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インカ帝国展:マチュピチュ「発見」100年 [アート]

約一ヶ月ぶりのアートネタです。
今日は国立科学博物館で開催中の 『インカ帝国展』 に行ってきました。
マチュピチュ発見100年記念なんだそうです。

元気なうちに行っておきたいマチュピチュ

今回の展覧会は、インカ帝国の始まりから、スペインに滅ぼされるまでの流れもわかる展示になっていました。
ミイラももちろん目玉のひとつ。
インカはスペインに滅ぼされたけど、インカもまたいろいろな民族を滅ぼしました。そんなインカに滅ぼされたチャチャポヤ人のミイラも展示されていました。

チラシの裏面です~

スペイン人がやってきて、貴重な文化遺産となったであろう黄金の装飾品を奪い、溶かし、金の延べ棒に変え、王を殺害して、そしてインカは征服されました。
聖母マリアが手の先から砂を出し、インカ人を攻撃した絵なども展示されていて興味深かったです。

スペイン人の征服に関する絵画、キリスト教の配下になったインカの支配者の絵画など、
こういう絵画を見る機会がほとんど無かったので、今回の展覧会はこのフロアが私にとっては一番おもしろかったかな。

インカ帝国は生け贄の文化があって、純粋無垢な子供が生け贄として捧げられてました。
1533年にスペインに滅ぼされなかったとしても、こういう習慣はきっと近代には受け入れられず、インカ文明はいずれは無くなっていく ( 形を変える ) ことになったんだろうなと思うけど、それでももう少し多くの文化遺産は残してほしかったなーと思わずにはいられません。
( スペイン人があまりにも黄金に執着するので、インカ人たちはスペイン人は黄金を食べる人種なんだと思ったというのが可笑しかった )

せめてマチュピチュが残っていて良かったなーと、改めて思いましたわ^^

それにしても、インカ道っていうのは本当に凄いものだったんだなと、実感!
そしてインカ道を直走る、今で言う飛脚のチャスキ!一日で280kmも駆け抜けたなんて凄いです(笑)

あとは、インカの人々は文字を持たなかったけど、キープと呼ばれる記憶補助道具があって、これを駆使して人口や家畜の種類や数、作物の量、兵力などのデータを保存していたんだそうな。
キープの数え方が解説されていたけど、私にはさっぱり分かりませんでした^^; ワハハ

数字はよく分からないの

いつもは「黄金だーーー♪ 宝石だーーー♪♪」 と、目を輝かせて観る展覧会だったけど、今回は違う視点で楽しめました^^

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マチュピチュ「発見」100年
インカ帝国展
2012年3月10日~6月24日
国立科学博物館 (上野)
http://www.tbs.co.jp/inkaten/

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