誕生!中国文明展 [アート]
上野、国立博物館で開催されている
『誕生!中国文明展』 に行きました。
今日はお休みを貰っていたので、平日の昼間に展覧会が見られた!
すごく空いていて、の~んびり楽しめましたよ(^-^)
中国の河南省[かなんしょう]で出土した数々の名品に焦点をあてて、
中国文明の誕生と発展のあとを紹介する展覧会。
この図録 ↑ の表紙にもなっている、青銅の板の上にトルコ石の小片を嵌めこんだ飾板。
これは、夏時代のものと言われているそうな。
私が学生の頃。
まだ「夏」は、幻の王朝だったんだよね。
なので、中国文明の始まりは、「殷」からでした。
近年、中国の二里頭 ( にりとう ) 遺跡が、古代中国の歴史書が伝える、
中国最古の王朝である夏の都跡とする説が有力になってるんだって。
夏もそうだけど、邪馬台国も謎が解けると
もっともっと歴史が楽しくなるのにな~(^-^)
まぁ、解けないから楽しいというハナシもあるけどね(笑) 夢がふくらむからw
今回の展覧会は、三部構成。
# 第1部 「王朝の誕生」
# 第2部 「技の誕生」
# 第3部 「美の誕生」
夏休みにかけて開催する展覧会なので、混雑すると、どうなるかは分からないけど、
それでもかなり展示スペースは広くとっていて、
もしガラスケースに人だかりが出来ても、其処になにが展示されているのか分かるように、
小さな展示品が入ったケースの上部には、展示されている品のパネルが飾られてました。
壁も黒に統一していて、落ち着いた雰囲気。
青銅モノが、とっても映えます。
時代を経るごとに、どんどん工芸品が凝ったモノになっていって、
それでもかなり古い年代のもの。
楽舞俑という、10体の俑 (人形のこと) は美しかった。
6人がきっと、楽器をいろいろ持っていて音楽を奏でていたのだろうけど、
残念ながら楽器はすでに失われていて。
それでもそこから音楽が聞こえてきそうな、そんな様子が伝わってきました。
金縷玉衣( きんるぎょくい ) というものは、
美しい石を札状に加工して綴った服。
昔の人は、美しい石は肉体の腐敗を防ぐ効果があると信じていたそうで、
王の死体を、この石の鎧みたいなもので守っていたようです。
かなりの迫力でした。
http://tanjochina.jp/main/viewpoint/chapter1/index.html
※展覧会のサイトに画像があるよ♪
なかなか興味深い展覧会でしたよ。
東京での開催後は、福岡と奈良でも開催するようなので
興味があったら是非(^-^)
【オマケ】
常設展に展示されている、高村光雲作の老猿。
(といっても、展示されていたり無かったりしますがw)
この木造彫刻、好きなんだ~^^
流れるような毛の質感、そしてギロリと睨んだ目がカッコイイ。
シカゴ万国博覧会に出品された大作。
大鷲と格闘した直後の、気迫に満ちた猿。
左手には、鷲の羽を握りしめていて迫力があります。
シカゴ万博 (1893年) で、この老猿の視線の先にあったのは、ロシアの展示。
そして、ロシアの国章に描かれた「双頭の鷲」を睨むように置かれていたそうですよ。
当時の日本とロシアの緊張状態をちょっと感じるオハナシです。
<<文化遺産オンライン>> で、全体が見られます♪
------------------
特別展 「誕生! 中国文明」
会場:東京国立博物館 平成館
会期:2010年7月6日(火)~9月5日(日)
開催時間:午前9時30分~午後5時
# 福岡会場 [2010年10月5日(火)~11月28日(日)]
# 奈良会場 [2011年4月5日(火)~5月29日(日)]
http://tanjochina.jp/main/index.html
『誕生!中国文明展』 に行きました。
今日はお休みを貰っていたので、平日の昼間に展覧会が見られた!
