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「ミネアポリス美術館 日本絵画の名品」面白かった! [アート]

展覧会初日のサントリー美術館。
今回の展覧会は、アメリカ中西部ミネソタ州にあるミネアポリス美術館所蔵の展覧会です。題して『ミネアポリス美術館 日本絵画の名品』

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今回の展覧会、すべての作品の撮影がOKでした。
他の美術館から借りてきたものが撮影OKだなんて珍しいよ!!

ミネアポリス美術館は約9万点を超える美術品を所蔵していて、そのうち日本絵画コレクションは約2500点なんだそうな。この展覧会では中世から近代にいたる日本絵画が来日しておりました。

まずは水墨画のフロア。
室町時代、山田道安の『竜虎図屏風』です。この絵師は知らないなあ。東大寺大仏の修理の指揮をとったんだって。すごい!

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迫力がありながらも、可愛い虎ちゃん(笑)

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お次のフロアは狩野派の作品がずらり。
京都・大覚寺の襖絵だったと言われている『四季耕作図襖』は、十六面のうち八面が展示されていたよ。狩野山楽の作品と伝えられてます。

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四季を通じた耕作の様子が描かれています。人々の営みを楽しんでいたら・・・猫発見^^

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やまと絵のフロアには西行物語を描いた屏風や源氏物語図などが展示されてましたよ。そしてこの『きりぎりす絵巻(伝 住吉如慶)』は、きりぎりすに見えないww

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『武蔵野図屏風』は薄原にいろんな野花が描かれていて情緒豊かでした。
こんな雰囲気の中で作品を楽しんだよー。

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琳派のフロアでは俵屋宗達や酒井抱一の作品を楽しんで、お次は伊藤若冲や曾我蕭白などの「画壇の革新者たち」のフロアへ!
江戸時代後期。既存の流派や様式にとらわれない絵師たちのコーナーです^^

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伊藤若冲の鶏♪♪
『鶏図押絵貼屛風』のこのお尻を向けている鶏さんが好きw

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曾我蕭白の大胆な筆遣い。『群鶴図屛風』の鶴の表情が良いんだよねえ。
いろんな鶴を楽しみました。インスタでは、ほくそ笑んでる鶴の顔や、他諸々を載せておいたよw

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松井慶仲の『虎図』は、爪がシャキーーーンと出ていてね、この表情と爪で、ゆきちさんのところのこてつくんが浮かんだ(笑) 勝手なイメージですww

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その他、浮世絵や日本の文人画、明治時代に入ってからの作品なども展示されていて、その時代時代の作品を楽しめる展覧会。わたしの好きな柴田是真の作品もありました。『漆絵画帖』の虎。

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漆で描かれているんだよ。凄いの!
漆絵は色数が限られるんだけど、さすが漆の扱いに長けている柴田是真。見事な作品でした。

展覧会のあとのランチは遠出せず、美術館隣のカフェ、加賀麩不室屋でいただきます。
加賀麩とりどり膳は、九谷焼の器も楽しめるのよん。

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この展覧会、福島と滋賀に巡回します〜!
ホームページを見ると他の地域にも巡回すると思われる記述がありました。

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ミネアポリス美術館 日本絵画の名品
サントリー美術館
2021年4月14日〜6月27日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2021_1/

【巡回】
福島県立美術館 2021年7月8日〜9月5日予定
MIHO MUSEUM 2021年9月18日〜12月12日予定


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そして今日はまた別の展覧会に行ってまいります。
コメントのお返事&ブログ巡回遅れます〜

【11:40 追記】
Bunkamuraザ・ミュージアムのエジプト展に行ったら、なんと整理券配布。
15:30の回だというので帰ってきました。
いまどき整理券をもらうための長蛇の列とかありえない!(笑)
明日の記事に愚痴らせてもらいますww


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