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貴婦人と一角獣展に行きました [アート]

今日は、国立新美術館で開催中の 『貴婦人と一角獣展』 を観に行きました。
フランス国立クリュニー中世美術館の至宝、1500年頃に制作された 6 面連作タペストリーが
初来日なんです。過去に一度しかフランス国外へ出たことがない作品なんですよ。

うふw 楽しみ!

前売りは早期ペア券を買っていました。
kuwachan と半分こ(笑)
kuwachan は本場で観てきたばかりだったけど、日本での解説も読みたいと言ってくれたのでペア券にしたのでした。観に行くのはそれぞれ別の日になりますが f(^皿^;

このタペストリーは、触覚・味覚・嗅覚・聴覚・視覚という人間の五感を 5 枚のタペストリーで表していて、残りの一枚が「我が唯一の望み」になっています。

図録です~

私が高校生の頃かな?雑誌にこのタペストリーが掲載されていて、当時は一角獣が好きだったので、その切り抜きを部屋に飾ってました。まさか本物が観られるとは!(^^)

この「我が唯一の望み」が何を意味するかは未だに謎なんだそうで、「愛」「知性」「結婚」など諸説あるんだとか。

この展覧会、展示数はほんっとに少なかったです。
この 6 面のタペストリーと、タペストリー内に描かれた小物などの参考資料として鉄の小箱。あとは布の断片などが展示されていました。その他ステンドグラスや、マリア像、同時代のタペストリー数点。

それを補うようにデジタルシアターが充実していて ( 映像時間が長いってことです(笑)) 、それを観るだけでもけっこうな時間がかかりました。でもこれすごく参考になって良かったです。
この展示数では図録はさぞや薄いのでは?と思いきや、ごく普通のボリュームでした(笑)

さて、全長22m の連作。こちらは触覚。貴婦人が一角獣のツノに触れています。
この貴婦人は凛とした表情。

迫力あります

全部を載せるのは気が引けるので、嗅覚を載せます。
猿も花の香りを嗅いでいて、その表情も可愛い(^^)

獅子がいい顔

最初、一番気に入ったのが聴覚です。(図録の表紙の絵です)
この貴婦人が着ているドレスが本当に素敵で、みとれちゃいました。
でも解説を読んだり、デジタルシアターを観た後は、やっぱりどのタペストリーも素敵だわ~と思えるようになっちゃいましたよ。

織りが美しい

「我が唯一の望み」は、貴婦人が宝石を身につけようとしてる姿にも見えるし、宝石を箱に戻しているようにも見えます。私は最初、戻しているように見えていたのですが、もしも「結婚」を表しているのだとすれば、宝石を身につけようとしているのかなあ?

青が綺麗なの

五感を超えて「心」や「精神」だとすれば、物欲から解放された場面のようにも見えるし、人それぞれいろんな解釈が出来そうですね。

ちなみにこのタペストリーに描かれている紋章は、14世紀から16世紀にかけて司法官として重きをなしたル・ヴィスト家の紋章だということが判明しているんだそうです。
なのでこのタペストリーの発注主はル・ヴィスト家であろうと。ただ、紋章の規則に違反も見られるそうで、すべての謎が解明したわけではないようです。

それにしても、これだけ巨大なタペストリー。よくぞ織りました!って感じでしたよ。
展示数は少ないけど、じゅうぶん楽しめた展覧会でした(^^)

ランチは美術館の3Fにあるポール・ボキューズ ミュゼでいただきます。
じつは相方君が今日は都内某所のポール・ボキューズでディナー予定だったので (今頃食べて飲んでいることでしょう。仕事だけど。。。)、悔しいから私もポール・ボキューズ!(笑)

美味しかったもーーん

仔羊ちゃんをいただきました。一人だったのでデザートもちゃんと全部食べましたよ ^▽^)b

ベリーが美味しい!

お腹も満足。そして今日はこのあと美術館をハシゴしたのでした。
その記事は次回(^-^)

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貴婦人と一角獣展
国立新美術館
2013/4/24~7/15
10:00~18:00 ( 金曜日は20:00まで )

巡回:国立国際美術館・大阪 2013/7/27~

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