面白かった東福寺展。虎関サンに惚れた。 [アート]
3月9日は、トーハクで開催されている『東福寺展』へ。
今回の展覧会は予約制じゃないです。
9時半に入りました。混雑してなくてゆったり鑑賞できましたわ^^
京都の東福寺、まだ訪れたことはないのです。
行きたいお寺リストには入っているんだけど、まだ縁がなかったので今回でご縁が結ばれたかな?
ちょうど行った日は、入場時に「五百羅漢図」のホログラムステッカーがもらえたよ。ラッキー^^
さてさて、東福寺。
日本から中国に渡って禅を学んだ「円爾(えんに)」さんが創建した禅寺。
東福寺の名前は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて一字ずつとったことに由来するそうな。
肖像画は晩年の姿が多いけど、若い頃のもあって、私の勝手なイメージは「若い頃の小林薫」だったw
今回の展覧会では、応仁の乱による戦火を免がれた貴重なお宝がどどーんと展示されてます。
東福寺の歴史も分かるし、修理後初公開となる「五百羅漢図」を楽しむことが出来るよ。
撮影 OK コーナーは、秋の紅葉シーズンの通天橋。
こんな風景なんだねえ^^
それから東福寺の旧本尊の一部が写真撮影 OK でした。
鎌倉時代の釈迦如来坐像。7.5m の高さがあったみたい。明治14年の火災で焼失してしまったんだって。手の大きさ、人が写り込むように撮ったので巨大だったことが分かるかな?
今回の展覧会で惚れた人物が二人居ます。
一人は、東福寺を創建した円爾さんの孫弟子にあたる「虎関師錬(こかん しれん)」さん。
肖像画があったんだけど、なかなかスッキリ顔の知的なお方♪♪
漢詩文や書にも優れた当代きっての学僧だったみたい。
そんな彼が書いたコチラの作品が私の心を鷲づかみよ!
ポストカードとスタンプを買ってきちゃったww
解説には、『これは何かと問いかけているようだ。文字や絵か、座した虎か怪物か、はたまた座禅する虎関自身の肖像か』と書かれています。
みなさんは何に見えますか?
私はね、今週恐竜博に行くので、恐竜の頭(しかも骨)に見えちゃった(笑)
恐竜の頭と猿の体と虎の尻尾を持った新種!ww
*
そして、惚れた人物二人目は「五百羅漢図」を描いた伝説の絵仏師「吉山明兆(みんちょう)」さん!
東福寺を拠点に活躍した絵仏師なんだって。
全然知らない人だったけど、江戸時代までは雪舟と並び称される人物だったそうな。
涅槃図に初めて猫を描いた人って言われてるみたいだけど、実際は違うらしいw
ポストカードを買ってきたのでパチリ。(この作品自体は明兆さん筆では無いよ)
猫を観ながら涅槃図に描き込んでいる明兆が居ます^^
明兆の描く作品は、筆遣いに優美さも感じて引き込まれました。
ダイナミックに描かれた作品もたくさんあったよ。
そしてなんと言っても素晴らしかったのが、明兆さんの描いた「五百羅漢図」です。
羅漢さんたちが地獄巡り(?)をしている作品もめちゃめちゃ楽しかったです。
その作品の横に、漫画による解説が付いてるものがあったんだけど、それを読むとどういう場面を描いたものなのかが分かって面白かったな。
水墨と極彩色の世界に引き込まれました。
修復(なんと14年の歳月!)後の初公開。ホントに綺麗だったよー。
この「五百羅漢図」は、東福寺に45幅、東京の根津美術館に2幅が現存してるんだって。
仏像ももちろんいろいろ来ておりました。
運慶派の人が作った像はすぐに分かるねw
釈迦のお弟子さんの迦葉・阿難像。迦葉はお爺ちゃん姿で、阿難は若々しい姿。
阿難の爪が伸びていて、かなり細かいところまで彫り込んでるなぁ〜って感心しちゃいました。羅漢図でもみんな爪はけっこう伸びてるんだよね。
見応えのある展覧会。
一巡した時点ですでに2時間経過してました (笑)
そのあと気に入った作品のところに戻って堪能したので、かなりの時間楽しんじゃったw
お昼を敷地内で食べてから、今度は常設展を楽しんで
それから上野公園でちょっとだけポケ活^^
9日時点のソメイヨシノはこんな感じ。
まだ咲いてなかったわ^^
明日は常設展の写真をいくつか UP します。
*****
特別展『東福寺』
東京国立博物館
2023年3月7日〜5月7日
https://tofukuji2023.jp/index.html
【巡回】
京都国立博物館
2023年10月7日〜12月3日
今回の展覧会は予約制じゃないです。
9時半に入りました。混雑してなくてゆったり鑑賞できましたわ^^
京都の東福寺、まだ訪れたことはないのです。
行きたいお寺リストには入っているんだけど、まだ縁がなかったので今回でご縁が結ばれたかな?
