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インターメディアテクでも楽しんでるのだ [アート]

今日もぬくぬくしているあおくん。

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kuwachan と丸ビルで夜飲みをした日。
待ち合わせの時間まで、KITTE のインターメディアテクで遊んでました^^



大好きな空間で骨を満喫していたのさww



此処の雰囲気はホント大好き^^



ソファーに座ってぼんやり周りを眺める。



こんな部屋に住めたら良いなあ〜 ^ω^



*****
本日より、しばらくブログ訪問をお休みします。

大阪からくつしたにゃんさんが 1 泊 2 日で遊びに来ます。
あお & うみに会いに来るのよ。もう 2 ニャンも 14 歳だからね。
今のうちに会っておく!って^^

くつしたにゃんさんが帰ったあとは、名古屋のお義母さんが泊まりに来ます。
そんなわけでブログ活動の復活は月曜以降になります。
よろしくです^^


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美術の聖地巡礼は面白かった:山種美術館 [アート]

最近のあおくん。お風呂場のドアがカチっと閉まっていないと、両手でトンと押して入ります。そして浴室にある体洗いスポンジをガジガジするの^^;

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この日はちゃんとドアが閉まっていたので入れず、ガッカリしているところww



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さてさて、今回は山種美術館で開催中の『日本画聖地巡礼』に行ってきました。観に行くつもりでいたんだけどスッカリ忘れていて、会期終盤に慌てて行ってきたww



聖地巡礼と聞くと、映画やアニメ & マンガの聖地巡礼?(笑)
この展覧会は、名だたる日本画家たちが実際に訪れ描いた場所を「聖地」とし、美術館に居ながらにして「聖地巡礼」を味わおう!というコンセプト。



東山魁夷や速水御舟、奥村土牛に川合玉堂などなど、日本画のスター(?)たちの作品を堪能してきましたわ ^^
作品の殆どは山種美術館のものなので何度も観ているけど、切り口が違うとまた面白く鑑賞できるね。北から南まで旅をしてきましたよ(笑)



作品の隣には、その場所の写真も展示されていたので分かりやすかったです^^



千鳥ヶ淵の桜の季節。桜越しに見る内濠の景色は「うんうん、まさに春に見る景色」って分かって親近感。

日光山輪王寺の大猷院の建物!これまた毎年見ているから楽しい。

奈良の大仏殿、吉野の桜、嗚呼ヤマトの景色だな〜ってぼんやり眺めたり、青森の奥入瀬渓流の紅葉も本当に美しくて見事!!
私は奥入瀬渓流は新緑の季節しか知らないんだけど、葉が色づいたらこんなふうに綺麗なんだろうな〜って眺めてきました。

九州は阿蘇山、硫黄島。それから沖縄の民家。
なかなか出会えない景色も堪能出来て面白い展覧会でしたよ^^

千葉の仁右衛門島。これも作品になっているのにはビックリww
この島、近くまでは行ったんだけど上陸はしてないの。いつか訪れてみたい島♪



美術鑑賞後のランチは蕎麦屋さんにしてみましたー。松玄さん、初訪問。



お高い印象だったけど、ランチタイムはかなりお得な気がする。
大海老天ぷら せいろそばをいただきます。せいろ 1 段だと足りないかな?って思ったので 2 段をチョイス。3 段まであったわ。



十割蕎麦です。しっかり噛んでいただきました^^
天ぷらは海老と舞茸、いんげん、茄子、カボチャでしたよー。美味しかったです^^



蕎麦は 1 枚じゃ足りなかったと思う。でも 2 枚でお腹が満腹! ちょっと多かったなw
1.5 枚くらいが私には丁度良いらしい ^m^
このあと予定があったのでアルコールは注文しなかったんだけど、もし飲んでいたらせいろ 1 枚で良かったのかも。

他にも気になるお店を発見したので、山種美術館に来たときにチャレンジだなw


*****
日本画聖地巡礼 ―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門―
山種美術館
2023年9月30日〜11月26日
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/NihongaPilgrimage.html


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『激動の時代 幕末明治の絵師たち』後期展示と、551蓬莱の豚まん [アート]

