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トーハクに初詣 [アート]

1月2日は東京国立博物館に行ってきました^^
キティちゃんが人気のようだ(笑)

https://rongo-rongo-o.seesaa.net/article/20250104a.html


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サントリー美術館に行ってきた [アート]

記事はSeesaaブログに書いてます。
儒教の展覧会。
江戸時代の人たちには馴染み深いものだったのね。

https://rongo-rongo.seesaa.net/article/505893840.html


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靖国神社で兵食展を観たよ [アート]

「出掛けてくるのにゃ?」

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バイクをそろそろ動かしておくか〜と、先週の週末は靖国神社方面に行ってみました。
紅葉も期待していたんだけど、そこまでじゃなかったです。

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銀杏の木々もこんな感じ。

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毎年桜の季節に来ることが多い靖国神社。この季節は空いていて空気も気持ちよく、ゆったりした気分になれたよ。

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参拝後、境内をぷらぷらしながら遊就館のほうに歩いていくと、特別展が開かれているみたい。

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【兵食 陸海軍の食事から、英霊に捧げる「神饌」まで】という展覧会で、この日が最終日でした。

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陸海軍の「兵食」の歴史をひも解き、当時のレシピを再現している展覧会。
展覧会場までの廊下には、兵隊さんたちの写真が。

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当時は白黒写真だったものを、カラーに変換して展示されていました。
色が付くと、より生き生きと表情や情景が伝わってくるね。
基地での餅つきの様子、洋食をいただくにあたってのマナー講座の様子などが写された写真も。

展覧会そのものは「食」に関するものなんだけど、写真を見ているとまだまだ子供でしょ!って言いたくなるような子たちが戦地に赴いている。こんな世の中は駄目だよねって思っちゃう。

戦死して神になった人たちへの神饌も紹介されていました。
他の神社では捧げられない煙草やウィスキー、ビールやサイダーなども靖国では神饌になる。そりゃそうだよね、もっともっと嗜みたかったよね、なんて妙に切ない気分になりましたわ。

戦地で正月を迎える兵士たち用に、おせち料理の詰め合わせ缶詰なんていうものもあったよ。
きっとこれを食べながら故郷にいる家族たちに思いを馳せていたんだろうなー。
ほんとに、「どうぞ安らかにお眠りください」と願わずにはいられない展覧会でした。



じつはこの記事は、Seesaa ブログのツールを使って書きました。
SS ブログにコピペして記事 UP です。

Seesaa ブログの使い勝手を知りたくて新規登録をしてブログ開設。
URL は以下の通り。

https://rongo-rongo.seesaa.net

過去 2 ヶ月分の記事をインポートもしてみたんだけど、コメントなどもそのままインポート出来ました。でも、画像は SS ブログにあるサーバーからリンクしてるだけなので、SS ブログが消滅すれば画像は表示されなくなる。

今後提供される移行ツールでは、ちゃんと画像もアップロード出来るようになるんだろうけど、これは SS ブロガーが一斉に作業をしたら、まじでサーバー負荷が凄いんじゃん?って思っちゃうねw

ブログの使い勝手は正直まだ戸惑っているところも多々あるけど、慣れるだろうなっては感じました。ただ、SS ブログのような交流は今後希薄になりそうな作り?
カスタマイズしていけばもっと変わるかもしれないけど、とりあえず開設した感想は「ちょっと寂しいね」です。


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『モネ 睡蓮のとき』を観たよ [アート]

思いがけず時間が取れた 12 日の午前中。せっかくなのでモネ展に行っちゃおう!と思い立ちました。あおも寝てるし^^

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上野の国立西洋美術館で開催中の『モネ 睡蓮のとき』、前売り券を買っていたけど、うみのガンが発覚してしまい全然行けなかったからね。さすがに始まってから一ヶ月以上経ってしまっているので、めっちゃ混雑してる^^;

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今回は〈睡蓮〉連作を中心に、モネ晩年の芸術を紹介する展覧会。
晩年のモネは白内障もすすんで、かなり視力も失われていたんじゃないかな。

会場内は混雑していたけど、個人的にモネの作品は離れたところから観るのが好きなので気にならない(笑)
近くで観ていると良く分からない色の羅列も、離れて観ると景色になる。
私も目は相当悪いので、コンタクトや眼鏡を外すと色彩だけの世界になるから、モネの色彩のなかに見えるぼんやりとした景色に親近感を持ちながら楽しみました。

