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日光詣:大猷院 [ふらり旅・イベント]

日光詣で最後に訪れたのは三代将軍家光さんの廟所、大猷院(たいゆういん)です。
ここも輪王寺に属します。

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祖父・家康さんの東照宮を凌いではいけないってことで、落ち着いた雰囲気になっているんだけど、これがまた良いんだわ^^

こちらは御水舎。
九州、肥前佐賀藩の大名・鍋島勝茂が寄進した御影石で出来ているんだって。佐賀藩と言えば通称 鍋島藩。鍋島焼が頭に浮かぶ!! この御影石はとっても重厚でした。

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天井には狩野永真安信の描いた龍が居るの。写真は撮り忘れ(笑)

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二天門は日光の境内で1番大きな門なんだって。

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正面の扁額(へんがく)は 108 代天皇・後水尾上皇の筆だよ。

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左右に増長天と持国天、そして裏には風神雷神がいらっしゃいます^^
赤い顔が増長天で、緑の顔が持国天。風神雷神は、やけに色が鮮やかだったよ (@o@;;

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二天門をくぐると石段があるの。
人は誰も居なくて、ゆったりとした雰囲気のなかを上っていきます。

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見えてきたのは夜叉門。
朝のお務めかな? 掃除をしてる人が石段には居ましたよ^^

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四体の夜叉が家光さんの廟所を守っているんだよ。
この門がなんか好きなんだよねえ^^

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左から、毘陀羅(びだら)、阿跋摩羅(あばつまら)、犍陀羅(けんだら)、烏摩勒伽(うまろきゃ)だって。灯籠もずらりと並んで良い雰囲気なのだ。

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拝殿が見えてきたよ。
拝殿とは言っても拝殿・相の間・本殿と連なる独特な構造をしていて、権現造りって言うそうな。これは国宝に指定されてます^^

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とっても美しくて好きなのだ。

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靴を脱いで中に入ると、家光公のご位牌が納められた厨子が遠くに見えるので正座してお参り。たまにご位牌は特別公開されるよ。私が見たのは 2008 年かな。今回は公開されてなかったw
ちなみに家光公の戒名が「大猷院殿贈正一位大相国公」で大猷院。

拝殿内は両脇には狩野探幽が描いた唐獅子があって、天井には龍の絵が140枚という見事な空間だよ。家光公が着用した鎧なども見ることができます。

この建物、たくさんの金彩が使われているので、別名を金閣殿って言うそうな。
外に出て建物の周りを一周^^

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皇嘉門です。
奥の院の入口に当たる門だよ。明朝様式の竜宮造りで、竜宮門って呼ばれています。いかにもそんな感じの雰囲気だよねー。この門の先に、家光公のお墓所があるらしいのですが、門は閉じられていてそこには行けません。

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ここから静かに手を合わせました^^
はー。楽しかった! 満喫した!
落ち着ける場所で本当に好きだ、大猷院。

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すべての参拝が終わったので、お昼ご飯にしないとね。
お腹がぺこぺこだよ。
時間を見ると 11 時半を過ぎたところです。

日光フリーパス券を買い間違えたので、バスは利用せず駅方面に歩いて戻ることにしますよー。
その途中で美味しそうなお店があったら入ろう!^^

つづく。


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日光詣:二荒山神社と大猷院 [ふらり旅・イベント]

「そろそろボクの顔を見たくなったんじゃにゃい?」という顔のあおくん^^

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週末に相方くんが食べたルタオのチョコリッセ
2 時間ほど冷蔵庫で解凍して食べてました。この記事を書いている 2/14 現在は完売しているみたい。

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バレンタインには CACAOCAT のチョコを自分で買ってきてました(笑)
そのネタは日光記事が終わってからにしますネ。



日光詣。
東照宮から二荒山神社へ移動です。歩いていると鳥の鳴き声を真似た笛の音が。
あ、いつも此処で笛を吹いてるおじちゃんが居たよな。けっこう年配だったから代替わりしてるか? って思ったら……健在でした^^

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三年ぶりにおじちゃんが吹く鳥笛を聴きながら二荒山神社を目指します。
来年も聴かせてね、おじちゃん!(^ω^

杉林を歩いていきますよ。
まだ花粉は大丈夫! 気持ちの良い空間です^^

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右手には東照宮の五重塔。此処からの景色もわりと好き。

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ほどなくして二荒山神社に到着〜!
下野國一之宮 二荒山神社でございます。

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栃木県には「下野國一之宮 二荒山神社」が二社あって、もう一つは宇都宮にあるんだよ。そっちは参拝したことが無いんだけど ^m^;
日光二荒山神社は、男体山の神様を祀るために建てられたのが起源みたいです。奥宮は男体山山頂にあるよ。現在の祭神は大己貴命・田心姫命・味耜高彦根命の親子 3 柱。

そんなわけで入口には大己貴命と同一視されている大国様w

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手水舎に行くと凍ってつららが出来てる〜!
やっぱり気温が低いんだね!!