「昨日の記事の続きだにゃ」

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国立西洋美術館のキュビズム展を観たあとはサントリー美術館に移動なのです。
最初は六本木に着いてからランチにしようと思っていたんだけど、もうすでに 11 時半なので、今から六本木に向かうとちょうどお昼時で混雑してるよね。上野駅で食べてから六本木に向かうことにしました。

西洋美術館を出たところで、新しいポケストを発見。ナイアンテック???
辺りを見回してもそれらしいスポットがなくて、架空スポット?? Wayfarer に参加できる案内みたいだけど、もう参加してるからスルー(笑) ポケGO やってない人は此処はスルーしてねw ここのギフトはしゃぶるーさんに送った^^



行列が出来てなくてすぐに入れた六厘舎で中華そばを食べました。画的には地味だけど……美味しく食べたわ^^



日比谷線で六本木へ。
現在開催している『激動の時代 幕末明治の絵師たち』の後期展示に来ました^^



詳しい記事は以前書いているので、此処では割愛。濃い濃い幕末〜明治の浮世絵を楽しんできました。



後期展示で観たかった歌川国芳の『相馬の古内裏』も楽しんだので満足^^
平将門の遺児・滝夜叉姫がカッコ良かった〜! 作品はこんな感じ。
画像は東京富士美術館から拝借です。

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*****
激動の時代 幕末明治の絵師たち
サントリー美術館
2023年10月11日~12月3日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2023_4/





おとーちゃんが出張から帰ってきたニャ〜。

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神戸出張だったけど、大阪名物のお土産を買ってきていたのにゃ。
551HORAI の豚まんだってニャ。

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名古屋で食事をしたときに、お義兄さんがオススメしていたんだにゃ。
なんで消防車のパッケージなのかは謎だニャ(笑)

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ずっしり重たいそうにゃよ。

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ふたりとも夜に 1 個食べて、翌朝 1 個食べてたにゃ。

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玉ねぎがジューシーで美味しかったらしいにゃ。

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パリ ポンピドゥーセンター『キュビスム展―美の革命』 [アート]

この日は上野の国立西洋美術館へ。
現在開催中の『キュビスム展―美の革命』に行ってきました。

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20世紀初頭。パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出されたキュビスム。キュビスムという名称の由来はブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたからなんだとか。

キュビスムが誕生したからこそ、抽象芸術やダダ(反美学的姿勢)、シュルレアリスムなども生まれたんだと思われます。今回の展覧会はパリのポンピドゥーセンターの所蔵品から多くの作品が来たよ〜!
50点以上が日本初出品なんだって^^
たっぷりキュビスムを満喫してまいりました。

今回は写真撮影 OK の作品も多かったんだけど、作品を観るのに夢中で写真は殆ど撮ってこなかったです。撮影 NG の作品は日本国内の他の美術館のものが多かったような印象w
写真撮影 OK ポンピドゥーセンター、太っ腹だなあ^^

キュビズムが誕生する以前の絵画からスタートして、ピカソやブラックのプリミティヴィスム作品、それから二人のキュビズム作品を経て、他の画家達によるキュビスム作品という感じだったかな。

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パブロ・ピカソ『女性の胸像』

ピカソ & ブラックの作品もたくさん観られたので良かった。
でもパチリしてきたのは、フェルナン・レジェの『婚礼』



中央に白いドレスを着た女性と多分タキシードの男性。二人を取り囲んでいるのはきっと参列者なのかな〜なんて眺めてました。

ロベール・ドローネーの『パリ市』は大きな作品で引き込まれました。幅 4m なんだとか!
明るい色調で見ていてワクワク気分になりました(笑)

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大人っぽい雰囲気で好きだったのは、フランティシェク・クプカの『色面の構成』という作品。知らない画家さんでした。



連続写真や映画、X 線写真といった、当時の科学が生み出した新しい視覚イメージに関心があったみたい。連続写真、なるほどね。次の『挨拶』っていう作品も面白かったの^^



連続写真チックにお辞儀してるように見えましたw

シャガールのキュビズム作品。『ロシアとロバとその他のものに』
キュビズムを吸収しながら独自の前衛的な表現を確立していったんだそうな。

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見応えがあって面白い展覧会でした。
平日だったしそんなに混雑してなかったので、のんびり観ることができたよ。