会場内、撮影 OK のフロアがあったのでパチリ。

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今回は近づいてキャプションなどのチェックは全くしなかったので、なんという作品なのかは分からない(笑)
作品リストによると、マルモッタン・モネ美術館と国立西洋美術館所蔵の〈睡蓮〉の数々だね。

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人が写り込まないように速攻撮ってみた。

晩年のモネが構想した「大装飾画」は、睡蓮の池を描いた巨大なカンヴァスで部屋の壁面を覆うというもの。今回の展覧会は、その制作過程で描かれた〈睡蓮〉の数々がお目見えだったのです。

モネはこの作品を手放すことを嫌がったんだけど、生前に唯一〈睡蓮〉の装飾パネルを手放すことを認めた相手が松方幸次郎。国立西洋美術館のコレクションの基礎を築いた人物です。話としては知っていたけど、今回の展覧会を観て、モネと松方幸次郎の深い交流や信頼を改めて感じたわ。

〈睡蓮〉をこれでもか〜!ってくらい観ることが出来て満足。
晩年の、色調が変わった日本の太鼓橋を描いた風景や、ジヴェルニーの庭、ばらの小道も良かったです。
〈睡蓮、柳の反映〉も、しみじみと眺めたよ〜。

うみの様子も気になるから、常設展示は今回はパスしてランチです。
本当はお弁当を買って帰るつもりだったんだけど、どれもけっこうなお値段で、あまり惹かれるものがない。

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駅構内の T'sたんたん が空いていたので、金ゴマ坦々を食べました。そのとき気になった看板があったので食べ終わってから見に行ったら、駅構内に病院があって「インフルエンザワクチン・予約なしで接種出来ます」って。

「いますぐ打てるんですか?」って聞いたら大丈夫ですっていうのでチクンと打ってきました(笑)
そのときはまだお義父さんは亡くなってなかったんだけど、これから新幹線に乗ったり人と接するかな〜って思っていたから。(普段はマジで人と接することが無いものでねww)

接種から一週間以上経たないと、効果は出ないんだっけ?(笑)
まぁ、告別式のときは効果なしかもしれないけど、これから忘年会なんかもあるから打っていて良かったかな。駅構内にあるのは便利!

記事を書いてる 13 日現在、腕はブワ〜っと赤く腫れて痒い痒い ^^;
生の卵白アレルギー持ちってこともあるのかな。

*****
『モネ 睡蓮のとき』
国立西洋美術館
2024年10月5日 〜 2025年2月11日
https://www.ntv.co.jp/monet2024/






うみちゃん、抗がん剤がじわじわ効いているのか、足の肉腫も肺ガンも少しだけ小さくなってるみたいです。引き続き頑張ろう!


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英一蝶の後期展示を観てきたよ [アート]

あおくんが寝ているあいだに、ちょっと出掛けて来ちゃおう。

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あ、起きてた(笑)

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「うみのことはボクが見ているから、展覧会に行っておいでにゃ〜」と言ってくれたかは謎だけど、サントリー美術館で開催中の『英一蝶』展、後期展示を観てきました。

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前期の展示とだいぶ入れ替えが行われているので、新鮮な気持ちで作品を楽しんだよ〜。

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単眼鏡でまじまじと眺めてニンマリ。
ほんっと綺麗な線だよなぁ〜。

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展覧会の後半ともなると、テレビ番組でいろいろ英一蝶の展覧会は取り上げられていたので、前期展示に来たときよりも知識は付いているのでした。

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英一蝶の生涯や、前期展示の様子はコチラ。
https://rongo-rongo.blog.ss-blog.jp/2024-10-09

一時間ほど展覧会を楽しみましたわ。
ランチはサントリー美術館が入っている東京ミッドタウンの地下で、すき焼き重を食べてきたよ。超ひさしぶりのすき焼きだww

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そのあとはダッシュで帰宅 ^ω^
うみちゃんにお薬を飲ませて、午後はうみちゃんをナデナデしながらまったり過ごしました。


*****
没後 300 年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―
サントリー美術館
2024年9月18日〜11月10日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_4/index.html


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田中一村の後期展示を観てきました [アート]

木曜日、上野公園内の東京都美術館に行ってきました。
田中一村展に再訪なのです。

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9月に観に行ったときの記事は書いているので、此処では田中一村のことは割愛です。
そのときの記事はコレね。

https://rongo-rongo.blog.ss-blog.jp/2024-09-24

平日の 9 時半過ぎ。
土日に比べると空いているんだろうけど、それでもそれなりに人は居ました。入口を入ってすぐに展示されている幼少期の作品はサクっと観て会場の奥に進みましたわ。

うみちゃんのお世話や見守りで夜は殆ど眠れてないんだけど、展覧会場に居るときはしばし 2 ニャンの心配事は忘れて作品を楽しんだよ〜^^

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今は旅行は出来ないから、一村さんの作品で旅に出たつもりになる!

