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ミュージアムシアターで観た「国宝松林図屏風」 [アート]

この日も東京国立博物館へ。
今回の目的は、東洋館のミュージアムシアターで催されている映像を観ること。

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その名も、VR作品「国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-」です。
トーハクの所蔵品、長谷川等伯の松林図屏風。毎年お正月に展示されているのです。わたしも大好きな作品^^

当時の時代背景から松林図の成り立ちを推理し、作者である等伯の画業の歩みを辿るんだそうな。
この日、シアターに来たお客さんは5人かな。広いスペースに思いっきり間隔をあけて座りました(笑)

ミュージアムシアターの面白いところは、作品にこれでもか!ってくらい近づいた映像をみせてくれること。いつもは離れて鑑賞する作品の詳細な筆遣いまでも堪能できます。
使われている和紙の状態から、松林図屏風はおそらく本来は、お寺に依頼された障壁画の下絵で、後世の人が屏風に仕立てたのだろうということでした。

ちなみに現在平成館で開催している特別展の「桃山 天下人の100年」にも、この松林図屏風は展示されてます。わたしが観に行ったときはまだ展示が始まっていなかったんだけど、今は観られる筈だよ^^

ミュージアムシアターでは、長谷川等伯の「楓図」と、息子の久蔵の「桜図」も紹介されました。豊臣秀吉の長男・鶴松の菩提を弔うためのお話しもあわせて紹介されていて、その後の久蔵の死のくだりでは、やっぱりしんみりしちゃう・・・

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映像自体は30分程度なのですが、とっても堪能出来ました。
この日のランチは東洋館にあるレストランで。

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ほんとは博物館を出てからラーメンでも食べに行こうと思ったんだけど、ここ数日けっこう歩いていて、なんとなく足首が痛かったのだw
無理せず近場で食べて、家に帰りました^^

まあ、東洋館内の展示作品も見て回って歩いたから余計に疲れたんだけど(笑)

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VR作品「国宝 松林図屛風-乱世を生きた絵師・等伯-」
東京国立博物館 東洋館地下 TNM&TOPPAN ミュージアムシアター
2020年10月7日〜2021年1月17日
https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=12&id=10581


今年、東京国立博物館に来るのはこれが最後かな。多分そんな気がします。
常設展で面白そうな展示があれば観に行くかもしれないけどね^^

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