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契丹 草原の王朝展 [アート]

ブリヂストン美術館に行った日、この日は展覧会のハシゴでした。
ランチ後向かったのは上野。東京藝術大学大学美術館です。じつはこの美術館に来るのは初めて!

旧東京音楽学校奏楽堂の前を通って美術館に向かいます。この辺を歩くのも初めてだな~~

こんな奥までは来たことがなかったのさ

さて、美術館で開催中なのは 『契丹 草原の王朝』 展です。

チラシです~

2011年に九州国立博物館での展覧会を皮切りに、静岡、大阪と巡回して東京にやってきました。この特集、7/28 の世界ふしぎ発見で放送されるんだとか。見なくちゃ^^

今からおよそ1100年前、唐王朝の滅亡をうけて各地に新たな国が登場。
いちはやく国づくりに着手したのが、遊牧の民・契丹の諸部族を統括した実力者、耶律阿保機 (やりつあぼき)でした。
10世紀初頭に国家の体制を整えて、北宋、高麗、西夏、ウイグルなど周辺諸国との交流で栄えたんだそうです。

素晴らしい遺物ばかり!

この展覧会では、契丹の3人のプリンセスに関する遺物を中心に、出土した至宝を公開していました。トルキ山古墓から出土した彩色木棺は見事だったよ!!
その大きさには、かなり圧倒されました。

未盗掘だったので、たくさんの副葬品が出てきて、それもあわせて展示されていたんだけど、
どれも装飾が美しくて目を奪われました。いやーー、未盗掘で良かったってしみじみ思います!

巧みな騎馬戦術を持つ民族だったので、馬用の装飾品もいろいろ展示されていました。それがまた美しいのです!唐を継承する高い工芸技術というのも納得でした。

契丹王朝は仏教を信奉していたので、舎利塔や仏塔の奉納品もたくさんありました。
これがまた精巧なつくりで素晴らしかった。
陶磁器や金銀器も結構洗練されていて、見ていて飽きません。

世界初公開50件、一級文物45件という謳い文句。
ほんと、観に行って良かったです(^-^)

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日中国交正常化40周年記念 特別展
「草原の王朝 契丹 ― 美しき3人のプリンセス ―」
東京藝術大学大学美術館(東京・上野公園)
2012年7月12日(木)~9月17日(月・祝)
午前10時~午後5時
http://www.kittan.jp/
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