特別展「和様の書」を観ました [アート]
ルーヴル美術館展を観に行った日は展覧会をハシゴして、
東京国立博物館で開催中の特別展「和様の書」を観てきました。
こっちはかなり空いていて、ゆっくり観ることができましたよ~。
東京都美術館を出た後、東京藝術大学大学美術館に立ち寄り(現在は閉館中)、次回のチラシをゲット。それからトーハクへ向かいました。途中にある黒門をパチリ。
もともと旧丸の内大名小路(現丸の内3丁目)にあった鳥取藩(因幡・伯耆32万石)池田家江戸上屋敷の正門を移築したものです。いつもは通り過ぎていたのですが、今日は写真を撮ってみました^^
さてさて、本展覧会の和様の書。
和様とは、日本の風土、国民性に合った日本独自の文化をさす言葉です。
日本には独自の文字がなかったので、もともとは中国の書法の影響を受けて発展した「書」ですが、遣唐使廃止の頃になると国風文化が広まり、筆致に柔らかみが加わっていきました。
書に関しては全く知識がないのですが、超有名な藤原道長が書いた国宝「御堂関白記」が、世界記憶遺産に認定され、認定後初公開というキャッチフレーズに惹かれて観に行ったのです(笑)
「御堂関白記」は、平安時代中期に摂関家の全盛時代を築いた藤原道長(966-1027)の日記。最近古代史にどっぷり嵌っている所為か、「藤原氏」を聞くとピクっと反応してしまいますww
何が書かれているのかは勿論読めませんでしたが、国宝になるのが分かる。作品から感じられる気品。観ているだけでキレイだなーって思います。
この展覧会は全体的にそんな雰囲気が醸し出されてました。
国宝の竹生島経(ちくぶじまきょう)も、平家納経も、浅草寺経も。本阿弥光悦の和歌も!
どれも何が書いてあるのかは分からないけど、うっとりするほど美しいです。
文字も勿論なのですが、私にとっては料紙(りょうし)工芸がホントに美しくて惹かれます。金銀箔や金銀泥による装飾が施されていて、これを観てるだけで時間が過ぎていきました(笑)
特別展を観た後は、常設展がある本館へ移動。
なにせこの時期は、鳥獣人物戯画断簡が展示されてるんですもの!
撮影禁止マークが無いのを確認して、パチリ(^▽^)b
京都の高山寺にある、国宝・鳥獣人物戯画から分かれて、掛幅装となった断簡です。高山寺には観に行ったことがあります。レプリカが飾られていて、本物は観ることができませんでしたが(笑)
トーハク所蔵のこの鳥獣人物戯画断簡は、普段は展示されてないので貴重ですよ♪
(8月4日まで)
たまに展示される平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の【森の仙人】 ↑ もお気に入りの作品^^
----------------
特別展「和様の書」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
2013年7月13日(土)~9月8日(日)
9:30~17:00 ※ 金曜は20:00まで
東京国立博物館で開催中の特別展「和様の書」を観てきました。
こっちはかなり空いていて、ゆっくり観ることができましたよ~。
東京都美術館を出た後、東京藝術大学大学美術館に立ち寄り(現在は閉館中)、次回のチラシをゲット。それからトーハクへ向かいました。途中にある黒門をパチリ。
もともと旧丸の内大名小路(現丸の内3丁目)にあった鳥取藩(因幡・伯耆32万石)池田家江戸上屋敷の正門を移築したものです。いつもは通り過ぎていたのですが、今日は写真を撮ってみました^^
さてさて、本展覧会の和様の書。
和様とは、日本の風土、国民性に合った日本独自の文化をさす言葉です。
日本には独自の文字がなかったので、もともとは中国の書法の影響を受けて発展した「書」ですが、遣唐使廃止の頃になると国風文化が広まり、筆致に柔らかみが加わっていきました。
書に関しては全く知識がないのですが、超有名な藤原道長が書いた国宝「御堂関白記」が、世界記憶遺産に認定され、認定後初公開というキャッチフレーズに惹かれて観に行ったのです(笑)
「御堂関白記」は、平安時代中期に摂関家の全盛時代を築いた藤原道長(966-1027)の日記。最近古代史にどっぷり嵌っている所為か、「藤原氏」を聞くとピクっと反応してしまいますww
何が書かれているのかは勿論読めませんでしたが、国宝になるのが分かる。作品から感じられる気品。観ているだけでキレイだなーって思います。
この展覧会は全体的にそんな雰囲気が醸し出されてました。
国宝の竹生島経(ちくぶじまきょう)も、平家納経も、浅草寺経も。本阿弥光悦の和歌も!
どれも何が書いてあるのかは分からないけど、うっとりするほど美しいです。
文字も勿論なのですが、私にとっては料紙(りょうし)工芸がホントに美しくて惹かれます。金銀箔や金銀泥による装飾が施されていて、これを観てるだけで時間が過ぎていきました(笑)
特別展を観た後は、常設展がある本館へ移動。
なにせこの時期は、鳥獣人物戯画断簡が展示されてるんですもの!
