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静嘉堂文庫美術館で開催の 「金銀の系譜」 展を観てきました [アート]

昨日、映画を観に行った記事を書きましたが、映画の前に展覧会に行ってました。
二子玉川にある静嘉堂文庫美術館で開催中の、「金銀の系譜 〜宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界」展です。

看板

いやー、私の家からは遠かった(笑)
普通だったら足を運ばないけど・・・観たいものがあったからネ。

二子玉川駅からバスに乗って静嘉堂文庫で下車。森林浴の気分で敷地内の道を上っていきます。

遠いなあ〜

そしてたどり着いた静嘉堂文庫美術館!

到着〜〜

サントリー美術館で、国宝の曜変天目茶碗を観ました
ほんっとに美しい小宇宙の世界。完成品の現存は世界に 3 つ。そのうちの一つ、藤田美術館所蔵のものをサントリー美術館で観ました。

そして此処、静嘉堂文庫美術館に二つ目の曜変天目茶碗があります。
リニューアルオープンの本展覧会で公開されているのです(^-^)
(ちなみに、三つ目は京都の大徳寺が所有してます)

パンフレット

曜変天目茶碗は館内のラウンジにありました。
自然光のなかで観てもらうようになっているんだね。

わーお

この写真はパンフレットの写真なので青く光り輝いてますが、自然光で実際に観た茶碗は、もっと控えめな光り方でした。サントリー美術館の展示方法が、いかにライトを強く当てていたかがよく分かります。

茶碗の側面を見てみたけど、輝きはみられません。
サントリー美術館では学芸員さんも、「曜変の輝きを重視しました」と言っていたくらい、側面の茶碗の色が白くなるほどの光をあててたんだよね。

本来はこんなふうに見えるのか〜〜〜って、まじまじ眺めました。
太陽の光に反射して、きらきらっと光る輝き。これもまた美しかったです。2つの美術館で、違う展示方法で観られて良かった。どっちも素晴らしいって思いました。

さてさて。展覧会自体は・・・所蔵品の、国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋・澪標図屏風」と、重要文化財 尾形光琳「住之江蒔絵硯箱」が、長い修理を終えて美術館に戻ってきたことを記念する展覧会なのです。

尾形光琳の硯箱は、後期展示なので今回はありませんでした。
でも俵屋宗達の屏風をバッチリ観てきましたよぉ^^

すばらしい

源氏絵って金雲で区切って各場面を構成するのが通例なんだそうな。でもこの作品では金雲は一切使われずに、限定したモチーフを大胆に描く方法をとっているんだって。だからある意味、観やすいんだな^^

酒井抱一の作品も多く展示されてました。
江戸琳派を確立させた抱一。この人の作品好きだなあ〜^^

見づらくてごめん

画像だとなんだか分からないと思うけど・・・麦穂菜花図。
この麦の穂がとっても生き生きしていて、すくすく育っている感じが伝わってきたのです。

遠かったけど観に来て良かったーって思った展覧会でした。
庭園をちょっとだけ散歩して、映画館のある日比谷に向かいました。

まんまる

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「金銀の系譜 〜宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界」展
静嘉堂文庫美術館
2015年10月31日〜12月23日
10:00〜16:30
月曜休館
http://www.seikado.or.jp/
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さあ、とりあえず書くことは書いたので・・・

うみちゃん登場

はい。明日から奈良旅行記になります。
よろしくおつきあいくださいマセ (^-^)

あおは出るからw

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