、通常記事の予定です。


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岡山で美味しいもの三昧! [お店(その他)]

岡山旅行、やっと食事にありつけます!(笑)
事前に予約していたお店は「和風居酒屋 あかり」というところ。京都で入ったお店は日本酒がイマイチで失敗だったので、今度は日本酒重視で決めたの^^

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岡山の地酒が楽しめるお店を検索してたら、雰囲気も良さそうだったので此処に決めました。カウンター席を希望したのさ^^
金曜日の OPEN は 17 時とのことなので、OPEN と同時に入る(笑)

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ビールで乾杯!
1日早いけど、誕生日おめでとう〜!自分っ! なのですww

岡山で食べたかった鰆と下津井蛸のお造りをもらうよ。

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鰆は旨味が凝縮されててプリプリだし、下津井蛸は噛み応えがあって味が濃い!
くぅぅ、まじで美味しいよ!
空きっ腹に幸せが沁み渡るww

お、この季節ならではの土瓶蒸しもあるのね。
しかも鱧と松茸だよ! 注文しちゃおう〜^^

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日本酒は、まずは神心の純米吟醸を貰ってみるのだ。
これは知ってるお酒。家でもよく飲むお酒なの^^

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鰆の玉子焼きもフワフワで美味しい♪

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そして来ました! 鱧と松茸の土瓶蒸し^^

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鱧の香ばしい香りと松茸の芳醇な香りが鼻腔をくすぐります。
ううう、幸せの香りだよ。土瓶蒸しなんて10年以上食べてなかったかもしれん!

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このへんで日本酒は竹林の旱星(ひでりぼし)にしたよ。蠍座の一等星アンタレスを示す言葉なんだって。純米吟醸の無濾過生原酒。これがジューシーな旨味と程よい甘さがあって、めちゃめちゃ気に入りました。
この日、日本酒は 2 人で 8 合飲んだんだけど、その殆どが竹林の旱星だったわw

鰆が美味しかったので、今度は鰆の叩きポン酢をいただきます。
この断面の美しさ!

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酒のつまみには海鮮塩麹和え。ちびちびつまみながら、日本酒をくいくいw
お皿が桃で可愛い♪

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相方くん希望の岡山県産・鶏の黒七味焼き。
甘辛の醤油だれがお肉に絡んでめちゃめちゃ美味しかったです。

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私は鱧の天麩羅をもらってしまった。今年はまじで鱧がたくさん食べられた!^^
衣がサクサク、鱧はふわふわでございました ^ω^)b

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この日はママカリが無かったので、自家製蛸わさびを食べる^^
お昼抜きだったとは言え、めちゃめちゃたくさん食べちゃった♪

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大満足の夕食でしたー!
ホテルに戻ったんだけど、もうちょっと何か飲みたいねぇ……って話をしてたら、相方くんが行きたいところがあるというのだ。

ぷらぷら外に出てみると、岡山駅の真ん前。
どうやら出張中に、夜この道を通るたびに「おでん」の提灯に惹かれていた模様。

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ビールを1杯だけ貰おう^^

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飲兵衛飲み過ぎ イェイ イェイ(意味不明)

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おでんもシンプルな味で美味しかったです^^

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夜風が気持ちいいなあ〜。昼間あんなに暑かったのが嘘のようだよ。

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こうして岡山旅行1日目は過ぎていったのでした。
iPhone 摩訶不思議事件もあり、吉備の神様に導かれたり、濃厚な1日でしたわ。

さあ、明日は鬼ノ城!
また歴史の話になっちゃいます。ごめんねww
でも鬼ノ城の記事はまだ一行も書けてないので、しばらく先になるかもw


明日は 10月1日に旅立った New跳馬くんと、相方くん&2ニャンの誕生日の様子をUPします。


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岡山旅行:翌日の予定 [ふらり旅・イベント]

9月16日。岡山旅行初日の一人旅が終わって、ホテルグランヴィア岡山にチェックイン。
相方くんとは岡山駅改札で待ち合わせをしてたけど、もうチェックインしちゃったのでその旨を伝えるとホテルに行くとのことでした。

今回のお部屋はエコノミーツインなので、ちょっと狭い。

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7月に京都であった親戚の結婚式。花嫁さんが予約してくれたホテルグランヴィア京都の部屋はスーペリアツインだったのよね。あっちは広かったなあw

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でも清潔感があるので GOOD!

