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美をつくし―大阪市立美術館コレクション [アート]

昨日の21日は、サントリー美術館で開催中の『美をつくし―大阪市立美術館コレクション』展に行ってきました。
ブログ訪問出来なくてごめんなさい。今日遊びに行きます〜!



さて。大阪の人には馴染みがあると思われる大阪市立美術館。
昭和11年(1936)に開館なんだって。今回、開館90周年(2026)を前に大規模な改修工事がおこなわれるということで、コレクションが東京に出張してきたのでした。

今回の展覧会のタイトル『美をつくし』は、大阪市章にもかたどられる「澪標(みおつくし)」になぞらえたものだそうですよw

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大阪市立美術館は収蔵品ゼロからのスタートだったそうな。
なので、近隣の古社から文化財を寄託の形で預かることから活動を始めたんだって。この展覧会の最初のフロアは仏教美術でした^^

いくつかは写真撮影OK!
白鳳時代の『銅像誕生仏立像』です。「やっほー!」と言ってるように見えて可愛い。

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中近世美術コーナーでは『百鬼夜行絵巻』も展示されていて、いろいろな妖怪の夜行を楽しんだよ〜。
桃山時代に描かれた『豊臣秀吉像』は、描かれた絹がちりめんのように荒くて、絵を描く絹とは明らかに素材が違うそうな。秀吉の遺品が使用されたのでは? と説明書きにありました。

可愛かったのは、江戸時代の『猫図』です。原在正という人の作品。単眼鏡で見ると、毛がとても丁寧に描かれていたよ。

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尾形光琳の作品も展示されてました。弟の尾形乾山が兄の光琳に「お金を返しなさい」と書いてある書状なんかもあって、ちょっと笑ったww
お兄ちゃんはお金を湯水のように使っていたんだねえ(笑)

近代美術のフロアには上村松園の作品も。
今では大家と呼ばれる画家たちの作品も、当時は現役作家による最新作だったと説明書きにあって、なるほどーって思いました。

ちなみに、左の作品が上村松園の『晩秋』、右が北野恒富の『星』です。どちらも昭和の作品。

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スイス人のカザール氏による根付コレクションは、どれも写真撮影OKでした。
楽しい根付がいっぱいだったよー。この蛇の根付はカエルが飲み込まれている?

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舌切り雀形彫根付は、お婆さんのつづらから妖怪が出てきてる!(笑)

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妖怪うようよのつづら。
こういうの大好き!

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獅子舞牙彫根付も凄く細かくて可愛らしい作品。

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髑髏牙彫根付も可愛いでしょ^^

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大きい作品から小さい作品まで。そして仏教美術や中国美術、中世〜近代美術。
大阪市立美術館の学芸員さんの話によると、「敢えて言えば雑多なコレクションが当館の特徴」なんだって。まさにそんな感じ^^

大阪で活躍した実業家達が個人で収集したコレクションを寄贈してもらっているからなんだっていうのも納得でした。面白い展覧会だったよー^^


展覧会後のランチは、いつもの茅乃舎。
今回は海乃七草と三種のきのこ汁セット。美味しゅうございました^^

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美をつくし―大阪市立美術館コレクション
2022年9月14日〜11月13日
サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2022_4/


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