ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-に行きました [アート]
10月の終わり、パナソニック 汐留ミュージアムで開催している 『ジョルジョ・デ・キリコ 展』 に行ってきました。

キリコ (1888-1978) は、私が初めて画集を買った画家です。美術に興味を持つきっかけを与えてくれた画家なんだよね。
どこか現実離れした空間、色彩。
無音の中で自分の夢の中を覗いているような、そんな気分にさせてくれる画家。

そんなキリコから始まって、レメディオス・バロや、ポール・デルヴォーが好きになっていきました。

今回の展覧会は、初期から最晩年までの画業を、未亡人の旧蔵品を中心とする約 100 点の作品からたどる回顧展なんだとか。そして、その 8 割が日本初公開!

キリコと言えば形而上絵画ですよね。
形而上とは、「かたちを知覚できないもの・かたちをこえたもの・無形」という意味。形而上絵画は、キリコの夫人イザベラさんが「五感で捉えられる現実を超えた、物事の本質を表現している」と言っているそうです。
キリコ自身、「私の形而上絵画を理解したものは、世界で2~3人しかいない」 と言っていたくらいなので、私に理解できるわけはなく(笑)
そんなわけで、自分なりの好きな解釈で絵を楽しみました。素直に自分の過去と深層心理に向き合いましょう(^-^)

今回の作品は、いわゆる私が好きな 「キリコ」 とは少し毛色の違うものが多かったけど、形而上絵画から、古典主義絵画へ関心を持つようになり(一部のシュルレアリストからは失望されたようですw)、そして晩年に再び形而上絵画に回帰した、その流れも見られて、その点では面白かったです。

でも、やっぱり見入ってしまうのは・・・こんな作品。
< 古代的な純愛の詩 1970年 >

一見無関係に見えるモチーフ。だけど画家の記憶の中の重要なシンボルだろうって。
何かの記憶って、アイテムは一つじゃない。いろんなものが組み合わさって記憶なんだと思うのよね。たとえば私だったら、この作品に描かれるのは・・・
黒板
海
黄色い手帳
繭
小瓶の中に見える達磨ストーブ
カルヴァドス
ってところかしら^^
展示の点数が少なく感じちゃったのが少し残念かな。
もうちょっと多くの作品を観たいなーーーって思いました。でも久しぶりにキリコの作品に会えて良かったです。
ココの美術館に来ると必ず撮っちゃう写真(笑)
旧新橋停車場。

デルヴォーの絵の中に居るみたいで、なんか惹かれるのよね♪

お腹も空いたので、お隣のビル汐留シティセンターでランチ。

「こめらく」 で、温泉卵付のネギトロ丼を食べました。
満足(^-^)

----------------
ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-
パナソニック 汐留ミュージアム
2014年10月25日(土)~12月26日(金)
午前10時より午後6時まで
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/
----------------
【おまけ】
アンリ・ルソーの絵のジプシーとライオン。
うみちゃんと、ニャンコ先生の様子が似てるように見えたのでパチリ(笑)


キリコ (1888-1978) は、私が初めて画集を買った画家です。美術に興味を持つきっかけを与えてくれた画家なんだよね。
どこか現実離れした空間、色彩。
無音の中で自分の夢の中を覗いているような、そんな気分にさせてくれる画家。

そんなキリコから始まって、レメディオス・バロや、ポール・デルヴォーが好きになっていきました。

今回の展覧会は、初期から最晩年までの画業を、未亡人の旧蔵品を中心とする約 100 点の作品からたどる回顧展なんだとか。そして、その 8 割が日本初公開!

キリコと言えば形而上絵画ですよね。
形而上とは、「かたちを知覚できないもの・かたちをこえたもの・無形」という意味。形而上絵画は、キリコの夫人イザベラさんが「五感で捉えられる現実を超えた、物事の本質を表現している」と言っているそうです。
キリコ自身、「私の形而上絵画を理解したものは、世界で2~3人しかいない」 と言っていたくらいなので、私に理解できるわけはなく(笑)
そんなわけで、自分なりの好きな解釈で絵を楽しみました。素直に自分の過去と深層心理に向き合いましょう(^-^)

今回の作品は、いわゆる私が好きな 「キリコ」 とは少し毛色の違うものが多かったけど、形而上絵画から、古典主義絵画へ関心を持つようになり(一部のシュルレアリストからは失望されたようですw)、そして晩年に再び形而上絵画に回帰した、その流れも見られて、その点では面白かったです。

でも、やっぱり見入ってしまうのは・・・こんな作品。
< 古代的な純愛の詩 1970年 >

一見無関係に見えるモチーフ。だけど画家の記憶の中の重要なシンボルだろうって。
何かの記憶って、アイテムは一つじゃない。いろんなものが組み合わさって記憶なんだと思うのよね。たとえば私だったら、この作品に描かれるのは・・・
黒板
海
黄色い手帳
繭
小瓶の中に見える達磨ストーブ
カルヴァドス
ってところかしら^^
展示の点数が少なく感じちゃったのが少し残念かな。
もうちょっと多くの作品を観たいなーーーって思いました。でも久しぶりにキリコの作品に会えて良かったです。
ココの美術館に来ると必ず撮っちゃう写真(笑)
旧新橋停車場。