すごく空いていて、の~んびり楽しめましたよ(^-^)
中国の河南省[かなんしょう]で出土した数々の名品に焦点をあてて、
中国文明の誕生と発展のあとを紹介する展覧会。
この図録 ↑ の表紙にもなっている、青銅の板の上にトルコ石の小片を嵌めこんだ飾板。
これは、夏時代のものと言われているそうな。
私が学生の頃。
まだ「夏」は、幻の王朝だったんだよね。
なので、中国文明の始まりは、「殷」からでした。
近年、中国の二里頭 ( にりとう ) 遺跡が、古代中国の歴史書が伝える、
中国最古の王朝である夏の都跡とする説が有力になってるんだって。
夏もそうだけど、邪馬台国も謎が解けると
もっともっと歴史が楽しくなるのにな~(^-^)
まぁ、解けないから楽しいというハナシもあるけどね(笑) 夢がふくらむからw
今回の展覧会は、三部構成。
# 第1部 「王朝の誕生」
# 第2部 「技の誕生」
# 第3部 「美の誕生」
夏休みにかけて開催する展覧会なので、混雑すると、どうなるかは分からないけど、
それでもかなり展示スペースは広くとっていて、
もしガラスケースに人だかりが出来ても、其処になにが展示されているのか分かるように、
小さな展示品が入ったケースの上部には、展示されている品のパネルが飾られてました。
壁も黒に統一していて、落ち着いた雰囲気。
青銅モノが、とっても映えます。
時代を経るごとに、どんどん工芸品が凝ったモノになっていって、
それでもかなり古い年代のもの。
楽舞俑という、10体の俑 (人形のこと) は美しかった。
6人がきっと、楽器をいろいろ持っていて音楽を奏でていたのだろうけど、
残念ながら楽器はすでに失われていて。
それでもそこから音楽が聞こえてきそうな、そんな様子が伝わってきました。
金縷玉衣( きんるぎょくい ) というものは、
美しい石を札状に加工して綴った服。
昔の人は、美しい石は肉体の腐敗を防ぐ効果があると信じていたそうで、
王の死体を、この石の鎧みたいなもので守っていたようです。
かなりの迫力でした。
http://tanjochina.jp/main/viewpoint/chapter1/index.html
※展覧会のサイトに画像があるよ♪
なかなか興味深い展覧会でしたよ。
東京での開催後は、福岡と奈良でも開催するようなので
興味があったら是非(^-^)
【オマケ】
常設展に展示されている、高村光雲作の老猿。
(といっても、展示されていたり無かったりしますがw)
この木造彫刻、好きなんだ~^^
流れるような毛の質感、そしてギロリと睨んだ目がカッコイイ。
シカゴ万国博覧会に出品された大作。
大鷲と格闘した直後の、気迫に満ちた猿。
左手には、鷲の羽を握りしめていて迫力があります。
シカゴ万博 (1893年) で、この老猿の視線の先にあったのは、ロシアの展示。
そして、ロシアの国章に描かれた「双頭の鷲」を睨むように置かれていたそうですよ。
当時の日本とロシアの緊張状態をちょっと感じるオハナシです。
<<文化遺産オンライン>> で、全体が見られます♪
------------------
特別展 「誕生! 中国文明」
会場:東京国立博物館 平成館
会期:2010年7月6日(火)~9月5日(日)
開催時間:午前9時30分~午後5時
# 福岡会場 [2010年10月5日(火)~11月28日(日)]
# 奈良会場 [2011年4月5日(火)~5月29日(日)]
http://tanjochina.jp/main/index.html
これも行きたいです。今月下旬、母の容体が悪くならなければ、中国小旅行に行く予定なのです。中国の文化財は凄いです。
by toshi (2010-07-09 18:58)
猿ってこんなにかっこ良かったっけ?
