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トーハク:コレクションの探求 はにわ展から50年 [アート]

昨日の記事の続きです。
トーハクでの特別展、東福寺展を観たあとはランチタイム。東洋館のレストランで食べた海鮮丼。

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食後はまた平成館に戻ります。
企画展示室で『創立150年記念特集 コレクションの探求 はにわ展から50年』という企画展示があったのだ。

1973 年に『はにわ展』が開催されて 50 年。
この 50 年で、はにわに関する調査研究は格段に進んだみたい。埴輪というと考古学ってイメージだけど、最近は美術史の観点からも高い評価を得ているんだね。分かる気がする!

猪形埴輪。
地名表記を改めて、犬の埴輪とセットになって展示されていました。

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隣に展示されていた犬形埴輪。

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見比べると、猪は確かに鼻が上を向いてる。
そして犬は口に……おお、舌が出ているじゃない!(笑)
芸が細かいぞ、埴輪を作った6世紀の職人さん!! 確かにワンコは舌出すもんね^^

それから猪の尻尾はこんな感じ。

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一方、犬の埴輪の尻尾はクルリンと巻き尾。

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縄文時代の頃の犬は尻尾が巻いてなかったんだけど、人間に飼い慣らされるようになって巻き尾になったって聞いたことがあるよ。(日本犬の場合です)
古墳時代は既に丸まってるんだね。人間とスッカリ仲良しだったのか!^^

この埴輪を観ていて思ったこと。犬と猫の祖先はもともと同じで「ミアキス」っていう生き物。
森林で生きたミアキスは猫に、草原に移動したミアキスは犬になったのよね。西表島に居る山猫は別として、本土にもともと猫は居なかったでしょ。でも犬はこんな昔から居たのね。なんで本土に猫は居なかったのかなーって疑問に思っちゃった。生息しづらい環境だったんだろうか? 日本本土にも森林はいっぱいあるのにね。

猫科の生き物にとって、大陸続きだった頃に日本(その頃は日本列島じゃないけどw)に移動するのは無理があったのかな?
考えてみれば平原(and 雪原)移動ってイメージだもんなww



日本画コーナーでは下村観山の「春雨」が展示されてました。
顔が隠れてるところがポイント高い!^^
美人さんに見えますよ(笑)

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小林永濯の「美人愛猫」
うーん、正直美人には見えないww 個人的見解です。
人間の顔を隠して猫の顔が出ていたら良かったか?(笑)

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でもとっても微笑ましい作品でパチリしてきちゃった♪

この日は東福寺展で張り切りすぎたので、本館2Fの作品を観てくることを忘れちゃったよw
まあ、年パスがあるのでまた遊びに行きます^^


*** おまけ ***

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上野公園で見つけた紫色の実。
なんの実なのかなー。可愛かったよ^^


※ 本日、科博の恐竜博に出掛けるのでブログ活動はお休みします^^


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