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炭鉱絵師 山本作兵衛展 [アート]

東京タワーに上ったとき、展覧会にも行きました。
東京タワー1階特設会場で5/6まで開催中の世界記憶遺産の炭鉱絵師 山本作兵衛展です。

図録買っちゃいました

2011年5月に国内第1号としてユネスコ ( 国連教育・科学・文化機関 ) の世界記憶遺産に登録された福岡県出身の絵師、山本作兵衛の絵画や日記が展示されています。

世界記憶遺産に登録されているのは、アンネの日記やベートーベン交響曲第九番の自筆譜、
グリム童話原稿などなど。そんな超有名なものたちの仲間入りをしたのが、この山本作兵衛の作品 ( 登録は日本初! ) だというので、観てみたくなったのです。

山本作兵衛は幼い頃から炭坑内の仕事を手伝い始め、以降50年以上にわたって筑豊炭田で働いた人物。

すごく上手でしたよ~

本来は自分の孫たちに、ヤマ(炭坑)の生活やヤマの作業や人情を書き残しておこうと思い立って絵筆をとったんだそうな。

どんな感じだったのかが伝わります

ものすごく丁寧に説明書きを加えながら描かれていて、わかり易かったです。
これは確かに廃れてしまった炭坑の様子を知ることができる貴重な資料だと思いました。

当時の日本について記述した文書は、政府や企業等の公式文書によるものがほとんど。こんな風に炭坑の最前線で働いていた人間が実際に体験した出来事を記述、描写した記録は公的記録では読み取ることができない当時の生々しさや臨場感があるということで、登録に至ったんだそうです。

時間があまりなくて、ささーーっとしか見ることができなかったのが残念ですが、図録を買ったのでじっくり観てみようと思います。

面白い展覧会でしたよ!

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世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展
2013年3月16日(土)~5月6日(月・振休)  会期中無休
東京タワー1階 特設会場
10:00~18:00(最終入場17:30)
http://www.tokyotower.co.jp/55/index_05.html

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