ちょうど行った日は、入場時に「五百羅漢図」のホログラムステッカーがもらえたよ。ラッキー^^
さてさて、東福寺。
日本から中国に渡って禅を学んだ「円爾(えんに)」さんが創建した禅寺。
東福寺の名前は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて一字ずつとったことに由来するそうな。
肖像画は晩年の姿が多いけど、若い頃のもあって、私の勝手なイメージは「若い頃の小林薫」だったw
今回の展覧会では、応仁の乱による戦火を免がれた貴重なお宝がどどーんと展示されてます。
東福寺の歴史も分かるし、修理後初公開となる「五百羅漢図」を楽しむことが出来るよ。
撮影 OK コーナーは、秋の紅葉シーズンの通天橋。
こんな風景なんだねえ^^
それから東福寺の旧本尊の一部が写真撮影 OK でした。
鎌倉時代の釈迦如来坐像。7.5m の高さがあったみたい。明治14年の火災で焼失してしまったんだって。手の大きさ、人が写り込むように撮ったので巨大だったことが分かるかな?
今回の展覧会で惚れた人物が二人居ます。
一人は、東福寺を創建した円爾さんの孫弟子にあたる「虎関師錬(こかん しれん)」さん。
肖像画があったんだけど、なかなかスッキリ顔の知的なお方♪♪
漢詩文や書にも優れた当代きっての学僧だったみたい。
そんな彼が書いたコチラの作品が私の心を鷲づかみよ!
ポストカードとスタンプを買ってきちゃったww
解説には、『これは何かと問いかけているようだ。文字や絵か、座した虎か怪物か、はたまた座禅する虎関自身の肖像か』と書かれています。
みなさんは何に見えますか?
私はね、今週恐竜博に行くので、恐竜の頭(しかも骨)に見えちゃった(笑)
恐竜の頭と猿の体と虎の尻尾を持った新種!ww
*
そして、惚れた人物二人目は「五百羅漢図」を描いた伝説の絵仏師「吉山明兆(みんちょう)」さん!
東福寺を拠点に活躍した絵仏師なんだって。
全然知らない人だったけど、江戸時代までは雪舟と並び称される人物だったそうな。
涅槃図に初めて猫を描いた人って言われてるみたいだけど、実際は違うらしいw
ポストカードを買ってきたのでパチリ。(この作品自体は明兆さん筆では無いよ)
猫を観ながら涅槃図に描き込んでいる明兆が居ます^^
明兆の描く作品は、筆遣いに優美さも感じて引き込まれました。
ダイナミックに描かれた作品もたくさんあったよ。
そしてなんと言っても素晴らしかったのが、明兆さんの描いた「五百羅漢図」です。
羅漢さんたちが地獄巡り(?)をしている作品もめちゃめちゃ楽しかったです。
その作品の横に、漫画による解説が付いてるものがあったんだけど、それを読むとどういう場面を描いたものなのかが分かって面白かったな。
水墨と極彩色の世界に引き込まれました。
修復(なんと14年の歳月!)後の初公開。ホントに綺麗だったよー。
この「五百羅漢図」は、東福寺に45幅、東京の根津美術館に2幅が現存してるんだって。
仏像ももちろんいろいろ来ておりました。
運慶派の人が作った像はすぐに分かるねw
釈迦のお弟子さんの迦葉・阿難像。迦葉はお爺ちゃん姿で、阿難は若々しい姿。
阿難の爪が伸びていて、かなり細かいところまで彫り込んでるなぁ〜って感心しちゃいました。羅漢図でもみんな爪はけっこう伸びてるんだよね。
見応えのある展覧会。
一巡した時点ですでに2時間経過してました (笑)
そのあと気に入った作品のところに戻って堪能したので、かなりの時間楽しんじゃったw
お昼を敷地内で食べてから、今度は常設展を楽しんで
それから上野公園でちょっとだけポケ活^^
9日時点のソメイヨシノはこんな感じ。
まだ咲いてなかったわ^^
明日は常設展の写真をいくつか UP します。
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特別展『東福寺』
東京国立博物館
2023年3月7日〜5月7日
https://tofukuji2023.jp/index.html
【巡回】
京都国立博物館
2023年10月7日〜12月3日