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柄杓は無かったので直接手を清めました。
My 柄杓を持ってくるのもありかもしれない^^(まだ持ってないけどw)

「大変ご無沙汰しております」とご挨拶。
神社参拝は気持ちが良いなあ〜。

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少し境内をぷらぷらして、それから次は大猷院(たいゆういん)へ。
三代将軍家光さんが眠っている場所ですよ。此処は二荒山神社のお隣って感じなのですぐに到着。

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じつは日光の中で大猷院が一番好きなの。
奥にあるからなのか、いつも空いていて木々と建物の溶け込み具合が癒やされるのよね。

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拝観料を支払って中に入ります。
ここも本当に久しぶりだ〜。

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重要文化財の仁王門をくぐります。
金剛力士像はパチリするのを忘れたらしい(笑)

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次回、大猷院の写真です^^
つづく。


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日光詣:奥宮と拝殿に参拝 [ふらり旅・イベント]

立春の日の日光詣。
石段を上って奥宮に到着です。相方くんは既に居て、ポケモンを無事に置けたのでスマホは返してもらいました(笑)
さすがに息が切れたって。あんな長い石段を駆け上がったらそうなるって^^;

家康さんが眠っていると言われている宝塔にご挨拶をしますよ。今年の大河ドラマは家康さんが主人公なので、混雑すると思いますよ〜って言ってきたわ(笑)

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今日はとっても静かな奥宮です。
空気も澄んでいて気持ちが良いなあ。

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のんびり石段を下ると東照宮の本殿や拝殿の屋根が見える。屋根に太陽の光が当たってとっても荘厳でした。

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唐門前に戻ってきたよー。

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此処からは靴を脱いで拝殿へ。
この季節は拝殿内の廊下は冷え冷え! すぐに足が冷たくなるのだ。
今年はしっかり厚手の靴下を履いてきた相方くん。「今年はちぃさんに笑われないよ」って言ってました(笑)

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私はもう一足靴下を持ってきていたので、靴を脱いでから重ね履きです。これで大丈夫!
拝殿内は撮影は出来ないので写真は無いけれど、拝殿の左右にある「将軍着座の間」と「法親王着座の間」も観てきました^^

外に出て唐門の屋根に居る獅子 & 龍もパチリ。
これからも此処を守ってねー!

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さて。東照宮内にあるお寺、薬師堂(別名・本地堂)にも行きましょう。東照宮自体は神社だよ。
ここは鳴き龍で有名よね。輪王寺の管轄なんだけど東照宮内にあるのだ。

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家康さんが信仰した薬師如来さまが祀られているのだ。秘仏なので拝むことは出来ないけどね。ここも靴を脱ぐので靴下重ね履き!(笑)
お寺の人の説明のあと、拍子木の音とともに天井に描かれた龍がコロコロコロと鳴きます。

これ、もともとは堂内に入った鳩を追い出すために手を叩いたら、音が反響して龍が鳴いてるみたいに聞こえたのを発見したのが始まりだったっけ? そんな逸話を読んだことがある気がします。
今じゃ鳴き龍の声と同じような音が鳴る鈴まで御守りとして販売(笑)してるから、さすが商売上手ね、輪王寺さん!(持ってるけどww)

お寺の人の説明のあとは、閉ざされた厨子の左右に安置されている十二支の守り本尊の前に人は行きます。私は厨子の中に居るであろう薬師如来さまにも手を合わせますよー。
「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」って心の中で唱えましたわ。
薬師如来さんの小咒(しょうじゅ)は覚えやすいのさww
そのあとは自分の干支の守り本尊前へ。こっちの小咒は覚えてないの。テヘ
孔雀明王のは覚えてるぞww



東照宮の外に出ると少し人も増えてきたかな?
でもまだこの程度です。この時点で 10 時頃。

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このあとは宝物館も観るんだけど、その前に御仮殿に寄り道。
御本社を修復するとき御祭神を一時的にうつす御殿。寛永16年(1639)のものだよ。

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普通は社殿の修理が終われば仮殿は壊されるんだけど、東照宮は修理が頻繁におこなわれるので常設されてるんだってw
これはこれでもう見事な歴史建造物だよね。17 世紀のものだもん(笑)

天気は良いけどさすがに体が冷えました。
宝物館に行く前にトイレ休憩 & ちょっとカフェで温まることにしますわ。

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コロルくん劇場にも登場した画像ですが……コーヒーとトーストをもらって生き返る。

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このあとは建物内 2F にある宝物館へ。
家康さんが関ヶ原の戦いで着用した南蛮胴具足や愛用品、刀(国宝)、東照宮の縁記絵巻などを楽しみました。

お次は二荒山神社を目指しますよー。
つづく。


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日光東照宮の陽明門から [ふらり旅・イベント]

