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吉備真備が面白かった!『ボストン美術館展 芸術×力』 [アート]

12日は上野の東京都美術館に行ってきました。
現在開催中の展覧会は『ボストン美術館展 芸術×力』 です。

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この日は月曜日も開館だったのよ。
普段は月曜休館なので、そう思い込んでる人が多くて空いていたら良いなーって思ってこの日に予約したんだけど、バッチリ空いてて快適でした(笑)

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作品をほぼ独占状態で観られる快適さ^^

今回の展覧会は本当は 2020 年に開催される予定だったの。
でもコロナ禍で中止になって、2 年待っての開催となりました。
ボストン美術館からやってきた約 60 点の作品は、エジプト、ヨーロッパ、インド、中国、日本などさまざまな地域で生み出された芸術品です。そしてボストン美術館は保存状態が本当に良いのよねえw

会場に入ると、ナポレオン1世の肖像がドドーンと出迎えてくれました。紀元前のエジプトのペンダントやホルス神のレリーフを楽しんで、古墳時代の鏡を見て…と、進んでいきます。
作品と作品の間はゆったりとしたスペースが取られていて快適です。

狩野永徳の作品と言われている『韃靼人朝貢図屏風』には、虎の毛皮を持った人も描かれていたよ。画面だと小さくて見えないか^^;
こういう毛皮から、虎図も想像して描かれたんだよねえw

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ヨーロッパの宗教画や大日如来像を楽しんで、アメリカ大富豪のエメラルドのブローチにうっとり。
そして楽しみにしていた作品のフロアに来ました!
『吉備大臣入党絵巻』です!! 4巻すべてを観ることが出来るの。平安時代後期〜鎌倉時代初期の作品。

奈良時代に活躍した学者・政治家である吉備真備。もちろん岡山出身w
今週末から出掛ける岡山。本を読むと必ず吉備真備のことは出てくるからね。絵巻を観るのも楽しみにしていたのです。

この絵巻は、遣唐使として海を渡った真備が高楼に幽閉されてしまって、そこに鬼になった阿倍仲麻呂が現れて、一緒にいろんな難題を解決していくストーリーなの。
この赤い鬼が阿倍仲麻呂です。

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阿倍仲麻呂の人生も、やっぱり涙無しには語れないよねえ。(割愛するけどw)
仲麻呂と真備が幽閉されてるところから抜け出して、空を飛んで試験内容を探りに行くときの場面^^

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どんな内容かをこっそり盗み聞きする場面ww
このときの真備の表情が最高でした^^

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空いていたので、何回も往復して絵巻を楽しんじゃったわ^^
じっくりじっくり観られて大満足♪

展覧会のラストを飾っていた増山雪斎(ましやませっさい)の『孔雀図』も美しい作品でしたよー。今回の展覧会のために修復されて、日本で初公開!

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第2の若冲と呼ばれるのも頷ける作品だなーって思いました。
だって遠目で見たとき、若冲?って思っちゃったもんww

めちゃめちゃ大満足の展覧会でした。
ランチは上野駅にある六厘舎で味玉中華そば。

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何年ぶりだったろう。六厘舎。
店内が広くなっていて綺麗になっていてビックリしたわww

この日はこのあと日本橋高島屋へ。
個展を観に行ったのでした。

つづく。

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ボストン美術館展 芸術×力
東京都美術館
2022年7月23日〜10月2日
https://www.ntv.co.jp/boston2022/


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