凛々しいです。
by 響 (2010-07-09 19:09)
中国文明、興味津々~
さ来週に見に行けるかな(;^_^A アセアセ・・・
by green_blue_sky (2010-07-09 19:42)
動物紋飾板っていうんですね。
かわいくてきれいですねー。
金縷玉衣は昔教科書に載ってて、
モビルスーツっぽくてなんじゃこりゃ?って思ったけど、
そんな思いが込められたものなんですね。
by タッジーマッジー (2010-07-09 21:24)
高村光雲!いいですね~ヾ(≧∇≦ )
by nano (2010-07-09 21:42)
彫刻。
昔から『彫りたいっ!』と思うばかりで、いざ彫ってみると・・・
素晴らしいです。^^
by あらっ!たまちゃん。 (2010-07-09 22:43)
世界史になるとさらに‥‥orz
世界史って、世界の地理と歴史と両方わからないとダメだから、超苦手でした。。。って中国くらい覚えろって?!
高村光雲の猿、かっこいいですね!ボス猿って感じですー。
by ChatBleu (2010-07-09 23:24)
トルコ石はトルコに無いという話は本当でしょうか?^^;;
by ulyssenardin36000 (2010-07-10 03:12)
好い展覧会に行かれましたね。
歴史は塗り替えられる。
この展覧会は面白そう、ぼくも行ってみたいです。
by 未来 (2010-07-10 07:07)
私の学生時代も「殷」からでした。今は「夏」からなんだぁ。勉強不足で恥ずかしい。さすがに四大文明の展覧会は、見応えありそう。空いているときがチャンスですね。
by シービーちゃん (2010-07-10 13:20)
殷、周(漢字間違ってるかも)、秦、漢暗記させられたけど
世界史は好き^^
中国はどうも暗黒史の側面が、、、見るべきものは多いですが。
考えて見ると中東も同じか。
高村光雲作の老猿、いいですよね。
by エア (2010-07-10 18:52)
toshiさん
お母様の体調が良いといいですね。
中国小旅行、楽しそうです^^
toshiさん、きっとこの展覧会楽しいと思いますよ!
響さん
この猿、とっても凛々しいですよね。
にらみをきかせた顔がほんと、凛々しいんですよ^^
green_blue_skyさん
なかなか楽しい展覧会でした。
さ来週、観に行けますように!!
タッジーマッジーさん
そう言われてみれば、玉衣・・・教科書にのっていた記憶が。
見事な作りでしたよ~!
確かにモビルスーツっぽいww
nanoさん
光雲の作品、すごいですよね。
カッコイイです。
たまちゃん
おおおお!彫刻されるのですか!!
彫刻刀って扱い難しいです(笑)
ChatBleuさん
古代あたりは、日本も世界も好きなのですが
ぜんぜん詳しくないです^^;
でも、展示されている品を見ていると、詳しくなくても楽しめました(笑)
ulyssenardin36000さん
確かにトルコ石って、トルコだからってわけじゃないんでしたっけね??
あー、でもホントかどうか微妙です。
調べてみなくちゃ!!
未来さん
面白い展覧会でした^^
これからも、いろいろな発見があって、歴史って変わっていくのでしょうね。
エジプト文明の最新情報も知りたいところです(笑)
シービーちゃん
私も夏からだとは、知りませんでした(笑)
今回展覧会にいって、ビックリです^^;
最近の国立博物館は混むので、空いているときに見られてよかったです。
エアさん
中国、暗黒史っていうのわかります。
骨に書かれた初期の文字、展示されていて
なんだかとても感慨深かったです。
これから、いろんなことが起こったんだよな~~~って。
高村光雲の猿、好きなんです。
すっごい迫力があってカッコイイです^^
by リュカ (2010-07-10 23:10)
なるほどなのです。
by TanTan (2010-07-11 01:31)
TanTanさん、また覗きに来てくださいネ^^
by リュカ (2010-07-11 09:17)
中国文明もさることながら、
光雲作の老猿、めっちゃ好きです!!!!!!!
by もにょち (2010-07-13 23:00)
光雲の老猿は、本当に迫力があって
生きてるみたいですよね。
私も好きなんですよぉ~
by リュカ (2010-07-14 08:30)