昨日はポケ活しててブログお休みしちゃいました。
今日は皆さんの所に遊びに行きます ^ω^)/



日光詣。
東照宮の陽明門前にやってきました。

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圧倒される豪華さだよね。
そして装飾が楽しいのだ。ホント、見れば見るほど新しい発見がありそうな感じです。

人物の彫刻も好きなんだよね。このブログでは容量の都合上、写真は縮小してるので良く見えないけど(笑)
天井画の龍も見事なんだけど、いつも写真を撮り忘れるw
次回は頑張って覚えておこう。

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歯と爪が金色で可愛い^^

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この獅子たちも良い動きをしてるなあ。

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陽明門裏の狛犬ちゃん、これは阿形^^

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早朝の陽明門、本当に美しい。

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陽明門を入ると目の前には唐門。
この先の拝殿にも入ることが出来るんだけど、それはあとにするね。靴も脱がなくちゃいけないから。

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門柱の装飾も美しいのよね。

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まずは奥宮の家康公にご挨拶をしてこよう。
そのためには、坂下門に居る眠り猫をくぐるのだ。

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ふふ。お久しぶりの眠り猫。
可愛いお顔で寝ているね。でも寝たふり?ww

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裏にはスズメちゃん。

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ここから長い長い石段をのぼっていくよ。
坂下門から奥宮まで石段が続くんだけど……

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上り始めてすぐにスマホ(ポケGO)を見ていた相方くんが「あ! あと 5 分でレイドが始まる! 今ならポケモンが置けるよ」と言うじゃないですか(笑)

場所は奥宮のあたり。
とてもじゃないけど私は駆け足で石段はのぼれないよ。私のスマホを相方くんに預けて、彼は軽やかな足取りで石段を上っていっちゃったわww

そんなわけで、石段の写真はありません。
なにせもうデジカメは持ち歩いてないからさ^^;

私はのんびり景色も楽しみながら、息を切らしながら、後半は心臓をバクバク言わせながらのぼりましたわ。

つづく。


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日光詣:日光山輪王寺と東照宮 [ふらり旅・イベント]

「今日から日光詣の記事にゃんだって。うみたち、当分ブログに載せてもらえないみたいにゃから、今のうちに出ておくニャ」

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2月4日、立春。
日光山輪王寺までおふだを返しに出掛けます。浅草発 6 時 30 分の特急リバティけごん1号。相方くんがネットでチケットは購入済みだったので、駅員さんにスマホ画面を見せて入場。

三年ぶりの日光だねー。雪はどうなんだろうね?
いちおう雪国仕様のブーツを履いてきたから悪路でも大丈夫!

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まだ左足小指の打撲が完治してないので、この手のブーツは若干指に痛みを感じるけど。。。でも大丈夫!って思っていたら、隣で相方くんが「あれ? なんか変だな」って言ってます。

今回は TOBU の「NIKKO MaaS」も利用して電車代をお得にしました。指定区間内のバス乗り放題も付いてるのだ。

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でもね、相方くんのスマホの表示が何か違う。
よく見ると「日光世界遺産フリーパス」じゃなくて「鬼怒川温泉フリーパス」になってる!

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買う種類を間違えたようです。
「あああ、目的地を間違えるなんてスパイ失格だ」って言ってました(笑)
これだと東武日光駅に降り立つことは出来るけど、バスに乗って東照宮に行ったりすることは出来ません。お得になるはずがならなかったね(笑) いっそ鬼怒川温泉に行くか?w

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日光駅に到着です。あら、雪がないよ〜!
三年前とちょっと変わってレンタルサイクルがありました。それから特急列車の到着時刻に合わせてバスも時間を変えた?
いつもだと目の前でバスに出て行かれていたんだけど、間に合ったよー(笑)

フリーパスは使えないので、お金を払って神橋まで行来ました。
ココの眺め大好きです。良い天気だけど、さすがに空気は冷たくて足が寒いわ。底冷えしてるなーって感じます。

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ここからひたすら上りの階段を進んでいくよ。日頃の運動不足がたたってすぐに息が上がりますわ^^;
奈良時代(766年)に日光山を開いた勝道上人の銅像が見えた。輪王寺はもうすぐだね。

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見えたー!

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輪王寺に到着です。まだ朝 9 時前なので人は殆ど居なかったです。
入口で古いおふだをお返しすると「お詣りしていってください」って言ってくれたので、有り難く堂内に入りますよ^^

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修復していた頃は間近で見ることが出来た本堂(三仏堂)の千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音ですが、今は下から見上げて合掌です。仏像の高さは 7.5m なのでデカいのよw
おさすりあみださんの足の小指もしっかりナデナデしてきたわ。早く痛みが取れますように。

さてさて、お次は東照宮へ!

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今年は奥宮まで行くつもりなので、これまたすごい石段を上っていかないとね。
頑張るぞ〜!