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どうせこのあとは飲みに行って、翌朝はめちゃめちゃ早く出発予定だから^^

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これだけ揃っていれば十分です♪

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コロル2世も、やっと寛げたかな?
吉備津神社での撮影を最後に、鞄の奥深くに居たもんねえ(笑)

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仕事を終えた相方くんと合流。お疲れ様〜!
荷物を片付けていたら相方くんのスマホに、翌日泊まる直島のベネッセハウスから電話がかかってきました。

どうやら台風14号の影響で、宿泊した翌日の船が欠航になりそうとのこと。
キャンセルしますか? と言ってきました。少し考えてまた連絡しますと一度電話を切り、話し合い開始。
ホテルから電話があるってことは、やっぱり直島に渡るのは止めた方がいいのかも……ということで、キャンセルしました。(キャンセル料は掛からなかった)

せっかく奥様の誕生日にご宿泊いただく予定だったのに申し訳ありませんと言われたよ。いやいや、こればっかりは仕方ないです!(>_<
船が欠航して、崇徳院みたいに 3 年も直島に逗留することになったら困るものw(それは無いww)

2 泊 3 日の旅が、この時点で 1 泊 2 日になりました。
翌日、鬼ノ城 → 造山古墳 → 直島の予定だったけど、造山古墳の後をどうしますかねえ。

「あ! 今日運転手さんに教えて貰った最上稲荷に行く?」と相方くんに言うと、
「えー。もう稲荷は 7 月の伏見稲荷でお腹いっぱいだよ。やだ」と却下されました ^^;

「じゃあ、造山古墳のあとは ×× の行きたいところで良いよ。何処に行きたい?」
「うーん、そうだなあ。ありていに言えば倉敷の美観地区は行ってみたいかなー。あとは姫路城」と、相方くん。
「え? 姫路城って此処から近いの?」
「近いよ。新幹線使えば」
「そしたら姫路城がいい! お菊さんの井戸が見たい!」

というわけで、姫路城に決定!
場所が決まれば、あとは相方くんがルート、移動時間などを調べてくれます(笑)
今日私が列車に乗った JR庭瀬駅のことを話すと、1時間に4〜5本列車が来る路線という情報は相方くんにとって非常に有益だったようです。

「スマホの乗り換え案内アプリは便利だけど、路線がピンポイントでしか教えてくれないからね。昔ながらの時刻表だとズラーっと時刻が並んでいるから、どの路線がいいか面で比較的できて、一目瞭然なんだよなあ。時刻表アプリがあればいいのに」って言ってましたw

東京からの新幹線内でも、車内のテロップには台風14号のことが流れていて、運休する可能性ありと書かれてました。姫路城を見た後は、なるべく早く東京に戻った方がいいねということで、夕方の新幹線では東京に戻ることに決定。

諸々決まったので、夕御飯を食べに行こう!
お昼ご飯を食べ損ねたので、私は腹ぺこだよ。

今回予約しておいたお店は日本酒重視で決めました!
美味しい日本酒があるお店には、きっと美味しい肴があるに違いない^^

サワラと下津井タコがあるといいよね〜と言いながら、目的のお店に向かいます。

つづく。

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【予告】こんなのを食べたよ〜♪♪


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岡山後楽園に蚊はいなかった [ふらり旅・イベント]

ディープな歴史巡りが済んで、後楽園に向かっております。
スマホも今までの不具合が嘘のように順調に充電出来てるので一安心。
路面電車を降りて歩いてると、こんもりした島(?)が見えてきた〜!

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もっとちんまりしてるんだと思ったら、想像以上に大きい!
そりゃそうか〜。日本三名園だもんねえ。どうやらあの橋を渡っていくっぽい。

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月見橋というらしい。昔はもっと風流な橋が架かっていたのかな?

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ふと振り返ると岡山城!!
現在は大規模修繕中のようです。今年の 11 月にリニューアルオープンって看板が出てました。
漆黒の城が美しいね。16 世紀のお城。でも私は明日推定 7 世紀のお城(鬼ノ城)を見るもんねw

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橋を渡りきると「岡山後楽園」の文字が。此処に入れば日本三名園の制覇!

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南門と正門があるらしく、此処からは南門が近いようなのでそっちに行くことにします。入園料を払って、いざ!!

ひろーーーーーーーい!!

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えーっと、私は裏歴史ハンターのパレオマニアなので、後楽園については多くは語りません^^
ネットを見ればいろいろ情報が出てくるもんね♪
【パレオマニア = 古代妄想狂:作家 池澤夏樹の造語】

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江戸時代の岡山藩主、池田綱政が家臣に命じて作った庭園なんだそうな。かつては藩主の静養の場、接待の場として使われていたんだって。

景色を楽しみながらのんびり歩いたのですが、この日はとにかく暑かった。
あちこちにベンチがあったので、そこから景色を眺めながらぼんやりしました。汗もどんどん出てくるけど、この園内はあちこちに自販機もあったので水分補給は出来たよ^^

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山の中と違って蚊も居ない!(笑)
そしてスマホも充電出来てるから、やっとポケGO やピクミンブルームを立ち上げることが出来ましたw

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快適にポケGOのギフト集めも頑張ったww

園内には藩主が後楽園を訪れたときに居間として使った延養亭や能舞台などもあって、なかなか素敵な建物でした。
正直、朝から歩きすぎて疲れも出ていたので全部を見て回るのは無理ぃ。
パンフレットを参考に、興味のあるところだけを見よう!

