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特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」 [アート]

今日は東京国立博物館で開催中の、
ボストン美術館 日本美術の至宝展を観てきました。

金曜日は 20:00 まで開館なので、仕事が終わった後に行ったのですが
けっこう空いていて、かなり堪能出来ました^^

敷地内の河津桜は満開でしたよ!

一足早い花見です

きれいでしたーー

さて今回の展覧会。
ボストン美術館草創期に在職したアーネスト・フェノロサや岡倉天心たちが収集した日本美術の数々が帰国したのです。

ゆったり観られたのが一番良かった

快慶作の弥勒菩薩立像は本当に美しかった!
このチラシではイマイチなのですが、瞳がきれいで目の前に立つと心が洗われる気がしました。

渋い輝きが美しい♪

曽我二直庵の描いた鷲鳥図屏風は、鷲の眼光がめちゃめちゃ鋭くてカッコよかった!
滝の直線的な流れと、鷲の体の曲線が美しかったです。

狩野山雪の十雪図屏風は、雪の中での人々の営みと遠くの雪景色が細かく描かれていて、観ていて飽きませんでした。

吉備大臣入唐絵巻もじっくり見られました。
遣唐使として唐へ渡った吉備大臣が幽閉された楼閣で、客死した阿倍仲麻呂の霊に助けられながら難問を解いたり囲碁に勝ったりするお話。面白かったです(笑)

そしてなんと言っても迫力満点だったのは、曽我蕭白 ( しょうはく ) 筆の雲龍図です。
34歳の作品。

龍の顔が可愛いです

1911年、ボストン美術館に収められたときから、襖から剥がされた状態で保管されてきた巨大な龍。今回の修復作業により公開が可能となったんだそうな。
伝来は明らかではないけれど、寺院の襖かと考えられてるんだって。

展示されているのは頭の部分としっぽの部分なのですが、もちろん胴体もきちんとあったらしいです。頭と胴体だけでもめちゃめちゃでかいんだもの、これで胴体があったら、とんでもない迫力だったろうなと思われます。一見の価値ありです!

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東京国立博物館140周年
特別展「ボストン美術館 日本美術の至宝」
東京国立博物館(上野)
2012年3月20日(火) ~ 2012年6月10日(日)
9:30~17:00 (金曜日は20:00まで、土・日・祝・休日は18:00まで)
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