SSブログ

トーハクの展示品アレコレと、うみちゃんの花見? [アート]

昨日の記事の続きです。
西洋美術館を出たあとは、一度上野駅方面に。六厘舎でお昼ご飯!

C86EB.jpg

満足したあとは、再び上野公園に戻ります。今度はトーハクに行くよお。
お昼頃になると予報通り雨が降り出してました。

IMG_4340.jpeg

傘をさしているのはおそらく日本人。
傘をささずに桜の下でカメラ撮影していたのは外国人でした(笑)

IMG_4341.jpeg

3月9日にトーハクの『東福寺展』に来たときは、満足しすぎて常設展の 2F を観ることを忘れて帰って来ちゃった(笑)

そんなわけで、今回は年間パスポート(友の会)を利用して常設展示だけ楽しむのだ。
この日、館内は見事なくらい欧米人で溢れてました。

私が知る中で、ここまで多いのは初めてじゃないかな。トーハクの隣にある寛永寺前には、大きなスーツケースがずらりと並んでいたので、ツアー客だったのかもしれない。

そして非常に紳士的な人が多かったわー。
「自己中オレ様あお」には無い振る舞いでしたww

さてさて、今回の焼き物で気に入ったのがコチラ。
1700年代の赤楽茶碗。珊瑚のような色で綺麗だったわ〜。30歳で世を去った得入(とくにゅう)という人の作品だそうな。

IMG_4348.jpeg

酒井抱一の「扇面雑画 早蕨」
わらびのお浸しをつまみに、日本酒が飲みたくなった。にゃははw

IMG_4355.jpeg

本館 14 室では「ニール号引き揚げ品—ウィーン万博をめぐる日欧の工芸文化交流—」という特集が組まれてました。

日本が初めて公式参加したウィーン万国博覧会。
明治政府が日本各地から選りすぐりの作品を集めて参加したんだよね。
ところが、その帰り。
フランスの郵船ニール号が伊豆沖で大嵐に遭って沈没。現地で集めた品々や、諸家から借り受けた名宝の多くが失われたんだよね。

その後引き揚げ事業がおこなわれて、西洋美術館に引き継がれた作品が展示されていたよ。乾山の「銹絵葡萄図角皿」も海水によって変色して黒ずんでしまっているのが良く分かる。

IMG_4369.jpeg

そういえば、北条政子が鶴岡八幡宮に奉納したと伝えられている 「籬(まがき)菊螺鈿蒔絵手箱」 も、ニール号の沈没で海に沈んでしまったんだよね。絵画資料などをもとに再現された作品は、サントリー美術館の展覧会で観たわ。

一方で、漆製品だった「吉野山蒔絵見台」は健全な状態を保っていて、漆の耐久性が証明されたり、いろんなドラマがある。



外国人の方々がパチパチ写真を撮っていたのたコチラ。
仁阿弥道八の「三彩狸置物」です。19世紀江戸時代の作品。

IMG_4375.jpeg

なかなかユーモラスだもんねw
狸は僧侶に化けるのが得意らしいよ。ちなみに狐は女性に化けるのが得意。
これは「来つ寝」につながる話になって、またまた裏歴史モードになっちゃうので割愛ww

あれこれ館内を観て回って満足。
帰りの電車に乗ったときに、庭園のしだれ桜を観るのを忘れたことに気づきましたorz...
雨だったから庭園に行くことをスッカリ忘れていたよ。。。

しだれ桜は来春に楽しみますかネ^^;


*** おまけ ***

GUCCI とヒグチユウコさんのコラボ。
ARフォトフレームが楽しめたので、うみちゃんでパチリ。

うみは花より団子(カリカリ)なのにゃ。

FB29A3A.jpg

ぺろりんした舌に桜の花びらが^^
可愛いねえww

27ECCE.jpg

3月31日まで『Gucci Hanami』の特設サイトで ARフォトフレームを楽しむことが出来ます。
気になる方は以下のリンクを見てね。
https://www.elle.com/jp/fashion/a43170679/guccihanami-230303/

ARフォトフレームサイトはコチラ
https://guccihanami.gucci.com/


nice!(74)  コメント(34) 
共通テーマ:アート