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後期展示も素晴らしかった。東京藝術大学大学美術館! [アート]

「おかーちゃんが化粧してるから、コスメボックスに入って邪魔してみたにゃ」

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あおに邪魔されながらも適当に化粧をして、7日はお出掛け!
上野の東京藝術大学大学美術館です。

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現在開催中の『日本美術をひも解く』展、後期展示を観に来ました。
前期の記事は、興味があればコチラをどうぞ。
https://rongo-rongo.blog.ss-blog.jp/2022-08-15

宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵するお宝のなかで、今回は伊藤若冲の代表作《動植綵絵》が展示されるから楽しみだったの^^

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10時開館。館内に入ってスタッフさんに「動植綵絵は地下ですか?」って聞いたらそうだというので、私は地下に直行です。(普通の順路としては、3F の展示室から観ていくの)

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やっぱり動植綵絵を目当てに来ている人は多いようで、地下にもわりと人が居ました。
でもね、伸び伸び観られて嬉しい〜!

この動植綵絵は、京都・相国寺に伝わる伊藤若冲筆「釈迦三尊像」を荘厳するために描かれた 30 幅の花鳥図の大作なのです。明治22年(1889)に相国寺より献上されて、宮内庁収蔵になったのだ。
今回はそのなかの 10 幅が展示されていたの。

この動植綵絵、過去に何度か観たことはあるんだけど、滅多に観られないからねえ^^
それに前回(2016年)都美で観たときは、激混みで近づいてガッツリ観ることは出来なかったのだ。今回は作品の前でじっくり詳細を楽しめる^^

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こんなふうに生き物が生き生きと描かれていると、自然と笑みがこぼれます。
若冲の凄さ、そして生き物に対する興味や愛情を感じられるのよね。この画像からは分からないけど、下の方に居るカブトムシもめちゃめちゃ可愛らしく描かれているのよ。単眼鏡で楽しみました^^

芦雁図(ろがんず)も好きな作品。
雁が飛び立って芦が揺れて、雪がはらはらと落ちている様が本当に秀逸! 音まで聞こえてきそう^^

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若冲の作品を堪能してから、後期展示の他の作品も楽しみます。
谷文晁の虎図。19世紀、江戸時代の作品。当時は虎の毛皮を参考に描かれていたから、毛並みはリアルだけど着ぐるみチック^^

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西村五雲の秋茄子。昭和7年の作品。
狐がとても可愛らしく描かれていて、しかも実際の作品はもっと体が金色に光っているように見えて、どことなく現実離れをした世界に引き込まれました。

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ここまで楽しんでから、第一会場のある 3F フロアへ。
流石に人がいっぱい居た(笑)
でも、後期展示の国宝だけは観るぞ!!

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平安時代三跡の一人・小野道風の《屏風土代》です。
なんて書いてるかは全然読めないけどねw
小野道風は平安時代中期の下級貴族。字の美しさで他の貴族から尊崇を受けた人物なんだって。

大満足の展覧会でした^^
このあとは美容室に行くのであまり時間がない。ササッとランチを食べて行きましょう!

食べた場所は藝大のレストランじゃなくて東京都美術館のカフェww
都美はチケットがなくても館内には入れるので、カフェだけ利用させてもらいました(笑)

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おにぎりとクラムチャウダーを食べて、バタバタと美容室に行きましたわw
都美で現在開催してるボストン美術館展には、来週行く予定ですっ!


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特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」
東京藝術大学大学美術館
2022年8月6日〜9月25日
※ 展示替えがあるので注意して下さい
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2022/08/bi-no-tamatebako.html
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/tamatebako2022/


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