まずは茶畑(笑)
ここの茶葉は苦みの強い古種なんだそうな。藩主が普段飲むお茶だったらしいわ。どんな味なのかなぁ。飲んでみたいなー。園内の何処かで飲めたのかしら??

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次に向かったのは井田(いでん)です。

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北海道出身だと、やっぱりこんなふうに稲穂が垂れてる一面の景色を見ることは皆無だったから〜。すごいなー。この井田、かつて園内に広がっていた田畑の名残なんだって。中国周時代の田租法にならい、幕末まで形作られていたとのこと。

立て札を見たら餅米栽培だって。ありゃ、餅米アレルギーの私は食べられない(笑)

後楽園の雰囲気を味わったことだし、そろそろ岡山駅に戻りますかネ。

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南門から入ったので正門から出てみました。
出口の所にスタンプコーナーがあったので、持ち歩いていた測量野帳に押してみた^^

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ちなみに後楽園に関するメモ書きは、写真右上の切り抜きだけでした ^ω^;
正門を出るとバス乗り場があったよ。時刻表を見てみると 12 分後に岡山行きのバスが来るみたい。バスを待って岡山駅へ。

相方くんとの待ち合わせの 16 時にはまだ早かったけど、この日宿泊するホテルは駅直結のホテルグランヴィア岡山。チェックイン出来る時間だったのでフロントに行くことにしました。予約メールは相方くんから転送してもらってるから大丈夫でしょう♪

チェックインを済ませ、部屋で直接コンセントからガッツリ iPhone の充電開始ですよ(笑)


つづく


【岡山 後楽園】
https://okayama-korakuen.jp/index.html


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iPhone の顛末と、いざ後楽園へ [ふらり旅・イベント]

「岡山旅行の続きだニャ」

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楯築遺跡を見終わってタクシーに戻りました。

「どうだった?」と運転手さんが聞いてきたので
「良かったですよー。来られて本当に満足です」と答えて、iPad で撮った写真を見せました(笑)
「今はすごいなあ。こんなふうにすぐにスライドショーが見られる」と運転手さんも笑ってましたよ。(運転手さんはお客さんを此処には連れて来るけど、いつもタクシーで待ってるので、遺跡を見たことは無いんだって)

さすがに楯築遺跡まで来てしまったので、ここから岡山駅まで行くとなるとタクシー料金が上がってしまうとのこと。なので JR 庭瀬駅まで送りますよと、どこまでも良心的な運転手さんですw

「岡山駅でお友達と待ち合わせかな? 何時に待ち合わせなのかな?」
「ダンナと夕方待ち合わせなんです。出張に便乗してきたんですよ」
「そりゃいいね。明日もこの辺を観光かな?」
「明日は鬼ノ城に行って、そのあと香川の直島に行く予定なんです」(このときはまだそう思っていた)

このあと、タクシーの運転手さんのご長男が「うらじゃ祭り」に嵌まって踊りまくっている話や、この界隈のバラ園の話などを聞いてました。
そのとき相方くんから LINE が来て「ヘンなところに居ない?」と書いてあったので、タクシーで移動してる旨伝えておきました。GPS で居場所をチェックしてくれたんだね。

【うらじゃ祭り】
https://uraja.jp/
https://uraja.jp/shinkokai/about/ura.html

「そうだ。歴史好きなら稲荷にも興味あるかな? 此処には最上稲荷があって、日本三大稲荷の1つだよ」と運転手さん。

ほほー。関東だと三大稲荷は、伏見稲荷大社(京都市)、豊川稲荷(愛知県豊川市)、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)なんだけど、こっちだと岡山の最上稲荷になるんだね。
伏見稲荷大社はまだ訪れたことがないらしく、行ってみたいなーと言っていたので 7 月に訪れた話をしました。(さすがに「稲成り」が「鋳成り」の話はディープすぎたので止めておいたw)

いまタクシーが走っているところから、最上稲荷も離れていないようだったのでチョット心が揺れたんだけど、スマホを見るとほんとに電池がやばい。おまけにブラウザを立ち上げてみると「インターネットに接続できません」と表示されるじゃないですか (笑)
こりゃ、スマホは完全に終わったな^^;
最上稲荷に立ち寄るのは、またの機会にしておけというお告げだね。

タクシーは JR 庭瀬駅に到着。
スマホが使えないので電子決済ではなく現金で支払い(笑)
「列車は何本もくるから大丈夫だよ。岡山方面の列車は全部岡山駅に停まるから」と、どこまでも優しい運転手さんでした。ありがとう!

