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稲荷山登拝が夢だった [ふらり旅・イベント]

2ヶ月前。花嫁さんになる人から京都で結婚式をすることになったと言われたとき、真っ先に浮かんだのは「祇園祭」でした。
7月の1ヶ月を費やして牛頭天王(スサノオさん)を祀る京都三大祭りの1つ。
この時期の京都は暑いし(笑)、縁がないと思ってたのでちょっと興奮ww

でもね、メインは親戚の結婚式!
相方クンのご両親は名古屋だから当然前泊するよね。そしたら京都で合流したら一緒に行動するだろうし……お義父さんは車椅子だから、祇園祭は諦めだなって思ったのです。

京都駅周辺の観光地を少しだけ楽しむ程度かなあ〜。
それならば! やってみたいことがあったのです!

いつも京都に来ると欲を出してあちこちの神社仏閣に行くから、なかなか出来なかったこと。それは伏見稲荷大社の稲荷山登拝^^
まじでガッツリ登拝するとなると、3時間はかかるもんね。朝一番の新幹線で京都に行って登拝すれば、名古屋の両親が来る頃には京都駅に戻っていられるんじゃないかな。
もし雨だったら登拝は諦めて東寺で仏像を楽しもう。そう思ったのでした^^



伏見稲荷大社を訪れたのは、まだブログを始める前のこと。
札幌の母と二人で京都&奈良の旅をして、京都に住む母の友人と合流。そのとき一緒に伏見稲荷大社を訪れたのが最初で最後。

当然のことながら(?)母と母の友人が居たので稲荷山登拝は出来ませんw
本殿に参拝して、その周りを少しうろうろした程度です。
なのでね、心残りだったの。

だって稲荷大社の本質はあくまでも稲荷山!
稲荷信仰の原点は稲荷山!
いつかちゃんと全部まわりたいなーって思っていたんだけど、ついつい他の神社仏閣巡りが優先されちゃってたのでした (^ω^;

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相方クンに「稲荷山にのぼる!」と宣言をして計画を立て始めます。
伏見稲荷大社のホームページをチェックして、どういうところをまわるのかも確認。
ご祭神は当然ながらウカノミタマの大神さん。本殿の中央にデデーーンと御座します^^

今までは確認してなかった稲荷山も今回はガッツリチェックですよ。
ふむふむ、一の峰、二の峰、三の峰があるのね。ここにそれぞれ神様が祀られてるわけだ。

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一の峰が稲荷山の最高峰(標高233メートル)。
ホームページを見ると『ここを末広大神と崇める信仰がありますが、これは親塚を建てた以前からつづく信仰らしく』と書いてある。
あれ?
ということは、ウカノミタマの大神さんじゃないんだ。稲荷山と言えば五穀豊穣の神、ウカノミタマだと思ったのに。本殿ではちゃんと中央に鎮座してるのに。

家にある本を引っ張り出して確認すると、確かにウカノミタマさんは三の峰に居る扱いになってる。
裏歴史ハンターのアンテナがビビビっと反応しましたよw

稲荷山では三の峰(下社)扱いのウカノミタマさんが、麓の本殿では主祭神になっている。
公式サイトにも、稲荷信仰の原点は稲荷山って書いてるんだから、それを踏まえると主祭神はウカノミタマじゃないことになるよね。こりゃ本殿には隠された神様が居るぞ。

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こうして稲荷信仰のもともとの神様探しが始まったのでした。
ダイエットと同時進行で、いろいろ本を読んで調べてました ^m^

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本殿に祀られている神さまは以下の通り。

・宇迦之御魂神(ウカノミタマ)
・佐田彦大神
・大宮能売大神
・田中大神
・四大神

上から3柱は平安初期から祀られていて、残りの神が明応8年から。
稲荷山はそれ以前から存在していたわけだから、平安初期以前に遡る必要があるわけね。

プロローグ記事が長くなりました。スミマセン。
明日からは訪れた場所の写真を載せつつ神様話になります。完全に趣味の世界に入るので、興味のある人はお付き合いください。

あ、そうだ。
名古屋の相方クンの両親は、前泊せずに結婚式当日に京都に来ることになったので、祇園祭もちょっとだけ見ることが出来たのです。お義父さんが車椅子なので、ホテルに泊まるのは大変だからという理由でした。

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今回はスマホでピっ!と新幹線に乗ったよ。めちゃめちゃ楽だねえ^^
京都駅。お久しぶりですっ!!
デカいスーツケースを持ったまま稲荷山には行けないので、ホテルグランヴィア京都に荷物は預けちゃいました。

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京都タワーも懐かしい^^
あそこのスカイラウンジで飲んだのはいつだ!? と、相方クンと思い出話をしながら、最初の目的地に向かいました。

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つづく。


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