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『国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ』展を観たよ [アート]

7月9日。久しぶりに東京国立博物館に行きました。
『国宝 聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ』を観てきたよ。

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三輪山をご神体とする大神神社。憧れの神社でいつかは参拝したいと思ってます。
でもね、まだ縁がなく訪れることが出来てません。この展覧会は、かつて大神神社の境内にあった大神寺のご本尊、十一面観音菩薩立像を拝める有り難い展覧会。

この国宝・十一面観音菩薩立像が奈良を出るのは今回が初めてなんだってー。
これを機会にご挨拶して縁を結ばなくちゃ!って思って行って参りました^^

明治時代以前は、神社の境内に神宮寺があって、神様も仏様も一緒の空間に居たの。でも明治の「神仏分離令」で、神社境内に仏像は置けなくなったのだ。そして廃仏毀釈運動にもなっていく悲しい流れなんだけど。

大神神社でも仏様は境内に置けなくなり、近隣のお寺に仏像を預けたのです。
この十一面観音菩薩立像は聖林寺に預けられ、そのまま聖林寺の所蔵になりました。わたしが好きなお寺、正暦寺にも月光菩薩立像・日光菩薩立像が移され、その2像も今回東京に来てました^^

展覧会では、大神神社のご神体である三輪山の禁足地から出土した杯なんかも展示されていて、ちょっと萌えるww

大神神社の主祭神は大物主大神でしょう。
そして大物主大神は酒造りと関係がある神様。なぜ大国主命と大物主大神が同一視されるのか、お酒がヒントになったりしないのかなあ〜と、ぼんやり考えながら出土品を観てました。いや、まだ全然考察できてないから、これはそのうち考えよう(笑)

この展覧会は、本館特別5室の1フロアだけなので、正直物足りないですw
本館&東洋館&法隆寺宝物館に、関連した作品が展示されているので、そっちも楽しんでね。以下の写真は常設展示室のものです。

こちらは平安時代の十一面観音菩薩立像。

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7世紀中国の十一面観音菩薩立像はこんな感じ。

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こちらは7世紀中国の十一面観音。

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東京国立博物館の敷地内をぐるぐる歩いて十一面観音を見比べてきました。
(足が疲れた)

鎌倉時代の八幡神坐像も展示されていたのでパチリ。
八幡さまも謎が多い神様だなあ。この像は八幡神が応神天皇と同一視されてるので貴族っぽいカッコをしてるよ。

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蝦夷コーナーでは、伊能忠敬が作った北海道西部の地図をパチリ。
単眼鏡で観ても、地名は細かくてよく読めなかった。かろうじて「ヲタル云々」ってのだけは見えた(笑)

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足も疲れたからそろそろ帰ろう。
出口に向かう途中、老猿が出迎えてくれました。今はキミが展示されているんだね^^

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9時半に博物館に入って、時間を見ると11時過ぎ。
お腹空いたな。。。でも前日も展覧会に行ってラーメン食べたから、今回もラーメンは食べ過ぎよね。大人しく家に帰ります。

まい泉のヒレかつサンドを買って帰りました。
久しぶりに食べたら美味しかった^^

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国宝 聖林寺十一面観音
    三輪山信仰のみほとけ
2021年6月22日〜2021年9月12日
東京国立博物館 本館 特別5室
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/shorinji2020/

【巡回】
奈良国立博物館 東新館
2022年2月5日〜3月27日
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/special/202202_shorinji/



++++【おまけ】++++

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母にマスクを作ってもらおうと思って買ってきた鳥獣戯画の手ぬぐいww


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