切符を買ってホームに行きます。

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通過列車のあと 8 分待てば岡山行きの列車が来るみたい。素晴らしい。
ベンチに腰掛けてスマホを見るとアンテナが立っていてネットに繋げるようになってる。試しにブラウザを立ち上げると表示されました。

鞄からモバイルバッテリーを取り出します。ダメ元でスマホにケーブルを挿してみると、なんと充電されるじゃないですか!

吉備津神社からの不具合が嘘のように、普通に充電されてるよ!
狐につままれたような気分だよ^^;

「あんなに焦ったのはなんだったのにゃー」

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これはきっと、吉備の神様が行き先をいろいろ決めたに違いない。そう解釈しましたわ(笑)
ほんとは iPhone 本体内の液体が乾いた??

でもホッとしたよー。
これでまた iPhone が使える(感涙)
相方くんにスマホ復活の旨を伝え、ホッとしたらお腹が空きました。そういえば昼ご飯を食べてなかったよ。

じつは朝、岡山駅に着いたときに軽くつまめるものは買っていたのです。
道中コンビニはないだろうから、小腹が空いたときに食べようと思っていたの。

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食べ損ねていた海老玉ねぎ棒天を、岡山駅に到着してから休憩スペースで食べました(笑)

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JR 岡山駅から出ると、桃太郎が居る〜!
ディープな桃太郎の世界を味わってきた私には、この桃太郎像がとっても幼く見えますw

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基本、旅はディープでマイナー路線の私だけど岡山ではメジャーなところにも行くつもりだったのだ。それは後楽園!
此処を制覇すれば、日本三名園の制覇になるから^^

岡山駅から歩いて後楽園には行けるのかなー。
信号待ちをしているとビックカメラの入口に「薬」の文字が。あ、直島に行くとき船に乗るから酔い止めを買っておかなくちゃ! 台風も近づいてるから船も揺れそうだし……そう思って酔い止めを購入。

レジの人に「後楽園まで歩けますかね?」と尋ねると、
「行けなくはないけど、あっちの出口から出たら路面電車乗り場があるので、それに乗った方がいいですよ」と教えてくれました。

言われた方に行くと、確かにあった。
でもどれに乗ればいいんだ?
とりあえず停車してる路面電車の運転手さんに「後楽園に行きますか?」と聞いたら行くというので乗り込みますw

目的の停留所に着いて降りたは良いけど、右に行けばいいのか左に行けばいいのか分からない。きょろきょろしてると、運転手さんがわざわざ外に出てきてくれて「この階段をくぐってあっちの道に出たらまっすぐだよ」と親切に教えてくれました。

岡山の人たち、本当にみんないい人です!
ありがとう!!

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言われたとおりに進む(笑)

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おお! あとはまっすぐ行けば良いんだね!
方向音痴の私でも大丈夫だ ^^

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というわけで、次に続きます(笑)
翌日の鬼ノ城ネタまでは、裏歴史の話はしませんので安心して下さいww


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楯築遺跡の円丘部 [ふらり旅・イベント]

タクシーの運転手さんとの会話から、ひょんなことでホントは訪れたかったけど諦めていた楯築(たてつき)遺跡に来ることが出来ました。

吉備の桃太郎伝説では、この楯築遺跡にある巨石を楯にして、大和の吉備津彦(イサセリ彦ねw)は矢を放ったと伝えられてます。ホントかどうかは知らんけどww

楯築遺跡の円丘部は何処だ〜? とウロウロしていると、なんだか金網に覆われた巨大な建物(あとで調べたら給水塔だった)の奥に何やら盛り上がった空間がある。

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おそるおそる行ってみると……あったー!

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楯築という名前の由来になっていると思われる巨石たちです。
円丘部は径約 50m、高さ 5m。墳丘頂部に 5 個の巨石が立っていて、墳丘斜面には円礫帯がめぐっているとのこと。
【 ※ 円礫 = 超簡単に言うと直径 2mm 以上の粒】

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何らかの祭祀を行う場として作られたと考えられてます。そしてこの巨石自体は邪馬台国と同時代に建てられたものでは? とのこと。

この祠があるあたりの地下約 1.5m から埋葬の跡が見つかっているんだそうな。

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木郭木棺墓が見つかっていて、木棺の底には総重量 32kg を越える大量の水銀朱が分厚く敷き詰められていたんだって。
その上には鉄剣が1口と勾玉や管玉,ガラス製小玉などの玉類が副葬されていたとのこと。
水銀朱かぁ〜。防腐の目的はあるだろうけど、それだけじゃない呪術的なものも感じるね。(墳丘墓内ではもう1基、埋葬施設が確認されています)

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円丘部の中央付近には、おびただしい数の円礫が堆積していて、この中には特殊器台などの土器類や旋帯文石(せんたいもんせき)と同じ文様をもつ小形の石などがあったそうな。

