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『明治美術狂想曲』で目の保養 [アート]

11日は、東京駅からテクテク歩いて静嘉堂文庫美術館に行ってきました。
現在開催中の展覧会は『明治美術狂想曲』です。

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明治時代は「美術」が産声をあげた時代。
博覧会が開催、そして美術館が設置された時代。
日本が西洋化する一方で、廃仏毀釈で仏像なんかも破壊されちゃったけど、それでも古来の日本美術も再評価されて保護されるようになった激動の時代。

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この展覧会では、現代の「美術」につながる諸制度・文化が生まれた明治時代を立脚点として、静嘉堂のコレクションをお披露目するというものでした。

岩﨑彌之助と小彌太の父子が集めたお宝、今回も楽しみます。
もちろん国宝の曜変天目(稲葉天目)も出品されてましたよー^^

この間、明治時代のトーハクが舞台の本を読んだばかりで
そこには河鍋暁斎の娘も登場していたからね〜。河鍋暁斎の作品が観られて嬉しい♪

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月岡芳年の浮世絵も楽しみ、柴田是真の漆芸を観て惚れ惚れする。
博覧会に出品された作品なんかは、岩﨑彌之助が資金援助していたんだねー。

橋本雅邦「龍虎図屛風」は近代絵画で初めて重要文化財に指定されたものなんだって。
躍動感が半端なかった!

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うーん、後期展示も観たくなっちゃうな。
でも 1,500 円で、展示数のわりにはちょっとお高めなのよねえ(笑)
悩ましいわww

美術館中央のロビー&休憩スペース(ホワイエ)に展示されている作品は撮影OKなのでパチリしてきた。

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海野勝珉(しょうみん)の天燈鬼・鉄鉢鬼・龍燈鬼です。明治34 (1901) 年の作品。
どの子もカッコイイ!でも肩に龍が乗ってるの良いなあ〜^^

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奈良の興福寺・西金堂に安置されていた「木造 天燈鬼・龍燈鬼立像」を縮小した青銅製の置物だそうな。中央の鉄鉢鬼は海野のオリジナルなんだって^^
だから他よりもユーモラスなお顔だったのね。

いいものをじっくり愛でると心が豊かになるわ。
このあとは明治生命館の一般公開を観ていこう〜って思ったら……この日は電気設備定期点検で休みだった(笑)
火曜日は点検日! 覚えておきますっ

地下の中華屋さんでダールー麺(卵入りあんかけ麺)を食べて帰宅です。

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明治美術狂想曲
静嘉堂文庫美術館
前期展示:2023年4月8日〜5月7日
後期展示:2023年5月10日〜6月4日
https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/


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