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未完の作品を眺めて、もしも完成していたらどんな色がちりばめられていたのかなーと想像。
再訪出来て良かったな〜。

じつは相方クンも「田中一村展はもう一回観に行きたいな」と言っているので、もしかしたら三度目があるかもしれないけどね(笑)
なにせ 12 月 1 日まで展覧会はやっているからネww

展覧会後は上野駅のラーメン屋さんへ。
このお店、前回食べたときにしょっぱいって思ったんだけど、空いていたからまた入ってみた。

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前回とは違うメニューにしたけど、やっぱり私にはしょっぱいなw
来るのはこれで最後だと思われる ^ω^;


*****
田中一村展 奄美の光 魂の絵画
東京都美術館
2024年9月19日〜12月1日
https://isson2024.exhn.jp

前期展示:9月19日〜10月24日
後期展示:10月25日〜12月1日
https://www.tobikan.jp/media/pdf/2024/issontanaka_notice.pdf


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はにわ展を観て歴女魂がうずうず [アート]

本当は開催初日に行く予定だった、はにわ展。
うみちゃんの CT 検査に行くことになり、その後も病院通いをしていたのでタイミングを逃してました。

うみが押し入れのうみの部屋でスーピー寝ている間に行ってきたよ。
上野の東京国立博物館で開催なので、ささっと行ってこられたわ。

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全国規模でのハニワ展は 50 年ぶりなんだとか。トーハクは常設展示の考古室でけっこうたくさんのハニワを展示してるから、見慣れてるっていえば見慣れてるんだけど、今回は全国各地のハニワも来てくれたよ。

写真撮影も OK なので、多くの人がスマホやカメラで撮影。
なるべく写り込みたくないから、近くでじっくり見ることは出来なかった(笑)

縄文時代の土偶に比べると、古墳時代の埴輪は目的もハッキリしているし、現実のものをモデルにしているので分かりやすい。(一部例外あり)
人物埴輪であれば、職業や階級もなんとなく分かるので馴染みやすいかなって思うね。

埴輪が作られた由来で日本書紀に書かれているのは、人間を殉葬者として生き埋めにしていることをやめて人の形をしたものを作ろうと野見宿禰が進言したとなってるのよね。
でも考古学上で、人の埴輪が誕生するのはもっとあとのこと。そんなわけで、この話は作られたものなのよね。

埴輪の原型はコレですよ、コレ。
岡山で吉備の裏歴史旅をガッツリしたときにも見てきたこの特殊器台 & 特殊壺!

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ヤマト王権は吉備王国の文化を取り入れたんだよねえ。
そして吉備の力をガッツリと奪い取る……久しぶりにいろいろなことに思いを馳せてゾクゾクしたわ。やっぱり古代の裏歴史は楽しいなあ(笑)

ヤマト王権が作った日本書紀(その頃はもう奈良時代だけど)に「吉備王国の習わしをいただきました」なんて書くわけないのだw 後世に発掘されて起源が露呈されるとは思いもしなかったろうな ^ω^

今回の展覧会。目玉は国宝・挂甲の武人埴輪のお仲間が勢揃い! ということ。
古墳大国の群馬県で出土した 5 兄弟(?)埴輪でございます。6 世紀に同一工房で作られたみたいだよ。

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国宝の挂甲の武人埴輪はトーハク所蔵。他 4 体は普段は以下の場所におります。
今回は大集結!

・天理大学附属天理参考館(奈良)
・国立歴史民俗博物館(千葉)
・相川考古館(群馬)
・シアトル美術館(アメリカ)

そして科学分析の結果、制作当時の色を再現したものも展示されているのだ。
こんな色をしていたんだねえ。

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人物埴輪もたくさん展示されていたけど、私が個人的に心を奪われたのは家形埴輪。当時の建物ってことよね。屋根には現在の神社で見る鰹木もしっかりあるよ。

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埴輪は特殊器台のような円筒埴輪が起源。そのあと家形埴輪も比較的早い段階で作られるようになったみたい。古墳主体部の直上で出土することが多いそうな。王の魂が住まう建物としての役割があったと考えられているんだって。他にも悪い魂を閉じ込める、そんな意味も。まさに怨霊を祀る神社と同じ考え???(笑)

