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明治大学博物館の常設には拷問具があるよ [アート]

明治大学博物館の常設展示。
ここには江戸時代・明治初期の刑罰関係の道具や古文書が展示されていて、犯罪がどのように裁かれ、どのように処罰されたのかが分かるようになっています。

石抱拷具と、海老責という縛り方。責め石の重さは約50キロなんだって。
座らされた場所は三角の木材を打ち付けてあるので、そんなところに正座させられたら絶対痛い!

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火あぶりの刑に使われる火罪木。放火犯にだけ適用された同害報復刑。

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こっちは磔の刑。

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獄門首台木。
牢屋で刎ねた首を刑場に運んで、この台の上に乗せて見せしめのために3日間晒したそうな。そうか、ただ台の上に乗せただけだと、風なんかで転がっちゃうかもしれないものね。燭台のように首を刺すところがあるんだ(@_@;;

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鉄の処女。中を覗いたら針がいっぱい。
じつは針は後年付けられたもので、もともとは針は無い構造だったそうな。したがって処刑や拷問の道具ではなく、恥辱刑の道具だったと考えられるようになってるみたい。

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ギロチン台もありましたよ。

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刑事部門を観たあとは、考古部門へ。
土偶に癒される(笑)

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ここには旧石器時代から古墳時代までの出土品が展示されていて、かなり見応えがあるのだ。
岩宿遺跡の出土品も展示。岩宿遺跡なんて、教科書に出てきたよねー。
(大泉洋校長の『試験に出るどうでしょう』では、"群馬くん イワシ食い過ぎ 船頭気分か?" で、覚えたもんですww ちなみに ”群馬県 岩宿遺跡 先土器文化” です

約10,000年前は陸続きだった日本列島。海面上昇によって縄文時代前期までには海上の島になったのです。縄文時代人は森林&海浜両方の環境に適応した狩猟採集漁労民だったのだ。塩作りだってしていたよ。

縄文の貝塚から出てきた魚や動物の骨。これくらいの種類が出てきてるのですよ。
犬を食べていたのかは謎。トーハクで以前開催した縄文展によると、犬はパートナーだったと思われます。

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横浜市にある杉田貝塚層の標本も展示されてました。
びっしりと貝が層になってます。ハマグリを中心として、鹿、猪、クロダイ、かつお、スズキなどの骨が出土してるみたい。かなり多様な食生活だったのが分かるよねえ。そして今とあまり変わらんw

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展示室の最後には『古墳の終焉』として舟塚古墳の埴輪が展示されてました。

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古墳の築造に向けられていた地方豪族たちの力は、やがて寺院の建設へと注がれ、古墳時代が終わっていくんだねえ。

たくさんの展示を観て満足満足。
日曜・祝日は休館なので、働いてる人には利用しづらいけど、機会があったら是非是非。

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【明治大学博物館】
https://www.meiji.ac.jp/museum/index.html


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今日から京都に行ってきます。
明日の24日が親戚の結婚式。京都のホテルでおこなわれます。感染者が増えてきてるけど、結婚式は決行するとのこと^^
ちょうど祇園祭もやってるので、少しでも雰囲気を味わえたらいいな。

ブログは反応出来なくなります。
週明けの月曜日に活動再開です。

コロナ禍生活になった2020年から、泊まりの旅行はしてないので……
果たして 2 ニャンはお留守番が出来るのか!?
心配だ。。。


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