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関東大震災と東京国立博物館 [アート]

連休中は天袋の襖も開けていたので、2ニャンは喜んでココに居ました。

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「うみの場所が狭くなったニャ!」



この季節は天袋に羽毛布団が片付けられるからねえ^^;
寒くなるまで我慢してw



今日もトーハク記事です。
本館特別 2 室での特集『関東大震災と東京国立博物館』も観てきました。2023年9月3日までの展示です。



大正12 年(1923)9月1日に発生した関東大震災。当時はまだ東京帝室博物館だったトーハクも被害を受けました。被害の実態を振り返りながら、復旧・復興の歩みについての一端を紹介しています。

地震があったとき、上野公園は比較的被害が少なかったらしく、避難者が大勢押し寄せたんだって。そこで博物館総長が宮内省の大臣に公園内にバラック(仮設住宅)建設&許可を求めたんだそうな。これはそのときの書類。バラック建設を希望する団体は、博物館総長に申請したようです。



震災の焼け跡を写生したもの。上野駅址だそうな。
当時レンガ造り2F建ての駅舎は地震発生翌日に消失してしまったんだって。これは壁だけが残った駅舎の様子。



博物館も被害を受け、一時閉館となりました。
レンガ造りの旧本館は、正面玄関が大きく崩落して取り壊し。敷地内の表慶館は唯一無事だったようで、収蔵品がそっちに集められて展示されたんだって。収蔵品の殆どを失った科博(当時は東京博物館)に、自然史関係の資料を譲渡したので、トーハクは歴史&美術の博物館になったみたい。



当時被害を受けた展示品と、そのときの様子が分かる写真も同時に展示されてました。
重要文化財の如来立像。



こういう像は重心が高いので倒れやすい。
今はちゃんと固定されてるよ^^



野々村仁清の水指しも、今は綺麗に修復されてるけど……



こんなめちゃめちゃに壊れてたんだね (>_<



被災関係の写真もたくさん展示されてました。



あああ、仏像さん、頭が痛そうだ;;



関東大震災の 5 年後、本館の復興が具体化されて、科学的・工学的調査がおこなわれたんだって。そして公募審査で選ばれた建築家・渡辺仁さんの計画案に基づいて、耐震耐火性能を備えた博物館になったとのこと。それが現在の本館でございます。
昭和13年開館だそうな。

いつも行く博物館の歴史が分かって興味深かったです。
そして収蔵している展示品を修復していった人たちに感謝だね。

東京国立近代美術館(竹橋)でも関東大震災があった日は、横山大観の『生々流転』公開初日。スタッフさんがそれを持って逃げてくれたから、今も私たちはその名品を観ることが出来る。
ありがたい^^


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もちろん画像表示しないでスルーしてくれても OK ですよ^^


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