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仏教伝来前。神道(かんながらのみち)では拝殿も本殿も無かった。
仏教が伝来して古墳を作る文化は廃れる。寺院が建てられ、塔が建てられ、それを見ていた神道を信じる人たちも建物を作ることにした。そのとき古墳時代の王の住まいの形が自然に浮かんだのかなあ〜なんてボンヤリ考えちゃったわ。

展覧会場には様々な形象埴輪もズラリです。
翼を広げた鳥形埴輪。

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ポケモンに出てくるネイティオに似ていて可愛いww

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古代の展覧会は楽しいな。
最近忙しくて読書が出来ていないけど、またガッツリ歴史書系を読みたいって思いました。

まだまだじっくり展覧会も観たかったけど、うみが心配なので帰ります。
展覧会後のランチもなし。家に帰ってパスタを茹でて食べました。

田中一村の後期展示、モネ展も上野なのでタイミングを見計らって観に行こうと思ってますー。


*****
挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」
東京国立博物館
2024年10月16日〜12月8日
https://haniwa820.exhibit.jp

【巡回】
九州国立博物館 2025年1月21日〜5月11日


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牧進の作品を観てきた [アート]

山種美術館で「福田平八郎×琳派」を観た日。
山種コレクションで牧進の「寒庭聖雪」に惚れて、画家の名前も覚えました^^

で、他でも観られるところはないのかな〜って検索したら、ちょうど日本橋三越本店のアートギャラリーで作品が観られることが分かったのだ。

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https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0559.html

まだ存命の画家だし、日本橋三越なのでねww
きっと売りに出されている作品なんだろうけど、せっかくなので観てきました!

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どれも素晴らしかったし本当に引き込まれます。
値段が付いていない作品も多かったけど、値段が付いている作品は数百万 & 1,500 万超えのものもありました。それも納得だなと思ってしまうくらい本当に素敵な作品。

高級な服や宝飾を身につけたマダムとは違って、私はプチプラ服人間(笑)
誰からも話しかけられることなく作品を満喫してきましたww

もちろん写真撮影は NG だったけど、三越のサイトでデジタルカタログが見られたのでリンクを貼っておきます。興味のある人は見てね。


【デジタルカタログ】
https://my.ebook5.net/mitsukoshi/maki1009/

このカタログの 10 ページ目。No.5 の「雪化粧」という作品が、山種美術館のものに似てます。二曲屏風の下の方に植物と雀を配して、山種の作品は上部に雪の結晶をうっすらと描いていて綺麗だったのよね。

ちなみに No.6 の「良宵」という作品が 1,500 万超えでした。
でもこの作品本当に本当に素敵だった。めちゃめちゃ細かく描かれていてうっとりでしたよ。

牧進サン、現在 88 歳なんだとか。
今後の新作発表展は無理があると思うとコメントがありました。そんなわけで今回が最後の新作個展みたい。

でも、また何処かで作品を観る機会があったら楽しみたいな^^


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サントリー美術館の英一蝶展、良かったです! [アート]

昨日の記事の続きです。山種美術館で「福田平八郎×琳派」を観たあと向かったのはサントリー美術館。会期が始まって少し経ってしまったけど「英一蝶(はなぶさいっちょう)」展に来ました。

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いろんな展覧会で彼の作品はチラホラ観ているけど、回顧展を観るのは初めて。どういう人物なのかも殆ど知りませんでした。

江戸時代、元禄年間(1688〜1704)前後に活躍した絵師。
晩年に「英一蝶」と名乗ったけど、最初は「多賀朝湖(ちょうこ)」と名乗っていたみたい。10代で狩野派に入門してアカデミックな教育を受けたんだって。

この人、5代将軍綱吉のときに三宅島に島流しにあって、47歳〜58歳まで三宅島に居たそうな。その頃は「島一蝶」と名乗っていて、綱吉の死後、許されて江戸に戻ってきて、そこから「英一蝶」と名乗ったそうな。なるほどーw

島流しの理由は生類憐れみの令を揶揄したことと言われたけど、実際は若い頃から吉原に出入りして大名や豪商人たちと交流があったことで幕府に目をつけられたとか?

