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無量寺の襖絵・応挙芦雪館 [ふらり旅・イベント]

紀伊勝浦駅から、特急くろしお16号に乗って目指すは、和歌山県串本町。

はたして辿りつけるのか

定刻通りに出発した特急ですが、走り出した途端大雨で雷雨です。
窓ガラスに叩きつけるような雨とビカビカ光る雷。串本では本州最南端の潮岬を目指すつもりだけど、この雨じゃ台風中継のようになっちゃうなあ・・・

景色を楽しめないのなら、串本で下りないで終点の新大阪まで行ってしまおうか。
そこで、くつしたにゃんさんを呼び出して一緒にゴハン食べようか・・・などと思ってました。
相方君が「でも、串本の無量寺には行きたいんでしょ?」と言ってきます。

そうなんです。無量寺は、芦雪や応挙の襖絵が見られるので楽しみにしてたんです。
相方君は潮岬に行きたいとのことで、ダメもとで串本で下りようよ、と言われました。

そうだよね。景色を見られないならそれでもまたよい思い出になるだろう・・・と考え直しているうちに、雨脚は弱まり、串本のホームに降り立つと・・・見事に雨は止んでいました(笑)

応挙がパワーをくれた!?

「すごーい!雨がやんだよー!ゆずと孔雀明王にお願いしたおかげだねえ」と言うと、
「彼らが本気を出したら、天気なんてこんな風に変えられるんだねー」と、信心深いことを言う二人。笑いながら、無量寺を目指しました。

これが無量寺です

無量寺には応挙芦雪館があって、応挙や芦雪の作品を中心に、室町・桃山・江戸時代の絵画が
展示されています。そして収蔵庫に収められている襖絵は国の重要文化財に指定されているんです!

うふふふ。楽しみだーーー

まずは参拝参拝。
ちょうどこの時期、盆踊りの会場になっているらしく、提灯をぶら下げる電球が(笑)

頭をぶつけないようにしなくちゃ

応挙芦雪館に行くと、「さっきまで雨が降っていたから収蔵庫は見せられなかったんだけど、今は止んでるから・・・また降り出さないうちに、先にそっちを案内しましょう」と言ってくれました。
なんと!雨などの天気の悪い日は、収蔵庫は見学不可なんだって!
わーお!!!雨がやんでくれてよかったよぉぉぉ!!(感涙)

応挙芦雪館も素晴らしかった

こちら ↓ が収蔵庫。重たい扉を開けて中に入ると・・・

感動の嵐です

目の前にはどどーーーーん!と応挙の襖絵。
無量寺の室内と似たような造りになっていて、どんなふうに襖が配置され、どんなふうに絵が楽しめたのかが一目瞭然です。

「あー!この間上野の展覧会で見たやつだぁぁ!!!」というお宝襖絵が(^▽^
あのときはガラス越しに見た襖絵。今はガラスなんか無くて、本当に間近で見ることが出来ます。超感動!!!

可愛い可愛い芦雪の虎と龍を堪能してきました。
応挙芦雪館に行くと、こちらは掛け軸が中心。無量寺が作品を貸し出した展覧会の図録も売られていましたが、それは殆ど持っているので・・・(笑)
こちら ↓ を買ってまいりました。

無量寺の図録だぞーーー

そのお寺でしか買えない図録って嬉しいわぁ(^-^)
収蔵庫の作品を見ることができて本当に良かった。応挙や芦雪が天気を変えてくれたのかな?とすら思えてしまいました。感謝。

串本の町並みはこんな感じ。もう雨が降る気配はありません。

夕方にかけては、晴れ女パワーさく裂なのです

いよいよ、ここからバスに乗って潮岬へ Let's Go!
楽しみです(^-^)

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