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#サントリー美術館 で開催の「日本美術の裏の裏」を観てきました [アート]

久しぶりの展覧会記事です^^
9月30日からサントリー美術館で始まった「日本美術の裏の裏」展に行ってきました。

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今回は、生活の中の美の“愉しみ方”に焦点をあてた展覧会。今は家の中もすっかり変わって和室や床の間が消えちゃってるところも多いよね。古の人々の愉しみ方を知り、追体験しましょう!という展覧会です。写真撮影OKですよ。

入口を入ってすぐ出迎えてくれたのは円山応挙の青楓瀑布図。
緑色の布がまるで木々の葉のよう。ここからは想像力を働かせて・・・

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木々の隙間から見える滝。そして音。山の中でこんな景色に出会えたら、きっとホッとするんだろうなーなんて思いました。

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館内の雰囲気はこんな感じ。あまり人も多くなかったですよー。

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襖があると屏風もしっくりくるね。臨場感のある展示です。

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武蔵野図屏風。いつまでも見ていたい景色。

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浄瑠璃物語絵巻に出てくる迦陵頻伽が優雅で美しい。
源氏の御曹司・源義経と浄瑠璃御前との一夜の逢瀬の物語なんだって。

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次のフロアはミニチュアサイズの雛道具。上野の不忍池近くにあった七澤屋で作られたものは、江戸時代人気だったそうな。

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単眼鏡でズームで観ると、ほんっとすごさが分かります。
めっちゃ精巧に作られていてビックリ!!
ミニチュア好きなのよねえ。まじでドラえもんのガリバートンネルがあったら、小さくなってこういう調度品の中で暮らしたい(笑)

ヘタウマ絵も登場ですよ。
室町時代に描かれた「かるかや」という作品は、このちょっとヘタな絵が味わい深くて、そして話を読み進めていくうちにホロリとしてしまった作品。あ、もちろん文字は読めないので解説を読んだけど!(笑)

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菩薩たちの来迎シーンが良いのよ!!(涙)

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焼き物のフロアもありましたよ。
鑑賞者次第で、正面を何処にするか。器や花瓶などは、自分好みの「正面」っていうのがあるよね。仏像もそうだけど、好きな角度ってあるから、360度観られるように展示されていました^^

古来の日本人が好んだ和歌。
和歌がちりばめられた工芸品のフロアは、やっぱり本阿弥光悦や俵屋宗達の作品が多かったです。そのなかで、好きな作品をパチリしてきたの。

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仁阿弥道八の色絵桜楓文透鉢です。以前、道八の展覧会で観て素敵だな〜って思っていたの。今回は写真が撮れたので記念にパチリしてきたよ。春と秋、両方の景色を楽しめるのだ。見る角度によって、春を満喫したり秋を満喫したり出来るのが好き^^

最後のフロアは風景画。
風景画と言っても、よく目をこらして見ると、点のように小さく描かれた人物が居るのがポイント(笑)
この人物たちが何をしてるのか、どんなことを語っているのか想像しながら鑑賞する愉しみ方が紹介されていました。

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隅田川の近くに住んでいるので、どうしても隅田川が描かれた作品に反応してしまう。
この場面は浅草寺界隈。あー、また浅草に遊びに行きたくなっちゃったぞw

のんびり作品を楽しめる展覧会です。
写真撮影する人は、普通に鑑賞してる人たちに配慮してパチリしてくださいね ^ω^)b

展覧会後のランチはトムヤムクンフォーにしてみたよ♪

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リニューアル・オープン記念展Ⅱ
日本美術の裏の裏
サントリー美術館
2020年9月30日〜11月29日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2020_2/index.html


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