埋葬者の遺骨はなくて、歯の欠片が 2 個あっただけ。
埋葬者は何処に行っちゃったのかなあ。

円丘部に置かれた巨石も、おそらく1つ1つに意味があったんだろうね。
私には想像出来ないけど……

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真っ二つに割られた石もある。
こんなふうに石を割ることにも意味があるんだろうと、考察している記事も見つけましたわ。

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この墳丘墓に弥生時代の権力者が眠っていたのかぁ〜。
突出した部分が宅地開発で壊されてしまったのは残念だな。

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検索していて、団地造成事業の裏話(?)的なことが書かれていたサイトも見つけました。リンク先を載せるのは控えるけど、当時は考古学上、重要な遺跡であるという認識が低かったみたいです。残念過ぎる。実際に発掘調査に携わっていた人たちは悔しい思いをしたんじゃないのかなあ。

円丘部に立って、せめて弥生時代に思いを馳せよう。
ぼんやり巨石を眺めていたんだけどね、、、

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でもね、なんだか……ぞくぞくする石もあるんだけど、場所によってはお金持ちの家の庭園風で……

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なんだろう。古代の風景をあまり感じられないところもある。
スピリチュアルなことよりも歴史に興味があるから、あまりこういうことは書きたくないんだけど(パワースポットって言い方も好きじゃない)、心の深いところにちょっと違和感があってね。。。

あまりにも天気が良すぎて巨石に日の光がバンバン当たってるから、余計に庭園の石みたいに感じちゃうのかしら。遺跡を見るなら木々の葉が落ちてる季節に見た方が良いと言ってる人も居ることに少し納得。この生い茂った木々が妙に庭園チックな空気を醸し出してる?(笑)

気になったので家に帰ってからちょいと調べてみたら、発掘調査や公園整備の都合上、巨石の殆どは埋め替えられてるみたい。石によっては、傾いていたものを垂直に立て直したりしているそうな。
なるほど、だから庭園の巨石みたいに見えるのかも^^;

弥生時代の祭祀がおこなわれていたときとは姿が変わっているんだね。
妙に納得しました(笑)
このへんのことを詳しく書いた、発掘調査に携わった人たちが刊行した本が国立国会図書館にあることはリサーチ済みなので、そのうち閲覧しに行ってこようと思ってます^^

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それでもこの墳丘墓からの出土品は、歴史上非常に重要。
棺にあったはずの遺骨は何処にいったのか。歯の欠片が 2 個だけ残っていたのは何故なのか。なんだかいろいろ妄想しちゃうw
長くなるから書かないけどww

もっともっと調べさせてくださいねー! と、祠に声をかけて楯築遺跡をあとにしました。
動画も撮ってきたので載せておきます。(風などの音あり16秒)



ほんっと来ることが出来て良かった。
現地の雰囲気、肌で感じられて良かったですよぉー^^


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古代の王に導かれたのかもしれない?(笑) [ふらり旅・イベント]

写真は記事とは関係ないけど、家の近所の彼岸花をパチリ。
秋ですのぅ。

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さて。岡山旅の続きです。
タクシーに乗って岡山駅に向かうことにした私。運転手さんとの会話は続きます。

「こんなふうに史跡巡りが趣味なの?」
「はい。旅はもっぱら歴史探訪です」
「ボクは歴史に疎いんだけど、このあいだ桃太郎の話をテレビで観てね。面白かったな」
「あ、NHK ですよね。旅行前にタイムリーって思って私も観ました。でも温羅の話が一切出てこなかったので、それは納得がいかなかったな」
「ははは。詳しい人からしたら、物足りない番組だったかな。あの番組に出てきた楯築(たてつき)遺跡は、お客さんを何度か乗せたことがあったから、その名前が出てきて勉強になったよ」
「楯築遺跡! ホントは岡山に来たら絶対行きたいって思ってた場所なんですよ。でも倉敷にあるから今回は諦めたんです」
「ん? 此処からなら 10 分ちょっとで着くよ」
「あれ? だって楯築遺跡って倉敷市ですよね?」
「ああ、この辺は岡山市と総社市と倉敷市の境界でね。楯築遺跡は倉敷市の外れだから此処から近いよ」
「ホントですか? そこに行きたいです!」
「寄ってみるかい?」
「是非お願いします!」

この時点で中山茶臼山古墳に行けなかったことなど吹っ飛びました(笑)
スマホの電池のことも忘れましたw
テンション上がりまくりですっ
なぜなら……

「そうか、楯築遺跡ってそんなにすごいところなのかー」
「すごいんですよ! 2世紀後半くらいの弥生時代なので、古墳じゃなくて墳丘墓なんですけど、これが弥生時代の墳丘墓の中では日本で一番大きいんですよ! そしてこの墳丘墓が前方後円墳のモトになってるって話なんですよ。前方後円墳が吉備で生まれた証拠っても言われてるんです」

興奮しちゃったので、楯築遺跡について熱く話してしまったよ(笑)

そうなのだ。この墳丘墓は弥生時代に既に大きな権力を持った王がこの吉備地方に居たことの証。ここまで大きいものは北九州にも出雲にも大和にも無い。
そして此処で出土した特殊器台と特殊壺。のちに箸墓古墳でも見つかる特殊器台と特殊壺。ということは、この墳丘墓に眠っていた人物こそ、おそらく吉備王国の最初の王。この楯築遺跡は古代吉備国の原点なのよ!

