『ざわつく日本美術』を観てきたよ [アート]
サントリー美術館の年間パスポートの更新を兼ねて、
現在開催している『ざわつく日本美術』展を観てきました。
美術館開館60周年記念展。
今回は心がざわつくような展示方法や作品を紹介しておりますよー。
展示テーマは以下6章からなっております。
・うらうらする
・ちょきちょきする
・じろじろする
・ばらばらする
・はこはこする
・ざわざわする
「うらうらする」では、焼き物や屏風などの作品の裏側を見せてくれていました。裏側にもいろいろな願いが込められた文字や絵が描かれているんだなーと、まじまじと見ちゃったわ。
『邸内遊楽図屛風』は、妓楼のなかに描かれた屏風の裏にも注目だったのです。
能面の裏側。こんな感じになっているんだねえ。
写真では分からないけど、文字のようなものが書かれていました。
「ちょきちょきする」では、絵巻や着物が切断されて掛け軸として別の作品になったものなどが展示されていましたよ。
「じろじろする」では、めっちゃ細かい刺繍や消えかかっている蒔絵の図柄をガン見。
「ばらばらする」では、蓋付きの焼き物を蓋と器のそれぞれに分けて展示していました。蓋だけ見ても器として機能しそうだ、なんて思っちゃった。
それから硯箱も、身と蓋を分けて展示。
文様や技法などをじっくり見て、どの蓋と身がセットなのか、クイズ形式に展示されていましたよ。こういうふうに展示されると、模様の特徴をじっくり見ちゃうね ^m^
わたしが一番面白かったのは「はこはこする」フロアでした。
展示品は、当然のことながら展示されているとき以外は、箱などにしまわれているわけで。今回はその箱も展示していたの。
おおおー!いかにもお宝が入ってます的な箱なんだね(笑)
何重にも箱があって……そしてその中に入っているものは、この色絵鶴香合(野々村仁清・作)だったりするのだ。
これだけでも、ものすごい貴重なお宝!って感じがする箱。
これは、北条政子が愛玩した7つの手箱の一つが入れられた箱。
「今日まで火災や虫害、欠損を免れたのは、政子の霊力のおかげだ」と書かれているようです。この箱は江戸時代(1819年)に新調されて、そのときに蓋に書かれたんだね。
そしてその『浮線綾螺鈿蒔絵手箱』がこちら。鎌倉時代の作品で、国宝指定されてます。
「ざわざわする」フロアに展示されていたのは、道成寺縁起絵巻。
前期展示の今は、清姫が安珍の裏切りを知り、追いかけ、鬼(蛇)に変わっていくシーンが展示されていましたよ。
放屁合戦絵巻や、好色な法師が女主人の屋敷に侵入した袋法師絵巻も展示されています。実際に会場で楽しんでね^^
展示数はあまりなかったけど、コンセプトが面白かったな。
展覧会後のお昼御飯は、茅乃舎で「海乃七草となめこ汁セット」をいただきました^^
******
ざわつく日本美術
サントリー美術館
2021年7月14日〜8月29日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2021_2/
現在開催している『ざわつく日本美術』展を観てきました。
美術館開館60周年記念展。
今回は心がざわつくような展示方法や作品を紹介しておりますよー。
展示テーマは以下6章からなっております。
・うらうらする
・ちょきちょきする
・じろじろする
・ばらばらする
・はこはこする
・ざわざわする
「うらうらする」では、焼き物や屏風などの作品の裏側を見せてくれていました。裏側にもいろいろな願いが込められた文字や絵が描かれているんだなーと、まじまじと見ちゃったわ。
『邸内遊楽図屛風』は、妓楼のなかに描かれた屏風の裏にも注目だったのです。
能面の裏側。こんな感じになっているんだねえ。
写真では分からないけど、文字のようなものが書かれていました。
「ちょきちょきする」では、絵巻や着物が切断されて掛け軸として別の作品になったものなどが展示されていましたよ。
「じろじろする」では、めっちゃ細かい刺繍や消えかかっている蒔絵の図柄をガン見。
「ばらばらする」では、蓋付きの焼き物を蓋と器のそれぞれに分けて展示していました。蓋だけ見ても器として機能しそうだ、なんて思っちゃった。
それから硯箱も、身と蓋を分けて展示。
文様や技法などをじっくり見て、どの蓋と身がセットなのか、クイズ形式に展示されていましたよ。こういうふうに展示されると、模様の特徴をじっくり見ちゃうね ^m^
わたしが一番面白かったのは「はこはこする」フロアでした。
展示品は、当然のことながら展示されているとき以外は、箱などにしまわれているわけで。今回はその箱も展示していたの。
おおおー!いかにもお宝が入ってます的な箱なんだね(笑)
何重にも箱があって……そしてその中に入っているものは、この色絵鶴香合(野々村仁清・作)だったりするのだ。
これだけでも、ものすごい貴重なお宝!って感じがする箱。
これは、北条政子が愛玩した7つの手箱の一つが入れられた箱。
「今日まで火災や虫害、欠損を免れたのは、政子の霊力のおかげだ」と書かれているようです。この箱は江戸時代(1819年)に新調されて、そのときに蓋に書かれたんだね。
そしてその『浮線綾螺鈿蒔絵手箱』がこちら。鎌倉時代の作品で、国宝指定されてます。
「ざわざわする」フロアに展示されていたのは、道成寺縁起絵巻。
前期展示の今は、清姫が安珍の裏切りを知り、追いかけ、鬼(蛇)に変わっていくシーンが展示されていましたよ。
放屁合戦絵巻や、好色な法師が女主人の屋敷に侵入した袋法師絵巻も展示されています。実際に会場で楽しんでね^^
展示数はあまりなかったけど、コンセプトが面白かったな。
展覧会後のお昼御飯は、茅乃舎で「海乃七草となめこ汁セット」をいただきました^^
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ざわつく日本美術
サントリー美術館
2021年7月14日〜8月29日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2021_2/