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ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実 [アート]

8月15日(水) は、上野の森美術館で開催中の
ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実~を観に行きました。
大阪会場からの巡回。かなり混雑するというのは聞いていたので、開館前に行かなくちゃ。
8月は、9時OPENとのこと。8時20分くらいに到着したら、すでに長蛇の列でした。炎天下のなか待つはめになり、帽子をかぶってくれば良かったな~と後悔(笑)

今回の図録です

会場内に入れたのは9時10分くらいでした。
まずは強制的に映像を見せられて、そこから自由見学w

入口付近は既に混雑してるので、すべてスルー。
せっかく開館して間もない時間に居るので、会場の奥の方に進んでしまいましょう。
奥の方はまだ人も少なかったので、間近で作品を堪能することにします。

いまや超有名な、現代のインディ・ジョーンズ(?)
元エジプト考古大臣ザヒ・ハワス博士監修の展覧会。さすがに展示されている作品は、芸術的にもすぐれた工芸品ばかりでした。

ツタンカーメンの王墓から発見された品や、ツタンカーメンの親族の品が展示されていて、
チュウヤ (ツタンカーメンの曾祖母) の人型棺は見事でした!!
http://www.fujitv.co.jp/events/kingtut/exhibit.html#stage3

私が気に入った作品は、ライオンの飾りのついた化粧容器です。
ベロンと出した舌が、あお君の舌みたいで可愛かったのよー。こういうデザインの容器はエジプトの展覧会であまり見ないので、新鮮でした。
http://www.fujitv.co.jp/events/kingtut/exhibit.html#stage4

そして今回のメインは、ツタンカーメンの棺形のカノポス容器。
http://www.fujitv.co.jp/events/kingtut/exhibit.html#stage5

ツタンカーメン王墓から出土したものです。カノポスなので、大きくないということは頭では理解していたつもりでしたが、それでもツタンカーメンのだったら、もうちょっと大きいのかな~って思っていたら、やっぱり小さかったです(笑)
カノポスとは、ミイラを作った際に遺体から取り出した内臓を入れる容器のことです。
このカノポスには肝臓が入っていたんだそうな。

360度、好きな角度からカノポス容器を見ることができました。
内側にまで文字が刻まれていて、本当に見事で美しい。

この容器の前で、「え!黄金のマスクは来てないの?」と言っている人が結構いましたよ。
そうなんですよね~。本当は見たかった黄金のマスク。
でもあれは、今は国外には出ないんだよね・・・カイロ博物館に行くことは出来るのだろうか・・・

昔は謎が多かったツタンカーメンですが、今は特定不明だったミイラの科学的調査も進んで、ツタンカーメンの家族構成も分かってきたし、どんな人物だったのかも、死因もだんだん分かってきました。これからも調査が進むと、もっともっとハッキリしていくのでしょうね。

この展覧会。作品自体は本当にいいものが来てると思いました。
でもミーハーな感じに思えてしまったのが残念だなあ・・・なんとなく、「商売!!」が前面に出ている気がしちゃいました^^;

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ツタンカーメン展 ~黄金の秘宝と少年王の真実 ~
2012年8月4日(土)~12月9日(日)
平日9:30~18:00/土日祝9:00~18:00 (最終入場17:00)
  ※8月は9:00~
上野の森美術館
http://kingtut.jp/

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