うわー、うわー、スマホの異常はきっと「此処に行け!」っていうことだったのかも〜!
すごーいすごーい! と興奮してた私でした。

ほどなくしてタクシーは入口に到着。
「ボクは此処で待っているから、のんびり楽しんでおいで」と言って送り出してくれました。(念のために運転手さんは自分の携帯番号をメモに書いて私にくれた)

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まさか楯築遺跡に来られるとは思ってなかったので、地図などは全然頭に入ってません。本で読んだ情報が頭に入っているだけで、具体的に何もメモしてこなかったのよね。

看板を発見。もともとはこの赤い色のような形をしている墳丘墓。
全長約 80m で、同時代の墳丘墓の中では最大級。

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自然の丘の頂を整えて造られていて、やや歪んだ円形の円丘部は約 50m なんだって。
突出部は、昭和40年代の住宅団地建設で破壊されちゃったそうな。

この階段の先が円丘部なのかな? と思って、上ってみる。

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でも違った(笑)
この先は古墳の周りを歩く遊歩道っぽくなっていたけど、当然舗装されてなくて、草木に覆われていてまた蚊に襲われそうな雰囲気だったので撤退。

違う道に行ってみると、お、これは収蔵庫!

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某漫画では、此処から龍神石が盗まれたことになってるわw
実際はこの収蔵庫には旋帯文石(せんたいもんせき)が納められています。

建物の横に覗き穴があるらしく、そこから旋帯文石を見ることが出来たようなんだけど、見損ねちゃいました。次回訪れたら絶対に見よう! (やっぱり事前調査不足は否めないねw)

おかやま観光ネットに載っていた写真をお借りしよう。こんな石なんだよ。

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石の表面には全面に特殊な旋帯文が施されていて、正面には人間の顔のような彫り込みがあるんだそうな。こういうのは他に例がないみたい。遺跡の発掘調査で、同じ文様が入った小さな石が出てきて、2世紀末頃のものと分かったんだって。

この文様。古代吉備文化財センターで見た特殊器台にみられるものと類似しているとのこと。この文様が弥生時代の吉備の呪術では重要なものだったんだろうなあ。

今こうやってまじまじと文様を見て、倉敷市のホームページに載っている旋帯文石を見ると、波とうず潮にも見えてきちゃった(笑)
蛇(もしくは龍?)を表してるのかもしれないけど、うず潮に見えるw
関門海峡を渡り、特殊な潮流の瀬戸内海を自在に航行した一族。吉備に拠点を置いて製塩、製鉄を始めた一族……なーんて想像しちゃったww

まだまだ妄想の域だけど、その一族の長こそ元祖・吉備津彦命! なんてね^^

長くなったので次回に続きます。


***
不思議な旋帯文。家に帰ってきてからいろいろ調べてみたら、綿花を糸に紡いだ状態をモチーフにしていると考察してる人のサイトも見つけて非常に面白かったです。鬼城山あたりは綿花栽培もおこなわれていたみたい。
言われてみたら岡山って岡山デニムが有名だし、繊維の町でもあるもんね?


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古代吉備文化財センターで見た特殊器台 [ふらり旅・イベント]

タクシーで来た岡山県古代吉備文化財センター
タクシーには待っていてもらって、中を見学してきますっ

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入口を入ると、どどーんと鬼ノ城のパネルがありました。
翌日訪れる予定の鬼ノ城。
温羅が造営した古代の山城と言われてます。

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翌日、この鬼ノ城を散策したわけだけど……まじで大変な場所でした。
そして東門のポケGOジムに配置したポケモンは 13 日間帰って来ませんでした。こんなところまで、なかなか誰も散策しないよね。散策なんていうレベルの場所じゃなかったもんな^^;

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たいていは、左上の丸をつけた西門周辺をうろうろするだけなのかも(笑)

1F の展示室では、県内各地で実施した発掘調査の出土品を公開しています。
真っ先に目に飛び込んできたものは、特殊壺と特殊器台!