デルヴォーの絵の中に居るみたいで、なんか惹かれるのよね♪

お腹も空いたので、お隣のビル汐留シティセンターでランチ。

「こめらく」 で、温泉卵付のネギトロ丼を食べました。
満足(^-^)

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ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-
パナソニック 汐留ミュージアム
2014年10月25日(土)~12月26日(金)
午前10時より午後6時まで
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/
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【おまけ】
アンリ・ルソーの絵のジプシーとライオン。
うみちゃんと、ニャンコ先生の様子が似てるように見えたのでパチリ(笑)

おまけの写真。
アンリ・ルソーの絵とニャンコ先生と
うみちゃんがピッタりとハマってますね。
萌えー☆
by あとりえSAKANA (2014-11-04 00:30)
形而上絵画、難しそうですね。
最後の、うみちゃんの写真、とてもいいです。
by toshi (2014-11-04 04:06)
最後の写真の見事なトリプルシンクロがおもしろいです。
あおくんも入れば完璧だったのに。
by YAP (2014-11-04 04:11)
汐留、会社員の時、通ってました。
by きりきりととと (2014-11-04 04:46)
芸術は難しいですぅ(-_-;)
私の場合、絵が描けない(美術が赤点ギリギリだった‥‥)ので、
絵を描く人は無条件で尊敬しちゃうのでした。
by ChatBleu (2014-11-04 06:29)
かなり独創的ですね。
見る人それぞれが違った見方が楽しめそうです。
そして最後の温泉卵を割る瞬間も楽しいです。
by 響 (2014-11-04 06:50)
あとりえSAKANA さん
ニャンコ先生と、うみちゃんの様子をみていたら
アンリ・ルソーの絵と似てたので笑っちゃいましたw
toshiさん
形而上絵画は、やっぱり理解はできません(笑)
でも絵は好きです^^
YAPさん
おまけ写真、私もかなり気に入りましたw
きりきりとととさん
おおお、汐留でしたかー。
私はこの界隈は縁がないなあ(笑)
ChatBleuさん
私も全然分かりませんよ(笑)
好きか嫌いか、惹かれるか惹かれないかだけで判断してますw
響さん
こういう絵画は見る人次第なので
面白いです。
全く受け入れない人もいるでしょうね^^
温泉卵、とろろろーーーで美味しかったです!
by リュカ (2014-11-04 09:08)
温泉卵とネギトロ丼って合いそうだねぇ
ウマそう^^
by crayfish (2014-11-04 09:14)
すごい!!ほんとに絵とそっくりな体勢で
横たわるにゃんこ先生 ('Д')
芸術の秋ですね。
by nona (2014-11-04 09:24)
この画家さん知らなかったっす・・・
by くまら (2014-11-04 09:29)
形而上絵画とはそういう意味だったのですね。
何とも不思議な世界観です。
芸術の秋ですね~(*>▽<*)ゞ
by marimo (2014-11-04 11:07)
「形而上絵画」という言葉自体理解できないです。
キリコは美術の教科書に出ていたと思うんだけど
どの絵だったのかサッパリ思い出せないの^^;
うみちゃんとにゃんこ先生、ほのぼの~ホント絵と似てるね。
by kuwachan (2014-11-04 12:20)
crayfishさん
卵とネギトロ丼、合いました^^
ペロリと食べちゃいましたよ(笑)
nonaさん
ね^^
絵とそっくりでしょう(笑)
見たとき笑っちゃいましたww
くまらさん
ピカソ程は有名じゃないかな?(笑)
marimoさん
キリコの考えは私には分からないけど
色合いとか雰囲気好きです♪
kuwachan
うん。私も理解はできません(笑)
でも理屈じゃなく好きなんだー^^
うみとニャンコ先生は良いコンビなのです(笑)
by リュカ (2014-11-04 17:07)
↑が仰っているとおりです。言葉自体理解できません。ルソーやダリは好きだけど・・・。
リュカさんが美術に興味を持つきっかけとなった画家なんですね。
色々知識を吸収して凄いなと、といつも思ってます。
by ponnta1351 (2014-11-04 17:11)
ponnta1351 さん
はい。私も言葉自体理解出来てません(笑)
でも理屈じゃなく、好きなものは好きで
惹かれるんですよねー(^^
そんなんでもいいんじゃん?って思ってます♪
by リュカ (2014-11-04 17:14)
ジョルジュ・デ・キリコってどんな人?の説明文が子供にも分かりやすく書いているところが少し壺に嵌りました。
謎のほかに何を愛せようか、何となくその気持ちが分かるような気もする独身男性です(関連性なしw)
ニャンコ先生、うみちゃんを見守っている^^