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鳥居をくぐると左に五重塔。

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チケットを買って境内に入ります。
三神庫を眺めて、神厩舎の三猿さん。毎回パチリしちゃうんだけど、やっぱり今回もパチリしてきちゃった(笑)

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さあ、久しぶりの陽明門。
その美しさを楽しみますか^^

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つづく。


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はじめての姫路城で気になったのは刑部神社 [ふらり旅・イベント]

9月17日、岡山旅行記。本日がラストです。
長々書いちゃいました^^

台風14号の影響で香川の直島には行けなくなり、急遽観光を決めた姫路城。訪れるのは初めて。一度は観ておきたいと思っていたので嬉しいわ!

姫路駅を出ると正面にお城が見えるんだね。レトロなバスに乗ってお城近くまで来ました。ちょっとバス乗り場が分かりづらかったな。

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さすがに台風が近づいてきているだけあって、少しずつ雲行きが怪しくなってきたよ。
でもまだ傘は必要ありません。(もちろん持ってきてないw)

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素朴でワイルドな鬼ノ城を歩いてきたあとなので、すごくすごく近代的な建築に見える(笑)
洗練された美が存在してるわね。

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いちおう自分の覚書のために書いておくと、築城は1346年。
城主に関してはあまり興味がないので気になったら都度調べれば良いか ^m^

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ついつい石垣に目がいってしまうのは、絶対鬼ノ城の影響(笑)
やっぱり綺麗に作られてる〜! 石垣の中にハートの形をした幸運の石もあるっぽいんだけど、ごめんなさい。そういうのはあまり興味がないのでスルーです^^;

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あ! 狭間(さま)を発見!
テレビでも必ず出てくる射撃用の窓。城に攻め入っても此処でバンバン撃たれちゃうよねえ。

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じつは大天守までは上らなくても良いかなって思っていたのです。
なにせね、鬼ノ城での疲れで足もお尻もガクガクだったから。でもなんとなく人の流れについていって、中に入ってしまいました(笑)

こうなったら 6 階まで制覇してやる!
気合いだけで頑張ったよ。

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こんな急な階段は、手すりに掴まらないと上れません(>_<
ぜーぜーひーひー言いながら頑張る(笑) 手すりに触っては都度アルコール除菌してましたw

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各階でそれぞれ見所もありました。
武具掛けを見ると、やっぱり戦をしていたのねって臨場感が湧くわ。

最上階には神社があるんだね。刑部(おさかべ)神社というそうな。
姫路城が建てられる前からこの姫山にあって地主神として地元の人たちの信仰の対象になっていたみたい。

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秀吉が城を築くときに刑部神社を移したことが原因で祟りが起こったので(でも秀吉は祟られてないw)、歴代城主によって刑部大神が守られたそうな。江戸時代には「との二門」と「との三門(既に消失)」の間の小高い場所に鎮座していたけど、明治時代になって別の場所に移動ののち大天守の最上階に移されたとのこと。

それを聞くと裏歴史好きは、刑部大神が何者なのか気になっちゃうねww
「おさかべ」って響きを聞くと浮かぶのは刑部親王(忍壁皇子)。飛鳥時代の天武天皇の子供です。何か関係があるんだろうか? と、そのときはボンヤリ思っただけで、とりあえず初めましてのご挨拶だけしてきました。

家に帰ってきてからちょっと調べたら、面白そうなネタ発見。
刑部親王は「皇位継承問題の折、あらぬ讒言で地位を追われていた」のね。そして姫山の守護神、地の神として祀られた。今回はきちんとは調べないけど、根も深そうな感じだわ。
https://jinjajin.jp/modules/newdb/detail.php?id=3179

天守からの眺めも楽しんでから外に出ました。

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さあ! 姫路城に来たからにはお菊さんの井戸を探さなくちゃ!

子供の頃、母に聞かされた「いちま〜い……にま〜い……」の怪談話が怖かったんだよねえ。だってすごい恨めしそうに臨場感たっぷりに聞かせるんだもん(笑)
母が話してくれたのは、おそらく江戸時代の『番町皿屋敷』

姫路城に伝わるのは室町時代の『播州皿屋敷』のようです。
こっちのお菊さんも「いちま〜い……にま〜い……」なんだけどね ^m^
此処では話は書かないので、興味がある人は検索してみてください。

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あったー! お菊さんが投げ込まれたという井戸っ
かなり大きいんだね。そして金網が張られているので、なかは良く見えないけど水はあるっぽい?

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姫路城で一番観たかったのはこの井戸なので満足^^
そしてお城がある山には、もともとどんな神様が居たのかなんかを調べるのも面白そうだなって思えたのが収穫だ ^ω^*
其処はやっぱり地政学的にも重要な場所なんじゃないかって思うもんネ。そしてそういう所を昔は祀っていたと思うから。

さすが白亜の要塞。思った以上に広くて大天守周辺しか歩けなかったけど満足よ。
扇の勾配を見上げて姫路城をあとにしました^^

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帰りの新幹線は 15:53 発です。
さあ、あおうみが待っている東京に帰ろう!