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岡山に来たら、絶対にこれを見たかったの!!
この特殊器台と特殊壺は、弥生時代後期の終わり頃(約1800年前)の墳丘墓から見つかる土器なの。この特殊器台が、だんだん大きくなっていって、そして文様の少なくなったものがやがて古墳上で使われるようになるんだって。

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この特殊器台が特殊器台形埴輪と呼ばれるようになって、円筒埴輪のルーツになるのだ。埴輪のルーツは吉備に在り。

そして、弥生時代に作られていたこの特殊器台、特殊壺は吉備国独特の形なんだけど、大和の箸墓古墳で見つかったのだよ。これは吉備の祭祀形態が大和に取り入れられていたということ。
箸墓古墳に眠る被葬者は、吉備津彦(彦五十狭芹彦命)のお姉さんと言われる倭迹迹日百襲姫命(モモソヒメ)。
なんか繋がりを感じるでしょう〜(笑)

箸墓古墳が築造される3世紀後半の段階では、吉備と大和の間に同盟関係が結ばれていた可能性がある証拠となってるのだ。初期のヤマト王権は吉備主導の政治・祭祀体制として誕生した可能性が大きくなっているのです。
(そしてやがて吉備を裏切るというわけw)

ちなみにこの特殊壺と特殊器台は出雲でも出土例があって、調査の結果から吉備で作られて運ばれたようです。出雲とも同盟関係があったのかもしれないね。こっちのほうは、吉備が出雲を苛めるようになるんだけど、それはまた別の話なので今回の記事には書きません ^m^ スサノオが絡んでくるw

6世紀後半くらい(まだ古墳時代)の土井遺跡からは、埴輪窯が2基発見されたんだって。こんな感じの埴輪が焼かれて作られていたんだねえ。

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古墳時代後期から飛鳥時代を中心として使われた焼き物の棺、陶棺も展示されていました。

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身の底には円筒形の脚複数が付くのが特徴なんだって。
ほんとだ。脚がたくさんある(笑) こんな形のものを見るのは初めてです。

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遺体を伸展状態で埋葬するために 2m 前後のものが通常なんだけど、火葬骨をおさめるための長さ 1m にも満たないような小型の陶棺も見つかっているんだそうな。ほほ〜。飛鳥時代くらいになると火葬も出てきていたんだっけね。持統天皇は火葬だもんね。

この陶棺は、九州から東北地方にかけて約700点出土してるんだけど、その8割が岡山県なんだそうな。そして岡山県のなかでも美作(みまさか)地方に多いんだって。

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ううう、美作と聞くと……裏歴史好きはウズウズする。
今回は訪れることが出来なかった美作。物部、スサノオ……そっち系の形なんだろうか。妄想しちゃう。次回、美作を訪れることが出来たら、またまた古代史の旅になっちゃうねw

さて、タクシーを待たせてることだし、そろそろ行こう。
パンフレットなどをいろいろ貰って文化財センターをあとにしました。

タクシーに戻って「スマホの電池も無いし、中山茶臼山古墳は諦めます。資料は貰ってきたのでコレで良しとします」と伝えました。

「じゃあ、このあとは吉備津駅でいいのかな」
「はい。お願いします」
「でも吉備津駅だと 1 時間に 1 本しか来ないよ。最終的に何処に行きたいの?」
「岡山駅です」
「それなら同じ JR だけど庭瀬駅のほうがいいよ。あっちなら伯備線もあるから 1時間に 4〜5 本電車が来るんだ。岡山駅までも 2 駅で近いよ」
「そうなんですか。ならそっちでお願いします」
「岡山駅はすぐなんだよ。まあタクシーだと 2〜3,000 円くらいかかっちゃうからね。JR なら数百円だし」
「え? タクシーでそのくらいで岡山駅まで行けるんですか? ならお願いしようかな。待ち合わせ場所なので確実に行っておきたいし」
「え? 岡山駅まで行く?」

土地勘が無いので、距離感がまるで分からないw
庭瀬駅が何処なのかも分からないし、岡山駅がどっちなのかも分からないw
岡山駅まで連れて行ってもらった方が安心かなって思ったのよね。話しやすい運転手さんだったから、2〜3,000 円の距離なら乗っていても苦にならないかなっても思ったのだ。(都内のタクシーの距離感覚だけどw)

そんなわけで、岡山駅までタクシーで行くことに。
でも、このあと会話をしていて違う展開になったのでした。

つづく。


***

カブトムシの New跳馬が旅立ちました。
岡山記事が終わったらきちんと書くけど、なんと 10 月 1 日まで生きてくれましたよー!

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リュカ家に来てから 3 ヶ月 12 日生きてくれました。
10 月まで生きた子は初めて。眠ったまま旅立ったようです。
翌 10 月 2 日の早朝、埋葬してきました。

昨日はブログ活動お休みしてました。
今日は遊びに行きますね!


