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ロマン溢れる展覧会『恐竜図鑑』は楽しかった [アート]

おかーちゃんが布団に入ると甘えモードになるうみちゃん。
ナデナデしてほしいみたいだけど、そこには手が届かないよ〜!

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この日は上野の森美術館で開催中の『恐竜図鑑展』に行ってきました。



先に兵庫県立美術館で開催されていて、巡回で東京に来ましたよ〜。
19 世紀の化石発掘を機に、復元図を通して一般に認知されるようになった恐竜。この展覧会では、「パレオアート(古生物美術)」のロマンあふれる恐竜絵画がたくさん来てます。



研究が進んだ現代では、もうこういう姿をしていないって分かっている恐竜たちも、19 世紀のころは(ゴジラのように)直立で立っているのが多いのだ。今見るとどこか可笑しいけど、当時は真剣!^^

恐竜に魅了された人たちの恐竜愛溢れる絵画の数々、面白い展覧会です!



1851年、ロンドン万博博覧会のメイン会場に建造された『水晶宮』。博覧会後にロンドン近郊に移されたんだって。そこに展示されたイグアノドン。ちなみにイグアノドンは、現在はこんな姿で認識されてます。

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【恐竜図鑑より: https://kyouryu.info/iguanodon.php

でもロンドン万博博覧会があった頃は、こんな姿に復元されていたんだね。
もっさりした感じ(笑)



その後、思いっきり立ってしまった時代もあったんだねえw



イギリスの初期の化石採集者、メアリー・アニングが生きていた時代(1799年〜1847年)に考えられていたジュラ紀の海の生き物たち。とってもノスタルジックに思えてしまう^^



この作品は何処かで観たことがあるな〜って思ったら、ギュスターヴ・ドレの作品『魚と鳥の創造』でした。ジョン・ミルトンの『失楽園』の挿絵なんだよね。旧約聖書の創世記に関する話。



こちらはチャールズ・R・ナイトの『ドリプトサウル(飛び跳ねるラエラプス)』という 1897 年の作品。ドリプトサウルスが生き生きと描かれていて楽しそう^^
復元骨格は Wiki に載ってるので興味があればどうぞ。



同じくチャールズ・R・ナイトの『白亜紀ーアルバータ(1931年)』
エドモントサウルスがのっそりのっそり歩いてる感じが妙に人間くさいww



もちろん現在はこの姿では復元されてませんよ^^
Wiki ではこんな感じです。

20世紀、そして21世紀になっても恐竜人気は衰え知らず。
近代の研究に基づくパレオアートは躍動感もすごいことになってました^^

この小さな牙が可愛い子は徳川広和サンの作品。『シノサウロプテリクス(2022年)』
中生代白亜紀前期に生きたとされる恐竜。



恐竜としては初めて羽毛が化石化した状態で発見されたんだよ。可愛くてニマニマしながら眺めちゃったわ^^

恐竜好きには、ロマンに溢れてワクワクが止まらない展覧会だと思うわ!
こういう姿で恐竜は生きていたんだと思っていた時代。発掘された化石を復元し、それを絵に描き留める。新種もどんどん発見されて面白い時代だったろうなって感じました。

もちろん現代はもっともっと技術が進んで、より詳しく恐竜のことが分かってきているから、もしも当時の人が現在考えられている恐竜の姿を知ったらビックリしちゃうね^^
ティラノサウルスに羽毛??? ってww

わたしとしては、かな〜り楽しい展覧会でした。



展覧会後のランチは、上野の森美術館のすぐ近くで。
なにせ札幌から帰ってきた日に満員電車でふくらはぎを負傷してるので、長時間は歩けないのだ^^;



オイスターバーでランチセット♪
牡蠣のバターソテーです。もりもり食べたぞー!


*****
特別展 恐竜図鑑
上野の森美術館
2023年5月31日〜7月22日
会期中無休
https://kyoryu-zukan.jp/


ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女

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  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2022/02/28
  • メディア: 単行本



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