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台風の影響もなく、新幹線は動いてるので一安心。

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旅も終わりです。お疲れ様!
そしてこの日が誕生日だった私。新幹線内で乾杯〜だよ^^

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相方くんと出会った頃、彼はスパイ養成学校(嘘)の学生でした。そして 9 月中旬はいつもスパイの会合があって日本 & 世界各地に赴いてるのだ。なので誕生日当日に祝ってもらうのは、付き合ってるときも結婚してからも 1 度もなくて、今回が初めてなのよww

来年もきっとこの時期には何処かに行ってるだろうから、貴重な 2022 年だったのです。直島で美味しい料理が食べたかったけど、まぁ 2 ニャンの居る家で過ごすのも良し!^^

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東京スカイツリーが見える最寄り駅に帰ってきました。
2ニャンはキャットシッターさんが来てくれていたので、全然寂しくなかったみたい。余裕の「おかえりー」でしたわw

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これにて旅日記終了です。
読んで下さってありがとうございました!


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岡山:造山古墳で裏歴史を熱く語ってみる [ふらり旅・イベント]

岡山旅行。鬼ノ城の次に向かったのは造山(つくりやま)古墳です。
タクシーを降りた造山古墳ビジターセンター前から記事はスタート。造山古墳については今日の記事で終わらせるので、かなり長文です!!! 時間のあるときにでもどうぞ。

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この造山古墳は、のぼることが出来る古墳のなかで一番大きな古墳!
しかも前方後円墳 ^^

21 世紀の現在では、前方後円墳の大きさ順序は以下の通り。造山古墳は第 4 位。

1位. 大仙陵古墳(仁徳天皇陵): 大阪【5世紀中頃】
2位. 誉田御廟山古墳(応神天皇陵): 大阪【5世紀前半】
3位. 石津ヶ丘古墳(履中天皇陵): 大阪【5世紀前半】
4位. 造山古墳: 岡山【5世紀前半】

でも古墳が出来た当時で考えると、造山古墳が出来た当時はまだ仁徳天皇陵なんかは存在してなくて、3 位の履中天皇陵に次ぐ第 2 位の大きさを誇っていたのだ。
ヤマトの天皇陵に匹敵するくらいの規模のものを吉備国は造れたんだよね。それだけ大きな力を持っていた国だったということです。履中天皇陵が約 365m で、造山古墳は約 350m 。(ヤマトの王よりはチョットだけ小さくしてやったぜ、みたいな?w)

しかも宮内庁管轄の天皇陵ではないので、造山古墳は自由に立ち入ることが出来るのだ(笑)
民家の間を通って造山古墳を目指しますよ。

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うわわ、鬼ノ城散策の時も見かけていたんだけど、此処にもマムシ注意の看板が^^;
山の中じゃなくても出るのか!(今回は遭遇しなかったよ^^)

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造山古墳。古代吉備王国の首長の墓と言われてます。
弥生時代の楯築遺跡に埋葬されていた首長の後継者あたりなんだろうか。

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今回、吉備探訪の記事を書くにあたって、あまりにも複雑になっちゃうので割愛したことがいろいろあります。行けなかった中山茶臼山古墳も含めて、此処に埋葬されていたであろう首長については、地元の歴史家がいろいろ考察をしているの。
もちろん本当のことは知る由もないけれど、造山古墳に眠っていた人物は、吉備臣の祖である「吉備(きびの)御友別(みともわけ)」ではないか? とのこと。

御友別については今回の旅日記には全く触れてないんだけど、この人物こそ、元来吉備の地で生まれ、吉備の地に伝承される神。飛鳥時代に吉備津神社に祀られた主祭神「大吉備津彦命」だと歴史家は言ってます。そしてこの人物の祖父にあたる人のことは日本書紀がうまく家系図調整しちゃってるっぽい。

これを書くと、ヤマトのイサセリ彦も温羅も含めて誰が吉備津彦? って頭がぐちゃぐちゃになるから割愛して、造山古墳の記事にときに少し触れようと思っていたのでした。

ま、吉備津彦命という呼称はその時代時代で王( = 首長 = 神)が呼ばれる名前であっただろうし、いろんな説があるんだよーってことです(笑)

古墳内にある荒神社。ここに石棺が置かれてます。
棺のふたは破片になって社の裏手に置かれているんだそうな。

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長さは 239cm で、材質は馬門石。阿蘇溶結凝灰岩で、な〜んと熊本県の宇土半島から産出されるものなんだって。こんな無造作に置かれてるけど、吉備と九州の関係を示す貴重な証拠みたいです。
製鉄絡みの話を入れると、吉備と九州は連携していた頃もあったようなのよね。今回はあれこれ書きませんw

さあ、古墳にのぼるぞー!