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旅の仲間(タイトルは指輪物語のパクリw) [ふらり旅・イベント]

吉備津神社の参拝が終わり、ピンチに立っている私です。
スマホの充電が出来なくなっていて、電池残量は 25% 程度。少し時間が経ったので再度モバイルバッテリーに繋いでみたけどダメでした。

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【記事とは関係ないけど、あおを載せてみるw】

情報はスマホに入っているので、それを見ようと思うとさらに電池を使ってしまう。当初の予定では、此処からテクテクと吉備の中山道を歩こうと思っていたけど、そんなことをして万一迷子になってしまったら大変。GPS が無い状態で山の中は危険なので、それは止めよう。しかも今ですら、駅がどっちのほうなのかも分からない(笑)

なにせ地図の読めない方向音痴。スマホの地図で現在地と自分が向いてる方向が表示されないと歩けない私です。それが使えないとなると The END.

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境内を出たところに茶屋があったので、そこで落ち着いて考えるか(お腹も空いてきたし)……と思ってふと見ると、タクシー乗り場を発見。呼び出しの電話番号も書いてあります。
こりゃ、タクシーを頼るか。

2 つのタクシー会社の番号が書いてあって、最初に電話をした方は誰も出ませんでした。よく見るとそれは観光タクシーって書いてあったので、もう 1 社の普通のタクシー会社に電話。今度はすぐに出てくれました。
吉備津神社のタクシー乗り場まで来て貰うことにします。
行き先を聞かれたので「中山茶臼山古墳経由で吉備津駅までお願いしたいです」と伝えると、ちょっと「??」という反応でした。

電話を切り待つこと20分強かなあ。ホントに来てくれるのか正直不安だったよ。
タクシーが来て名前を言うと「お一人ですか?」って聞かれたのでそうだと答えました。
タクシーに乗り込むと、「お客さんが言っていた中山なんちゃら古墳、知らないんですよ」というじゃないですか。

「えーっと、このへんなんですけど」と、電池の切れかかったスマホで Google Map を立ち上げて見せます。
「このへんに古墳なんてあったかなあ」
「近くに岡山県の古代吉備文化財センターがあります」
「あ、そこなら分かるよ」
「じゃあ、まずそっちに行ってもらえますか」

こんな感じでこのタクシーのおじちゃんとのプチ旅(?)が始まりました。



タクシーが走り始めて、境内から見ていた「吉備の中山みち」に入っていきます。
これが結構な斜面の山道なのよ!

「うわ、こんなにきつい上りなんですね」
「この辺は冬になると、たまに路面が凍って滑ったりして危ないんだよ」
「え! 岡山でもそんなに寒くなるんですか?」
「ここはそこまで酷くないけど、もうちょっと山の方だと雪も降るからね。岡山空港の滑走路はさすがに雪が降っても北国と同じように対応できるようにしてるみたいだけどね」
「私、北海道出身なんで、冬の空港の景色分かりますよー」
「そうなんだ。ボクは新婚旅行で北海道に行ったよ。あのとき北海道の土の色が黒くてビックリしたなあ。もうかなり昔の話だけど」
「北海道は水田じゃなくて畑ですもんね。私は岡山に初めて来たんですけど、水田の景色に感動してたところです」

なーんて感じで話が盛り上がり始めました(笑)
しかし……こんな急勾配な山道を、もしもスマホに異常がなければ歩こうとしていたわけなのだ。

吉備津彦神社から吉備津神社までの道がわりと平坦だったので、こんな感じの道なんだろうって思い込んでいたよ。危なかった。。。もしも徒歩だったら途中でバテて、ペットボトルのお茶は無くなって、周りに何も無くて心細かったに違いないよ^^;
考えてみたら中山茶臼山古墳は、吉備中山の山頂付近にあるわけだし。登山と変わらないんだよね。お気楽気分で歩かないで良かった。。。

タクシーは岡山県古代吉備文化財センターに到着。
此処ももともと訪れる計画だった場所なのだ。

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タクシーは此処で待っていてくれるというので、中を見学してくることにします。

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この山の何処かに、吉備津彦の墓と言われている中山茶臼山古墳はあるんだろうな。古墳時代前期(3世紀後半〜4世紀)の前方後円墳。
雰囲気を味わいたかったけど、この時点で古墳に行くことは既に諦めてました。

中山茶臼山古墳に関するホームページはリーディングリストに入れていたけど、それを見て歩けるのは電池が十分ある状態だったらの話だもんね ^^;

方向音痴の私は、電池の残量を心配する状態で山の中に入っていくほどの度胸は無いです(笑)
この文化財センターを見学したあとは、吉備津駅に行ってもらおう。そしてさっさと岡山駅に行って Wi-Fi が繋がる環境で iPad を使って、岡山駅周辺の見所を検索しようって思っていました。


つづく。

※ 帰宅後きちんと調べてみたら、中山茶臼山古墳は車では行けないみたいでした。


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