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老猿と、菩薩立像 [アート]

土曜日は国立博物館に行きました。
今回は特別展ではなく、常設展を観るのが目的。
撮影OKの作品を写真に撮ってきましたよ。

観たかったのは、老猿と菩薩立像なのでした。
まずは高村光雲の老猿です。

1度書いたのに記事が消えちゃって二度目の執筆;;

高さ90.9cm の木造彫刻。
毛並みの良さ、そしてこの鋭い眼力!迫力満点なのです。

かっこいいーーー!

シカゴ万国博覧会に出品され、優等賞を受賞。
この老猿は、手に鷲の羽を持っています。大鷲と格闘した直後の気迫に満ちた猿の姿。

凛々しい顔つきが素敵なのよ

シカゴ万国博覧会で、日本パビリオンのすぐ前にロシアのパビリオンがあり、そのロシアの国章は「双頭の鷲」。老猿は鷲の羽根を握りしめ、しっかりとロシアのパビリオンを睨んでいたということです。その頃の時代を感じるよね。

特別展を観た帰りにも、この老猿が展示されているフロアを通って帰っているんだけど、
いつも展示されているわけではないのです。だから帰り道に老猿があると嬉しくなるのだ^^

お次は春日鹿曼荼羅図。
室町時代の絹本着色です。

鹿も好き~

春日神が常陸・鹿島から鹿に乗って春日野に来臨したときの様子を描いたもの。
仏教とは違うので、鹿の上に人間や仏のような姿の神は描かれていないけど、
榊や鏡、背景の三笠山で神の存在を表しているんだそうな。
床の間があったら飾りたい作品♪ (無理だけどw)

そして観たかった作品のメインはこちら!!
菩薩立像です。

たおやかです ほんっっとに美しかった

鎌倉時代に作られた像高106.3cm の木造彫刻。

鎌倉時代になると、目に水晶をはめる玉眼が多くなったけど、この像は上下の唇にも
彩色の上に薄い水晶板をあてる技法を用いてるんです。
下から見ると、唇が艶やかで本当に美しかったです。衣の模様も凝っていて見応えがありました。

この像、2月5日までの展示だったので、展示が終わる前に観たかったのだ^^
大満足♪♪

ミュージアムショップでは、孔雀明王像の色紙を買ってきました^^

はやく本物が観たいなーーー

いつか、公開されることを祈りつつ、和室に飾られた孔雀明王像。
国宝だもの、なかなか公開してくれないのかなーーー。

公開されたら通い詰めちゃう!

今は、寝るときに眺めながら布団に入っておりますよ^^

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