SSブログ

縄文2021―東京に生きた縄文人― を観たよ [アート]

この日は江戸東京博物館で開催中の『縄文2021 東京に生きた縄文人』を観に行きました。

IMG_2426.JPG

縄文時代の展覧会は過去にいろいろあったけど、今回は「東京の縄文人」の暮らしに焦点をあてた展覧会です。わたしが現在住んでいるのは東京。今住んでいる場所、そして過去に住んだ場所の近くで、こんなものが出土していたのね〜って、土地勘があるぶん、親近感が湧いてきたよ。

会場に入ると、多摩ニュータウンのビーナス(土偶)がお出迎え。
縄文時代中期。今から約 5,380 〜 5,320 年前に作られたと考えられているそうな。

IMG_2372.JPG

この写真 ↓ の上段は、今住んでいる近くにあった遺跡から出土したもの。今はビルが建ち並んでいる場所にも、当然ながら縄文人が暮らしていたんだよねえ。

IMG_2441.JPG

こちら ↑ は、奥多摩で出土した縄文時代中期の深鉢。鶏みたいなカタチをしてるね。

時代とともに土器の形もいろいろ変化してます。ずらりと並んだ会場、なかなか壮観ですよ。
縄文時代に登場した土器は、まずは「煮る」ことを目的とした器からスタート。いろいろ試行錯誤したみたいです。

IMG_2390.JPG

安定して土器が作れるようになると、用途によって形がかわり、模様も付けられるようになっていくのだ。そんななかにあった、下手な土器(笑)
そこまでヘタには見えない……よ^^
わたしが作ったらもっと酷いと思うww

IMG_2393.JPG

翡翠もいろいろ展示されていました。
縄文人も魅了された翡翠。日本だと唯一の産地は糸魚川。ここから全国に供給されて、ヒスイ・コハクロードなるものが出来ていたのだ。

IMG_2399.JPG

ヒスイは関東へは長野・山梨を経て都内に運ばれたと考えられているそうです。
このヒスイロードを通じて諏訪湖周辺から貴重な黒曜石も運ばれたの。諏訪湖に行ったとき、資料館でたっぷり黒曜石を見たのを思いだしたよ^^

そして縄文時代の舟といえば、丸木舟!
こんな大きなものだったのか〜。この舟で海を移動して、各土地で交流交易をしていたんだよねぇ。全長約 6.2m でカヤ材で作られているそうです。

IMG_2405.JPG

多摩ニュータウン遺跡の環状集落を再現した模型も展示されていて、これがめちゃめちゃ精巧に出来ていて面白かったの。単眼鏡でズームして、住宅内部なんかも楽しみました。

IMG_2419.JPG

復元模型は江戸博は得意だものねw
常設展での日本橋界隈の復元模型もすごいリアルだもんね(笑)

このフロアには「東京の縄文土偶100」として、都内から発見された土偶をずらりと展示してました。
足の指の数が合わない土偶もww

IMG_2442.JPG

展覧会場の最後には、長野県で出土した国宝「縄文のビーナス」も居ましたよ〜。土偶は壊されて出土することが多いんだけど、この土偶は完全な形で埋められていたのよね。

IMG_2425.JPG

東京の縄文にたっぷり触れることの出来る展覧会。とっても勉強になりました!
ショップでは縄文のマイボトルをゲット。
早朝の浅草散策のときに持ち歩こうっと!

IMG_2440.JPG

ランチは、この日は駅弁を買って帰りました。
じつは相方くんが体調不良でねぇ。家で寝ていたのでお弁当を買って帰ったのよ。

IMG_2430.JPG

山形県産の牛と豚の合い挽きで作ったハンバーグ弁当。めちゃめちゃ肉肉していてボリューム満点の美味しいハンバーグでした^^

IMG_2431.JPG 弱ってる相方くんへのお土産


*****
縄文2021―東京に生きた縄文人―
江戸東京博物館
2021年10月9日〜12月5日
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/32188/jomon2021/



nice!(81)  コメント(40) 
共通テーマ:アート