SSブログ

出光美術館:江戸絵画の華の第二部に行ってきた [アート]

『江戸絵画の華』展の第二部が始まったので、出光美術館に行ってきました。

第一部は伊藤若冲を楽しみましたが、今回は『京都画壇と江戸琳派』ということで、円山応挙やそのお弟子さんたち、それから江戸琳派の酒井抱一 & 鈴木其一とそのお弟子さんの作品を楽しむよ。

edo.jpg

円山応挙は江戸時代中期〜後期に活躍した絵師です。
幽霊画で足の無い幽霊を描き始めたのはこの人(笑)

写生にもとづいた画風によって日本絵画の歴史に革命を起こした人でもあるんだけど、可愛いワンちゃんの絵なんかもあるのよね^^
風景画はとても緻密ながらも、余白の美もあって引き込まれる。

虎さんは、なかなか凜々しいんだよ。ポストカードをパチリです。

IMG_3494.jpeg

実物を是非観てほしいくらい、本当に毛の一本一本まで細かく描いていて溜息ものよ!

IMG_3482.jpeg

むにゃ毛から足にかけてはこんな感じ。
毛もあちこちを向いていて、その細かさに唸る!

IMG_3483.jpeg

このフロアにはいろいろな絵師が描いた虎図が展示されてました。
岸駒の描いた『双虎図』は、虎の顔がホントに虎っぽくてビックリでした。この当時、日本に虎は居ないのでモデルは猫(笑)
そんななか、ここまでリアルな虎の顔が描けるのは凄いなって思ったら、どうやら虎の頭蓋骨を手に入れて、そこに毛皮をかぶせて描いたんだって。そりゃすごい!

山口素絢の『美人狗児図』は、ワンコが着物の裾にじゃれついて、着物がはだけている女性を描いた作品。この写真はロビーにあったパネルをパチリしたので構図は変だけど気にしないでね(笑)

IMG_3481.jpeg

女性の「もぅ、しょうがないわねー。いたずらっこ!」なんてワンコに言っていそうな、それでいて色気がある表情が素敵でしたわ。

さてさて、お次は江戸琳派。
酒井抱一の『十二か月花鳥図』が展示されてます。この作品はもともと出光美術館が持っていたよね? って思ったら、別の『十二か月花鳥図』を今回プライスコレクションから購入したみたい。
というわけで、展示されていたのは新所蔵品の『十二か月花鳥図』でした^^
たらしこみ技法で描かれた幹や石にうっとり♪

鈴木其一の作品で今回印象に残ったのは『月下時鳥図』かな。
鳥が何の鳥なのかは分からなかったんだけど、月夜の中黒い雲から出てきたような構図の一羽の鳥。目がぎょろりと大きくて、どっちかというと怖い印象。不穏な世界からやってきたのか、この世を不穏にするのか、そんな印象があって惹かれたわww
(鬼滅の刃で、なんとかカラスが鬼殺隊員に伝令しに来たようにも見えたw)

お気に入りの1枚はポストカードを買ってきました。
鈴木其一の『狐の嫁入り図』

IMG_3493.jpeg

とても幻想的で、霧の中を歩いていたらふらりとこんな世界に入り込んじゃいそう〜って思える作品。全体を観たり、単眼鏡で細かいところを観たりして楽しみました^^

第一部の伊藤若冲作品のインパクトには負けちゃうけど、第二部もかなり素敵な展覧会だったわ!
今回出光美術館のものになったこれらの作品。これからは何度も観る機会が出来るだろうし、全国の美術館に貸し出してほしいな〜って思いました♪

展覧会後は一風堂の「白丸元味」の野菜ラーメン。

IMG_3487.jpeg

ホントは地上を歩いてお店を探そうと思ったんだけど、花粉が酷くて無理!
地下に潜り込んで見つけたお店に入りました。

地下街を通って東京駅方面に向かったら…… KITTE に阿吽が入ってる〜〜!
ぎゃ〜!こっちを食べれば良かった〜!

IMG_3488.jpeg

来週は三菱一号館美術館で展覧会を観るので、そのときは阿吽の担担麵を食べようと決めました(笑)

****
江戸絵画の華
〈第1部〉若冲と江戸絵画 2023年1月7日〜2月12日
〈第2部〉京都画壇と江戸琳派 2023年2月21日〜3月26日
出光美術館
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

****

昨日は歯のインプラントかブリッジか、いろいろなコメントありがとうございました。
相方クンもお礼を言っておりました。
もう少し考えてみるそうです^^


nice!(78)  コメント(36) 
共通テーマ:アート