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造山古墳が造営された 5 世紀前半。
同時代、この吉備の地で 100m を超える前方後円墳は他に見当たらないの。それまでは中小部族の首長は前方後円墳を作っていたのに、方墳に変わるのだ。そして方墳に大量の武具を埋葬するの。

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そのことからこの時代、1人の吉備の首長(造山古墳の埋葬者)を頂点とするピラミッド構造が出来上がって、各部族の長は武装集団化していた可能性が高いそうな。吉備を裏切ったヤマト王権との戦いを見据えていたのかもしれないね。実際、日本書紀(ヤマトの視点)では「吉備の反乱」として書かれている項目があるのよ。

でも造山古墳が吉備の絶頂期。
このあとは衰退していくの。ヤマトの雄略天皇(456年〜479年)の出現によって、吉備はヤマト王権への発言権も主導権も奪われ、押さえ込まれたのではないかと考えられてるそうです。もし吉備津神社に祀られている「吉備津彦」が、本当はこの造山古墳の主だとしたら、怨霊って言われるのも分かるかなって思った。

この雄略天皇は、日本書紀で「悪い天皇」って書かれちゃうような人物で、付いてくる豪族は周りに居なかったのに、いったい誰が? という謎は、埼玉古墳群の稲荷山古墳から出土した鉄剣がヒントをくれたんだって。国宝にもなってる有名な鉄剣、「金錯銘(きんさくめい)鉄剣」です。
これによって 5 世紀の東国がヤマトの支配体制に組み込まれていたことが分かったのだ。ということは、東国の豪族たちが吉備を攻めた? のかもしれない??(笑)

ちょっと複雑な気持ちになりながら(北海道出身だけど、今は東国に暮らしてるからw)、古墳を上るよ。古墳の一部は段々の畑にされていた時代があったようです。

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周りの景色はこんな感じ。
田んぼが広がるのどかな景色だ〜。

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そしてここが円丘部分。
ここに竪穴式石室を作って、石棺が置かれていたのだ。

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うん……想像してみるけど、やっぱりただの原っぱにしか見えない(笑)
古墳はロマンがあるんだけど……実際に降り立つと、ただの原っぱなんだよねえ^^; エヘヘ

相方くんは早くも飽きたようで(興味がないから当然かw)、階段を下って行ってました。
此処に吉備国が絶頂期だった頃の王が眠っていたという事実だけを認識して、私も階段を下ります。

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造山古墳ビジターセンターまで戻ってきました。
当初の予定では、ここでタクシーを呼んで備中高松駅まで行き宇野港へ。そこから直島へ渡る予定だったのだ。でも直島行きは台風14号の影響でキャンセルしたので、このあと急ぐ必要はなくなりました。

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ビジターセンターにあったバスの時刻表を見ると、なんと無料で岡山駅まで行けちゃう!
バスが来るまではまだ時間があったけど、急ぐ旅じゃなくなったので、ビジターセンターで造山古墳の勉強をしながらバスを待つことにしました。

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10時34分のバスに乗って JR 岡山駅まで連れて行ってもらうよー。
こりゃ楽でいいや^^

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このバスを使うと、吉備津神社や吉備津彦神社にも無料で行けるんだねえ。
次回岡山に来るときは、こういうのを上手く活用していこうって思いましたわ^^

岡山駅に到着したので、お昼ご飯でも食べてお土産を買って、それから姫路城を目指しますか〜!



…というわけで、歴史の話はこれにて終了。お付き合いありがとうございました。
岡山はまた来ることになると思うので、そのときは製鉄絡み & 物部氏吉備出身説 & スサノオの台頭(スサノオ vs 大国主命)なんかで裏歴史を深掘りしたいな。

このあとは、お昼ご飯 & 姫路城です。パレオマニア(古代妄想狂)の私は、14世紀に造られた姫路城はあまり語ることはないので、一般的な観光客視点の記事になりますーww


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岡山:鬼ノ城の東門 [ふらり旅・イベント]

岡山、鬼ノ城散策。本日が最終です。
今回の旅では鬼ノ城を一周することは出来ませんでした。さすがに足がガクガクで、これ以上知らないルートを行くのは無理だって思ったので、東門まで行って U ターンして START 地点の西門に戻ったよ。

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この鬼ノ城は発掘調査で 5 〜 8 世紀頃のものだって分かってるんだけど、伝説では百済の王子がやってきて建てたって言い伝えられてます。その王子の名前が温羅(うら)。
城壁のことを百済の言葉で「ウル」って言うんだって。なので、温羅はこの呼び名からきてるんじゃないか? って書いてる小説家さんも居ました。

東門に向かって歩いている箇所には内側列石と呼ばれる大きな石群がありましたよ。
鬼ノ城があるこの鬼城山内で切り出された石だと思うんだけど、どのあたりから持ってきたのかは勉強不足なので分からないです。

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てくてく歩いてると、おろ? なんか描かれてる。

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これは千手観音様だろうか?
鬼ノ城が建てられたあとの時代に彫られたもの? でもどうかな? 同時代?
とくに説明書きはなかったです。

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ここから先が、道が細くなって木々が生い茂っていたのよ。
此処をしばらく歩くと、蜘蛛の巣場所だったので気をつけて歩きましたww

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そして見えてきた東門!!