by daylight (2014-11-04 19:44)
daylightさん
キリコの言葉、良いですよね^^
私も「謎のほかに何を愛せようか」って言葉気に入ってます♪
この説明文は子供向けのチラシに書かれていたのです。
こういう、子供向けの方がすんなり頭に入ってきませんか?^^
今回展覧会を観に行った後、家に帰って画集をひさしぶりに開きました。楽しかった^^
by リュカ (2014-11-04 19:59)
100点もの作品が来ているのですね
これは行かねば^^
by さる1号 (2014-11-04 21:33)
さる1号さん
はい。100点きてます!でももっともっも
多くの作品を観たかったです(笑)
by リュカ (2014-11-04 21:34)
何かの記憶・・・ワインラベル~あっ違いますね。m(_ _)m
by saru (2014-11-04 22:23)
絵画に触れるレベルが高いなー。
わたしは、チマチマと読書してるなか、空想的文字空間から離れられなくなる時間が日々あるの。
リュカさんが、のめり込んで観ている時間は、何てかいたらわからないけど、同じような感覚かな?とか、思ったわ。
鍵盤に向かうと、全部にラブだし。
芸術は、偉大だ!
この展覧会の後に、このお食事!
シブいよ。ステキ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
by ake_i (2014-11-04 22:25)
ジプシーうみちゃん ですね^^
by ぜふ (2014-11-04 22:36)
パワーがあった70年代ロックの
アルバムジャケットのような絵画。
私は第七感までコントロールできますが
この作品はそれ以上です(笑)
by エア (2014-11-04 23:12)
ハマりましたね(^^;
by ちょろっとぶぅ (2014-11-05 07:18)
saruさん
おお!saruさんの記憶はワインラベルですね^ω^
カッコ良いじゃないですか~~~♪
ake_iさん
読書してて空想的文字空間から離れられないって
分かる気がします。
好きな絵を観てると、もうね、眼の前に広がるその絵と自分しかいなくて(笑)
読書も、物語だと・・・ホントにのめりこむと
文字を読んでいるという感覚よりも、脳内にその場面が繰り広げられて、主人公が勝手にしゃべってる感じ(笑)
活字を追っているという感覚は抜けるw
楽しいよね。芸術。
このあいだ、また快慶さんがつくった孔雀明王見てきた。
その前で語り合って、気づいたら一時間経ってたw
ぜふさん
はい^^
ジプシーうみちゃんです。可愛いでしょ?^^
エアさん
なるほど。アルバムジャケット!
エアさん、第七感までコントロールできるなんて凄いです。
私は第七感に振り回されて流されて・・・右往左往(笑)
まだまだですww
ちょろっとぶぅさん
ハマりました??(^ω^
by リュカ (2014-11-05 09:15)
貪欲なリュカさん、
僕もせめてリュカさんの何十分の一くらいは、
観賞したいと思ってはいるのですが・・・???
by 未来 (2014-11-05 12:00)
未来さん
私は欲望のカタマリなんですよ(笑)
なんでもかんでも見たいww
by リュカ (2014-11-05 12:11)
う~ん、良いのかどうだか私にはサッパリ(汗)
どうやら私には美的センスが欠如してるみたい…(汗)
by 唐津っ子 (2014-11-05 22:43)
唐津っ子さん
こういうのは本当に個人の趣味ですから(笑)
美的センス云々じゃないですよーww
人それぞれです♪
by リュカ (2014-11-05 22:47)
建物も相容れてますね。^^
by あらっ!たまちゃん。 (2014-11-05 22:52)
たまちゃん。
でしょーーーー?(^▽^)b
by リュカ (2014-11-05 23:03)
名前はきいたことあり、作品も見たことあるような気がするのですが、形而上絵画も初耳単語です。
そして画家の絵への想いを読むのか・・・難しい~~(爆)
by T-CHIRO (2014-11-06 15:57)
T-CHIROさん
私も難しいことは分かりません(笑)
自分の好みかそうじゃないかだけですww
キリコは好み♪
by リュカ (2014-11-06 16:56)
こんにちは。
私も汐留ミュージアムで「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰」をみてきましたので、興味深く拝見しました。
デ・キリコの作品は、見る人に幻想、不安、不条理な感覚を引き起こし、シュルレアリスムを先駆者として高く評価され、ダリ、マックス・エルンスト、ルネ・マグリットなどに、強い影響を与えたのですね。
私はこれを機会に過去に来日したデ・キリコの傑作と言われる作品を回顧して、デ・キリコの形而上絵画について整理してその魅力を考えてみました。読んでいただけると嬉しいです。ブログにご感想などコメントをいただけると感謝致します。
by dezire (2014-12-28 00:31)