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興福寺仏頭展に行ってきました [アート]

今日も上野へ。
今回は東京藝術大学大学美術館で開催中の「国宝 興福寺仏頭展」を観に行きました。

ちらしですー

興福寺は南都六宗の一つ、法相宗の大本山の寺院。そして藤原氏の氏寺。
最近は阿修羅像があるお寺で有名かな?(笑)

今回の展覧会には阿修羅ではなく、仏頭 (薬師如来像)です。
応永18年(1411)の落雷による火災で所在が不明となっていた国宝「銅造仏頭」は、昭和12年(1937)10月、東金堂の文化財保存修理のさなか、現本尊とその背後にある板壁(来迎壁)を撤去したところ、台座から発見されました。【公式サイトより抜粋】

図録

この展覧会はかつて本尊だった仏頭(薬師如来像)を守護していた鎌倉時代の木造十二神将立像と平安時代の木彫レリーフ、板彫十二神将像、合わせて25体はすべて国宝という超豪華な展覧会なのです。

もともとこの薬師如来像は山田寺の講堂の本尊だったそうです。
山田寺の開基は蘇我一族。藤原氏に滅ぼされた蘇我氏です。謀反を疑われ自害した蘇我倉山田石川麻呂の追善のために造られたとされるのが薬師如来像なんだって。
その像を藤原氏の氏寺として大きな権勢を誇った興福寺の僧兵たちが山田寺から移送(奪取よねw)して、興福寺にやってきたという経緯があるそうな。そんな像が落雷による火災で胴が焼失。なんだかそういう経緯や薬師如来像、蘇我氏の気持ちなんかをいろいろと考えると小説が書けそう(笑) ムリだけどww

現在の薬師如来像の台座の中に安置された仏頭。
いつしか忘れられたその仏頭が改修作業中に出てきた。なんだか浪漫よねえ〜。

仏頭は無残にも壊れているけど、表情は本当に美しかったです。
気品が感じられましたよ。そして、その薬師如来像を守護していた木造十二神将立像が、これまた迫力があってかっこいい!!

わくわくして見ました

躍動感にあふれて、どの像も見ていて楽しい(^^)
本当に一見の価値があります!!

大満足で展覧会をあとにして、向かったのは浅草。
靴を買って、ゴハンを食べて帰りました。

海鮮丼よ〜〜

浅草・すし栄の上海鮮丼。
浅草勤務の時によく来たお店なのですが、3〜4年ぶりに訪れたら店主が変わっていました。前のご主人、結構お年を召していて、ちょくちょく入院もしていたから譲ったのかなあ?

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国宝 興福寺仏頭展
東京藝術大学大学美術館
2013年9月3日〜11月24日
10:00〜17:00
http://butto.exhn.jp/index.html

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