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三井記念美術館で開催中の驚異の超絶技巧展は凄かった [アート]

三井記念美術館で開催中の 「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」展に行ってきました。

これです

2014 年にも同館で超絶技巧の展覧会があったのに、またやるの?って思ったのですが、今回は前回展示された明治時代の作品に加えて、現代の作家たちによる超絶技巧アートが展示されていました。

ちらし

現代の作家たち、プロフィールを見ると私よりも年下の人たちが多いです。そして作品も「凄すぎる!」って唸ってしまうものが多くて、なんだかとっても嬉しくなりました。

もちろん先代たちの作品は有無を言わせない美しさがあって溜息ものです。
七宝の並河靖之、濤川惣助。彼らの作品は観ていて飽きないわー^^

二人のナミカワ

他にも牙彫の安藤緑山。陶磁の宮川香山など、他の展覧会でも惚れた作家達の作品がズラリでした。でも今回はせっかくなので、現代作家の作品を紹介してみよう!

まずはコチラ。七宝で作られた蛇革に見えるバッグ。
写真では分かりづらいけど、蛇がニュっと頭を出していて迫力があります。春田幸彦という方の作品。

バッグ

こちらは、お皿の上に魚がのっている・・・わけではなくて、一本の木を削って作った作品。お皿もサンマも一体となっているのです。一本造り・・・どうやって彫ったのか想像も出来ん!(笑)
前原冬樹さんという方の作品です。

恐るべし

江戸時代以来、多く作られた自在置物ですが、現代の作家 満田晴穂氏は、骨格が自在に動くものを作っちゃいましたよ。骨好きとしては惹かれる作品(笑)

骨骨

山口英紀氏のモノクロ写真にしか見えないコチラの作品も、実は墨絵なんだって。そう言われてまじまじ観ても、写真にしか見えない~(笑)

どう?

稲崎栄利子氏の陶磁作品。陶土、磁土、ガラスで作られてるそうですが・・・どうやって作ったの?これを作っていて「むきー!」ってならなかったの?って思うくらい、ビックリ仰天でまじまじ観ちゃいました。

恐るべし

まだまだ他にも呆気にとられる作品がズラリですよ。
これは是非とも実際に美術館に足を運んで、じーーーっくり観てほしい展覧会です!

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驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ
三井記念美術館
2017年9月16日~12月3日
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/

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