撮影禁止マークが無いのを確認して、パチリ(^▽^)b
京都の高山寺にある、国宝・鳥獣人物戯画から分かれて、掛幅装となった断簡です。高山寺には観に行ったことがあります。レプリカが飾られていて、本物は観ることができませんでしたが(笑)
トーハク所蔵のこの鳥獣人物戯画断簡は、普段は展示されてないので貴重ですよ♪
(8月4日まで)
たまに展示される平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の【森の仙人】 ↑ もお気に入りの作品^^
----------------
特別展「和様の書」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
2013年7月13日(土)~9月8日(日)
9:30~17:00 ※ 金曜は20:00まで
私も高山寺でレプリカを見ましたが、説明書きに
『本物は国立博物館にあります。』って有ったような気がしました(w)
by kontenten (2013-07-29 10:22)
鳥獣戯画の本物って国立博物館だったのねー!
京都かと思ってました^^;
私も高山寺でレプリカは見てきたクチです。
東博の常設展の方はほとんど撮影OKだよね^^
by kuwachan (2013-07-29 12:21)
日本の美術、いいですね。
東京国立博物館は大好きにので
そのうち、また行こうかと思っています。
by toshi (2013-07-29 13:04)
作品もですが、建物も良いですねー。
鳥獣人物戯画は知ってます。
断簡ってことは、本物の一部??
by ChatBleu (2013-07-29 19:20)
最近京都によく行くのですが、こんなに近くに住んでいながら
京都市内の仏閣の数に改めて驚いています。本当に仏閣だらけです。
もちろん東京も多いですよね。東京に住んでいるときは実感できませんでしたが(汗)
by T-CHIRO (2013-07-29 19:26)
kontentenさん
国立博物館にあるのは巻物の一部なんです^^
高山寺にもちゃんと本物があるはずですが、普段見ることができるのはレプリカですよね(笑)
ずっと本物が見たかったので、今回念願叶ってよかったです♪
kuwachan
そうなの。京都じゃなくて東京にあるのww
でも今回初めて本物を見て、断簡だったからちょっと拍子抜け。
もっと長い巻物が所蔵されてるんだと思ってました。
高山寺でも本物を公開することってあるのかなあ?
toshiさん
この博物館はいいですよねー。
何度行っても飽きません^^
ChatBleuさん
そうです^^
本物の一部です。巻物って切られて掛け軸にされてるのが
けっこうありますよねー。
T-CHIROさん
京都は本当に神社仏閣が多いですよね。さすがという感じです。
2年に1度くらいは訪れているのですが
最近はちょっと行けてないなあ〜。みたいお寺がたくさんありすぎて、もっともっと頻繁に行きたいです(笑)
by リュカ (2013-07-29 19:55)
鳥獣人物戯画もいいですが・・・・
平櫛田中!(。・w・。 ) ププッ
「六十・七十は鼻たれ小僧
男ざかりは百から」
見習いたいものです♪
by nano (2013-07-29 23:22)
歴史や文化を感じるって大切ですね!
by hishikawablog (2013-07-30 06:28)
あまり見る人もいないけれど、黒門、重厚ですよね。
ぼくも以前訪れたときに写真を撮った覚えがありますよ ^^
それにしても展覧会のはしごはすごいなぁ~、集中力がここのところ切れてしまうので、2つは無理です ^^;
でも、好きなものに気楽に会いに行くって感じで行けばいいのかな?
リュカさんの記事を読んでいてそんな風に思いました。
トーハクと、仲良しですよね ^^
by moz (2013-07-30 07:06)
西洋の美に触れた後は和の美に触れたわけですね。
最後のは木の彫刻ですか?
すごいオーラを放っていますね。
by YAP (2013-07-30 08:15)
nanoさん
そうそう。平櫛田中のこの台詞、粋ですよね~(笑)
以前テレビでこのエピソード見て感心しましたww
私も見習わねば^^
hishikawablogさん
美術館、博物館、神社仏閣めぐり好きなんです^^
心が和みます♪
mozさん
常設展なんかは特に心の洗濯(?)のために足を運んでる感じです(笑)
疲れると行きたくなる^^
さすがにハシゴする合間に、ランチタイムとりました。
そうじゃないと足も疲れるしww
ルーヴル展が混雑していたので、トーハクも混んでるだと覚悟して行ったら、
空いていて余計にのんびり気持ちよく見ることが出来ました。
黒門を見ていて、なんとなくまた法隆寺宝物館も覗いてみたくなりました。
YAPさん
すごいでしょう。平櫛田中の木の彫刻^^
現在はもう1点出品されているのですが、その彫刻もまた表情が素敵で良いんですよー^^
by リュカ (2013-07-30 09:31)