三宅島での約11年間が絵師として脂の乗った時代だったそうな。
アカデミックな狩野派から飛び出して、風俗画を描き、多彩な絵を描いたんだって。

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画像は無いんだけど、奈良の木辻遊郭を描いた作品があって、これがさすが奈良!って感じでね。遊郭の暖簾をくぐろうとしている鹿が描かれていて笑いましたw
さすが奈良の鹿はひと味違うね!w

こちら↓の作品は後期展示(10/16〜)に登場予定。その頃にまた観に行くつもりです。

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当時、島流しは無期。一蝶は江戸の友人たちが送ってくれる絵具や絹などの画材で、江戸からの注文も受けて描いていたみたい。三宅島や近隣の島の住人からの注文にも応じて絵を描いてたんだって。御蔵島の稲根神社に奉納された絵馬なども展示されていました。島外初公開だって!

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綱吉が死んで生類憐れみの令が廃止されて、大規模な恩赦がおこなわれて江戸に戻ってきたときは夢のような気持ちだったろうなあ。

今回の展覧会の準備中に見つかった初公開作品が「釈迦十六善神図」だそうな。

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個人蔵で、今まで出版物にも載っておらず、存在も知られていなかった作品。これぞお釈迦様のお導きか?
これは 10/14 までの展示なので、興味のある方はお早めに!!
めちゃめちゃ保存状態が良くて、すごくすごく細かくて綺麗。うっとり見入ってしまったよ〜〜。

写真撮影 OK だったのはこちらの舞楽図。

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衣装の模様、描き込み、本当にすごかったなー。

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単眼鏡でガッツリ楽しみました。

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この屏風図の裏には見事な唐獅子が描かれていたのだ。そっちは撮影 NG でございました。

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一蝶は 73 歳で生涯を終えたようです。
多彩な画風で様々な題材を描いた一蝶さん。ガッツリ作品を楽しめました。会期終了まで多分また何回か行きます(笑)


*****
没後 300 年記念 英一蝶
―風流才子、浮き世を写す―
サントリー美術館
2024年9月18日〜11月10日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_4/index.html


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福田平八郎×琳派展に行ってきた [アート]

恵比寿駅から歩く山種美術館。坂を上っていくし日陰があまりないので、猛暑の時期は観たい展覧会があっても躊躇していたのよね。でも秋も来たのでお出掛けしてみたわ。行った日は蒸し暑かったけどw

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現在開催中の展覧会は「福田平八郎×琳派」です。

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没後50年を記念して、平八郎 (1892-1974) の画業をたどる特別展だそうな。福田平八郎の特別展は 12 年ぶりなんだとか。私も知らない画家なんだけど、琳派の作品も観られるというので行ってみることにしたのでした。平八郎は琳派に影響を受けたみたい。

初期の頃は写実的な作品を制作していたけど、昭和に入ると単純な色面と大胆な構図になっていったんだって。

「琳派が好きなものだから、どうかすると装飾の方に走りたがる」
「写生の対象からまず何を1番強く感ずるかと言うと、形や線よりも先に色彩を強く感じる」

本人がそう語っているように、インテリアになりそうな作品だと思わせるようなものがいろいろありました。

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あとはね、鮎が良かったのよ!
釣り好きだったみたいで、だからこそ魚を見る目に愛情を感じたわ。私からすると美味しそうな鮎でした(笑)

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福田平八郎、覚えましたわ!

後半は琳派作品がずらり。俵屋宗達や酒井抱一などなど、お馴染みの絵師作品を楽しめたよ。宗達の作品で馴染みのないものがあるなーって思ったら個人蔵でした。多分初めて観た気がするわ。ありがたい。

別フロアにある山種美術館のコレクションで気に入ったものもありました!!
牧進の「寒庭聖雪」(昭和56)という作品です。

画面のほんとに下の方に雪をのせた百両が描かれていて、そこに雀が8羽。画面の上方背景には雪の結晶がうっすらと描かれていて、めっちゃ綺麗だったの。まだ画像検索でも出てこないかー。リンク先を載せられなくて残念だ。ポストカードが売られるようになったら買うw ご存命の画家さんなのさ

このあとはサントリー美術館にハシゴ予定だったので、恵比寿駅のアトレでお昼を食べることに。すぐに入れそうなお店……とウロウロして、なんとなくサーモン丼に惹かれて入った蕎麦屋さん。

いま記事を書いていて気づいたわ。
サーモンを選んだのは、鮎の作品を観たからに違いないww
脳内が魚モードだったのね。

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ミニサーモン丼&ミニ蕎麦セット。メニューを見ると牡蠣フェアもしていたので、牡蠣フライも単品でもらっちゃった^^

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お腹も膨れて、いざ六本木へ。
サントリー美術館で開催中の「英一蝶」展を観たのでした。

つづく。


*******
福田平八郎×琳派
山種美術館
2024年9月29日〜12月8日
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2024/FukudaHeihachiro.html


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