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泉鏡花作品の女人たちを愛でる [アート]

連日の酷暑で引きこもりでしたが・・・頑張って出掛けてきました。
サントリー美術館で開催している「琉球〜美の宝庫展」です。

でも、今日の記事はその展覧会のあとに行った、弥生美術館で開催している展覧会のオハナシ。

六本木から日比谷乗り換え、根津で地下鉄をおりて、てくてく弥生美術館へ向かいます。太陽の日差しは容赦なくてくじけそう。現在は縄文時代にスポットが当てられているけど、この界隈は弥生式土器が発掘された場所。ゆかりの石碑もパチリ。

あつい

到着しました、弥生美術館。
何年ぶりだろう〜。20 年くらい経っているかもしれん(笑)

到着ー

展覧会のタイトルは、「文豪・泉鏡花 × 球体関節人形〜迷宮、神隠し、魔界の女展」

泉鏡花の世界は惹かれます。
人なのか人ならざるものなのか、そして妖しい女人がたくさん登場する物語。

図録

21歳とか22歳とか、そんな若かりし頃に嵌まって読みました。
(なので話の内容はあまり覚えていないww)

この展覧会は、泉鏡花の作品に登場する女人たちの存在が、人形と通じ合うものがあるという考えのもと、鏡花文学のヒロインたちの人形を作った、球体関節人形作家の作品が展示されてます。

それ以外にも、泉鏡花本の装幀や挿絵を手がけた鏑木清方や小村雪岱 (せったい) の作品も展示されていました。

「天守物語」に登場する魔界の姫様。
泉鏡花の首を持って登場です。

天守物語

こちらは「高野聖」の美女。
見る角度によって表情がガラリと変わって、引き込まれました。綺麗だよねー^^

高野聖

「琵琶伝」のお通。
夫の喉を食い破って殺した女性。愛する人(夫ではない)を殺されて正気を失くした表情が、すごく表現されてました。

鬼気迫る

他にも妖しく惹かれる人形がいろいろ佇んでいましたよ。若い女性が多かったけど、若い男性グループもわりと来てました。外国人の若い女性は「Oh! I love it!!!」って興奮していて可愛かった^^

興味がある人は、ぜひぜひ足を運んで泉鏡花の世界に迷い込んで下さいマセ^^
わたしはまた、泉鏡花の本を読み返そうと思ったわ。

帰り道。根津駅よりも本郷三丁目駅のほうが家に帰りやすいので、東大構内を通って本郷三丁目方面へ。赤門をくぐり抜けて駅に向かいました。

ううう

まじ、汗だらだらです。
そういえば、東大構内の博物館もしばらく来てないから、近いうちに覗こうと思いました。

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「文豪・泉鏡花 × 球体関節人形〜迷宮、神隠し、魔界の女展」
弥生美術館・竹久夢二美術館
2018年7月1日〜9月24日
※ 竹久夢二美術館では「明治150年記念 / 明治の夢二」展を開催してます。鏡花と夢二、どちらの展示も見られます。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/index.html

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