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西門や南門に比べると小ぶりなんだって。見るからに分かる^^
門の入口は 2m 以上の段差を付けていて、扉を入った正面には侵入を妨げる巨大な岩を置いていたみたい。

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門の向こうは急な崖が多くて、ここまで辿り着くのは容易ではなかったろうに……と思ってしまったよ。
現代では眼下にはゴルフ場が見える(笑)
とっても見晴らしが良いです。

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多分今はゴルフ場になっている界隈。鬼ノ城眼下の低丘陵や平野部には、弥生時代の集落遺跡や古墳群があったんだって。当時の様子に思いを馳せる^^

縄文早期の土器片も若干出土してるんだけど、まとまった出土はなかったみたい。この辺りは縄文の頃は殆どが海だったらしく、総社平野では縄文晩期の土器が出土したそうな。
弥生時代の集落の痕跡は、どんどん出てきたらしいです。

さあ、タクシーの時間も考えると西門に戻らなくちゃ!
この先ちょっと行くと鍛冶工房の跡もあるみたいなんだけど、どのくらいで辿り着くか謎なので諦めて戻ります。

一度通った道なので、気をつけて歩く場所は頭に入っている!
帰りはわりとスムーズに戻ることが出来ました。

西門が見えてきた〜!
ただいま〜!

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山道を下りて駐車場が見えてくると、タクシーはもう来ていました^^
そして鬼城山ビジターセンターの職員さんが乗ってきたと思われる車も停まってました。

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しかしまだ開館前なので中には入れませんww

タクシーで連れて行ってもらったのは造山(つくりやま)古墳です。
造山古墳のビジターセンター駐車場で下りて、そこから古墳までは歩き^^

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なんか像があるww
おそらく造山古墳に眠っていた王の姿と思われる!
右下には可愛い埴輪がw

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コロルくん劇場のメイキング写真をパチリされてた。

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次回、今度は造山古墳について暑苦しく語りますww


***

本日、オミクロン株対応ワクチンを接種してきます〜!
もしも副反応が酷かったらブログは放置になると思います。ヨロシクです m(_ _)m


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岡山の鬼ノ城、南門まで行く [ふらり旅・イベント]

鬼ノ城探検の続きです。
今回は「第1&第2水門」と「南門」までの記事です。

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西門から城壁沿いに歩いてます。これはなんだったかなあ?

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こんなふうに何気なくある石垣、これが 5 〜 8 世紀のものと思うと感慨深いよね。
戦国時代のお城の石垣とは時代が違うんだもん!

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第1水門がありました。
下部はこんなふうに石垣になっていて、上部は土塁の構造なんだって。城内の水を管理するための排水口。

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見づらいけど穴があって、ここに水が通っていたと思われます。今のところ鬼ノ城では6箇所の水門が確認されてるみたい。

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水が流れたであろう先に目を向けると、急勾配でその先に鬱蒼とした木々。
足を滑らせたら間違いなく死ぬ (^ω^;

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滑りやすい土の道を歩きながら、第2水門にも到着しました。
写真は撮ってなかったけど、此処はポケGO のジムになっていたので黄色チームにしておいた^^

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この辺りもやっぱり断崖になっていて、落ちたら危ないww
でも良い景色! 高いところが苦手な相方くんはこの辺には近づきませんでした。

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歩いているとしょっちゅう遭遇する黒い蝶(羽の一部が青)に導かれて南門に到着。

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最初に見学した西門のようにガッツリ復元されていないのでシンプルに見えるよね。でも規模や構造は西門と同じみたいです。なので、西と南、どっちが正門なのかはまだ議論の最中みたい。

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此処も城外から入ってきたとしたら、けっこうな段差があったんだと思います。門の内部の階段はわりと上りやすかったけどね^^

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でも下るときに滑って尻餅をつきました。
そのままズルズル〜っと下まで落ちないで良かった(笑)

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はやくいろいろ修復 & 復元されて、立派な門になるといいねえ。
扉の開閉のために丁寧に加工された門礎があるんだって。危ないので其処までは見に行かなかったけどね^^;

なにせこんな場所なので、危ない危ないww
落ちたら大怪我では済まない気がするもん。

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タクシーが迎えに来る時間を気にしながら、さらに進んでいきます。
ある程度の場所まで進んだら U ターンして戻る予定です。

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今はこんな道だけど、このあとどんどん木々が鬱蒼としている場所に入りこむことになるのでした。でもね、そのあたりの写真はありません。だって写真を悠長に撮っている余裕はなかったのよ!

