SSブログ

大神社展は凄かった! [アート]

4月9日から国立博物館で開催中の『国宝 大神社展』を観てきました。

もちろん買います、図録!

自然の中に人知を越えたものを感じ、山、岩、木などに神を見出し、畏れ敬ってきた日本人。
やがて神々を祀る神社が建てられて、神宝や神像などが作られるようになります。

伊勢神宮の第62回式年遷宮を機に、神社本庁と日本全国の神社の全面的な協力を得て開催されている展覧会。なのでかなりのお宝が登場してますヨ(笑)

個人的には 「パワースポット」 という言葉は軽い感じがして好きじゃないのですが、やはり神社などがある場所は昔から何らかの「気」を感じる神聖な場所なんだと思います。そこにおさめられている神宝の力も凄いと思うのよ。展示品を観ていて、何度もゾクゾクしました。

国宝の数々に圧倒され、清盛自筆の平家納経や日本書紀の神代上(巻第一) などに引き込まれまくりです。国宝の七支刀!これはやっぱり凄かった~~。古墳時代、百済王から倭王に贈られたと言われる鉄剣。日本書紀に書かれていた ( 正確には、七枝刀に関する記述 ) モノが目の前にあるということに感動しました。

ほんっとに歴史と、「気」を感じます展示期間5/6まで

この七支刀や鹿島神宮の「直刀・黒漆平文太刀 (くろうるしひょうもんのたち) 」、それから、春日大社の御神体の鏡を背中に背負った鹿の像、「春日神鹿御正体 (かすがしんろくみしょうたい)」 を観るだけでも、展覧会に来た価値があるなーって思いました^^

面白かったのはこの舞楽面。頭にガーゴイルを乗せてるよ!って思っちゃったw

可愛いでしょ?

第二会場はほぼ神像です!
仏像は見慣れているけど、神像はあまり見たことがないので新鮮でした。あまりにも「人間人間」していて、日本の神様はこんな感じなんだ~と、若干拍子抜けしたところもありました(笑)

神様のオンパレード!

そんななか、「お!この神様はなんだか威厳がある!」って思ったのがコチラ。

さすが怨霊!!!(笑)

どなた様?って思ってキャプションを見ると、菅原道真公でした。天神様でしたかー!
この像の前で「もっともっと知恵を授けてください」ってお願いしつつ、この恐い表情を見ていたら、「まずはもっと努力しろ!」と怒られてる気分になりましたww

熊野速玉大社蔵の、家津美御子大神坐像もなかなか良かったです。ちなみにこの神様は本地垂迹では、阿弥陀如来さまになります。

気づけば 2 時間くらい会場をウロウロ。
面白い展覧会でした。

お土産にポケットティッシュケースと、お線香を買ってきました。

ゆず、喜んでくれたかな?

お線香は白檀とフローラルの香り。さっそく家に帰って、ゆずの仏壇にお線香。
神社のお線香だけどいいよね♪ 我が家も神仏混淆です(笑)

--------------------
「国宝 大神社展」
2013年4月9日(火) ~ 2013年6月2日(日)
東京国立博物館 平成館

※会期中、展示替有り。
前期:4月9日(火)~5月6日(月・祝)
後期:5月8日(水)~6月2日(日)
--------------------
九州国立博物館にも巡回しますよ~!

nice!(21)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート