SSブログ

皇室のみやび ー受け継ぐ美ー を観てきたよ [アート]

この日は皇居、大手門にやってきました。

IMG_4159.JPG

手荷物検査を受けて門をくぐりますよー。
外国人観光客がめちゃめちゃ多かったです。でも私の目的はコチラ。

IMG_4161.JPG

皇居三の丸尚蔵館で開催中の『皇室のみやび 〜受け継ぐ美』を観に来たのです^^

IMG_4231.JPG

この展覧会は去年の 11 月から今年の 6 月 23 日まで開催。
第一期から第四期に分けられて多種多彩な収蔵品を展示してるのだ。今回は第三期「近世の御所を飾った品々」がテーマです。

この皇居三の丸尚蔵館は開館 30 年。収蔵品の増加などで施設拡充の新館建設をしているの。
その一部が完成したのでそこで展覧会を開催してるのです。訪れた日もその隣ではまだまだ建物を建設中でした^^

昭和天皇まで代々皇室に受け継がれてきた品々。
遡れば聖武天皇、宇多法皇、鳥羽法皇、後白河法皇などなど歴代の天皇による貴重なコレクション。それが現代にもちゃんと継承されてるんだからすごい。
教科書に名を連ねる天皇たちの時代のものを実際に観ることが出来ちゃうんだから♪

館内は殆どの作品が撮影 OK でした。
気に入ったものをパチリしてきたよー。

こちらは室町時代の箏(そう)。
箏はウコンで染めた 13 本の絹糸を絃とした楽器。螺鈿の装飾が美しくてうっとりです。

IMG_4166.JPG

京都御所伝来の菊花散蒔絵十種香箱。この写真は箱の中に入っていた香包だよ。
ガラス越しだから香りはしなかったけど、もしかしたらこの袋から良い香りがしてるのかもーってガン見してきたわ。江戸時代のものです。

IMG_4175.JPG

こちらも同じく江戸時代の鏡を置く台座。梨子地螺鈿蒔絵八稜鏡・台です。

IMG_4177.JPG

京都御所清涼殿における儀式の場を飾ったものと考えられているそうな。本当に美しい螺鈿なの。まるで蝶が生きているかのように輝いていたわ^^

八条宮智仁親王を祖とする桂宮家伝来の源氏物語図屏風。狩野永徳作と言われている桃山時代の作品。
現在は屏風になっているけど、もともとは襖絵だったと考えられているんだって。

IMG_4186.JPG

保存状態が本当に良くて、雅な世界を満喫出来たよ。今回の大河ドラマは紫式部だしww
藤原公任や藤原行成など、大河ドラマに出てきている人物たちの名前がお目見えする雲紙本和漢朗詠集(平安時代)。

IMG_4191.JPG

美しい字。かな文字も流れるような美しさだけど、流れているが故に読めない(笑)

IMG_4192.JPG

こちらは国宝の更級日記。鎌倉時代に藤原定家が書写したものなんだって。
奥書に、定家が持っていたものを紛失したので再度書写したと書かれているそうな(笑)

IMG_4190.JPG

もともと更級日記は菅原孝標女(たかすえのむすめ)の回想録。この冊子は本文を伝える最古写本でとても貴重なものなんだって。

このほかにも絵巻や壺などを楽しんで鑑賞してきたわ^^
第四期は 5 月 21 日から。狩野永徳の唐獅子図屏風や、酒井抱一の花鳥十二ヶ月図、伊藤若冲の動植綵絵の一部も登場だから楽しみだ。


*****
皇室のみやび ー受け継ぐ美ー
第三期 近世の御所を飾った品々
皇居三の丸尚蔵館
2024 年 3 月 12 日 〜 5 月 12 日
https://pr-shozokan.nich.go.jp/miyabi/


nice!(64)  コメント(36) 
共通テーマ:アート