SSブログ

藤田嗣治展 [アート]

東京国立近代美術館で来週まで開催されている、
「藤田嗣治展」に行ってきました。
さすがに終了間近なのですごい人でございます!

この人は、猫を描く画家さんというイメージでした。
NHK の迷宮美術館で何度か藤田の作品が紹介されていて、
観に行ってみるか~という気になったのでした。

実際に作品を観ることができて凄く良かった!
猫はもちろん描写が素晴らしくて、柔らかい毛の質感なんかも
よく表現されているんだけど、裸婦の乳白色の肌つやが素晴らしい!

テレビで紹介されていた絵も実際に観てきたのですが、
胸元や太もものラインがとても綺麗で、肌がとてもつやつやしていました。
それから、シーツや布の質感がとても丁寧に描かれていて見入ってしまいました。

暗い雰囲気の絵から、白を引き立たせる表現方法になり、その後ちょっと人間くさい絵を
描くようになった感じです。
そして戦争。戦地での様子を描いた絵はリアルで、殺し合いの凄惨さが伝わってきました。

戦後、戦争協力問題で戦争画をたくさん描いた藤田が矢面にたたされて、
パリに戻ることになったわけなのですが、
戻ったばかりの頃はやっぱり暗い感じの絵が多いです。
その後、子供の絵を描くようになったらしく、瓶やお皿にも子供の絵を沢山描いていて、
それがとても表情豊かで面白かったです。

藤田は日本では疎まれてパリに渡った人。
その人生をテレビで観ていたので、絵も感慨深く観ることができました。

面白かったです^^

【東京国立近代美術館:藤田嗣治展】
http://www.momat.go.jp/Honkan/Foujita/index.html


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0