油断してると、道の両脇にそびえ立つ木に大きな蜘蛛の巣がいくつも張られていて、デカい蜘蛛が待ち構えているんだもの(笑)
しっかり前を見て、腰を低く低くして進まないと蜘蛛の巣にひっかかって「ぎゃーーー!」って言うハメになるから^^;

というわけで、この先は殆ど写真がないので次回で鬼ノ城の記事は終わりますw

「リュカが行きたいところはマイナー過ぎて過酷だ。明日は筋肉痛だ」と、高所が苦手な相方くんは辟易してました^^;


***
今日はまた皮膚科に行ってきます。
近所の公園で、今度は蚊じゃない何かにふくらはぎを食われました orz...
ポケGO も命がけ (笑) だな^^;

地面をチョロチョロしていたのはアリだったので、アリにやられたなのかなあ?
靴下は足首が隠れるくらいのを履いていて、長ズボンだったんだけど……上ってきたんだろうか。赤く腫れてます。

明日は 4 回目のワクチン接種(オミクロン株対応)です。

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岡山:復元された鬼ノ城の西門 [ふらり旅・イベント]

昨日はポケ活^^
ブログはお休みしました。今日もポケGOでイベントがあるっぽいけど、ブログ活動はする予定です!
昨日のお返事もあとでさせてくださいね。



岡山の総社市にある鬼ノ城。
鬼城山の山頂(標高約400m)一帯に、高さ6mにも及ぶ土塁や石塁が約2.8kmにわたって巡らされた古代の山城です。

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今日の記事は丸で囲った「角楼」と「西門」です。
土塁や石塁をめぐる散策は次回以降の記事で^^

時間と体力の問題と、あまりにも過酷な道とたくさんの虫に阻まれて、この旅で辿り着けたのは「東門」まででした(笑)
そしてその過酷な道の箇所は、写真を撮ってる余裕はなかったのでお見せできる写真がないのでした(笑)

さて、西門に辿り着く前に大きな角楼がありました。
古代工法で復元した土塁。

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上の方は木で復元してるんだね。さらにこの上に建物があったかどうかは不明なんだって。
そりゃそうだよね。発掘で分かるのは礎石などの部分。文献もしくは建物を描いた土器や銅鐸でもない限り、建物の上の部分がどうなっていたのかは謎よね ^m^

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せっかくなので角楼の上にも行ってみよう!

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こういう角楼跡が発掘されたのは、古代山城ではこの鬼ノ城くらいみたい。
この場所は尾根つづきで攻められやすいから、城壁の一部を長方形にして張り出させているんだって。
これによって城壁の死角を補って防御力を高めるそうな。(良く分かんないけどw)

その割に、実は不思議なことに発掘であまり武器は出てこないんだって。
農具は比較的出てくるようです。

天智天皇の時代に唐や新羅からの攻撃対策(実際には攻めてこなかったけど)で「城」は造られるようになったわけだけど、発掘を進めていくと、この鬼ノ城はそれ以前から造られ始めていた可能性があるそうな。そうなると、他の山城とは目的が違い、大和王権主導ではない誰かが城を築き始めた可能性も? 実際大和(天智天皇の弟である天武天皇)が編纂しはじめた日本書紀には記述が一切ない。

温羅の伝説(百済から来た王子で、最新の製鉄・製造技術を吉備の人たちに教えて城を造った)もあながちまったくの作り話ではなさそう?^^

おお!広い!

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ここから西門の様子も良く見えます。

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さて、この西門に行きますよ〜!

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本では読んで想像していた西門!
これを自分の目で見たかった!!

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見晴らしも良いよ〜〜!

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門をくぐって、表から見てみるよ!!
城の外から見るとこんな感じの西門です。

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大きさ比較のために相方くんに立ってもらうw

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この西門の遺構は状態良く残っていて、18本の角柱と中央の敷石、目隠し塀などがあったことが分かっているんだって。上部に関しては想像して復元。飾られている絵付きの楯は、岡山の古墳から出た埴輪に描かれていた絵をモチーフにしたんだそうな。

城内から見ると西門はこんな感じ。

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鬼ノ城には城門が東西南北 4 箇所あるの。
通路の床面に大きな石を敷いて、2m 近い大きな段差を付けるのが特徴みたい。
この写真だと分かりづらいけど、けっこうな段差のある門だったのよ。南門だとちょっと分かりやすくなるかな? そのときまた紹介します。(その南門の段差で滑って転んだw)

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柱の穴や門礎からするに、この西門は古代山城のなかでは日本最大の壮大堅固な城門なんだって。西門の観察が終わったので、土塁や石塁を伝ってお城の周りを歩いてみますよー。

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この敷石が案外歩きづらいww
でもこの敷石は日本の古代山城のなかでも鬼ノ城にしかなくて、朝鮮半島でも数例知られるだけの珍しいものなんだって。

ナナメになっているのは雨水が城壁を壊すのを防ぐ目的があるらしいんだけど、このナナメに足を取られる(笑)(笑)


*** おまけ ***

古代山城があったあたりの地図です。

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