そのあとは常設展をサラ〜っと観て次の美術館へ!
この日は展覧会のハシゴをしたのでした^^


***
パリ ポンピドゥーセンター『キュビスム展―美の革命』
国立西洋美術館
2023年10月3日〜2024年1月28日
https://cubisme.exhn.jp


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『激動の時代 幕末明治の絵師たち』を観てきたよ [アート]

今日の冒頭写真は、あおくんの小豆色の肉球 & ハミ毛(笑)

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この日はサントリー美術館で開催中の『激動の時代 幕末明治の絵師たち』展を観てきました。



19世紀は江戸から明治に移り変わった時代で、ほんっと社会情勢も大きく変化したよね。絵画の世界においても幕末の絵師達が西洋画の技法を取り入れたりして腕を奮った時代。今回の展覧会は幕末 & 明治期の作品群を特集したものになります。

会場に入ると増上寺所蔵の五百羅漢図がお出迎えw
これらの作品は、ほかの展覧会でも観てるし増上寺の宝物展示室でもかなり観てるのですぐ分かる(笑)
相変わらず濃い羅漢たちだよ。



この時代の作品、兎に角「濃い」!!(笑)



仏像で言ったら鎌倉時代の躍動感ある仏像のような。
マンガで言ったら荒木飛呂彦さんや宮下あきらさんの作品のような、そんな勝手な印象がありますw



安田雷洲が描いた『ナポレオン像』は新鮮でした。ナポレオンなのに日本画だから変な感じww
日本風なんだけどちゃんとナポレオン。幕末の武士達はナポレオンにかなり興味があったみたいです。

19世紀になると英仏戦争の題材が床の間の天袋の襖(?)に描かれていたりして、今までとは時代が違うんだなって実感しちゃいます。花鳥風月とは趣がガラリと変わるね。

三菱一号館美術館でも今年3月に『芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル』展を開催していて、月岡芳年の作品が展示されていたけど、サントリー美術館のこの展示では「血みどろ絵」の芳年さん作品も展示されてました^^

月岡芳年、好きだな〜。血みどろの血しぶきは迫力があるんだけど、人物なんかの線は繊細で上品な感じがするんだよね^^
うっとり眺めてまいりました。

柴田是真の漆絵もありました。漆で描かれている作品で、漆ならではの光沢と立体感。柴田是真の作品もかなり好きなのでニマニマ^^

撮影 OK コーナーに飾られていたのは歌川国芳の『相馬の古内裏』でした。私が訪れた日の展示には無かったわ。調べたら 11/8 からの後期展示になるみたい。後期展示もまた行こうっと♪



展覧会後のランチはいつもの茅乃舎さん。
豚汁を食べました〜。



六本木から日比谷線に乗って秋葉原下車。
ヨドバシに寄ってイヤホンを買ったよ。新しい iPhone は端子が USB Type-C なので買い換えです。私、すぐにイヤホンを落とすから今も有線(笑)



音声ガイドは借りないタイプなんだけど、たまに自分のスマホで解説が聞ける展覧会もあるのよ。そんなときは気が向いたら聞くので、普段ほとんどイヤホンの出番はないんだけど、いちおう展覧会閲覧グッズが入ってるポーチにしのばせてるのでした(笑)


*****
激動の時代 幕末明治の絵師たち
サントリー美術館
2023年10月11日~12月3日
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2023_4/


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やまと絵展、見応えがありました [アート]

朝ご飯を食べ終わったうみちゃんと、まだ食べているあおくん。

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「うみは満足なのニャ〜」

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ここ数日は、毎日ケホケホってしちゃうあおくん。
1日1回くらいで済んでいたんだけど、日曜日はちょっと多かったな。寒くなってきた所為もあるかもしれない。寒さに強い私だけど、ニャンズたちのために部屋をもっとあたたかくしたほうが良さそうです。



13日の金曜日。
この日はトーハクで開催されている『やまと絵-受け継がれる王朝の美-』を観てきました。いやー、めちゃめちゃ見応えがあってさすがに疲れました(笑)

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平安時代前期に成立したやまと絵。それぞれの時代の最先端のモードを取り込んでいき、極めて開明的で野心的な主題でもあったんだって。この展覧会は、千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を観ていこう〜! というもの。

マンガで分かる「やまと絵」の説明が、なんとなく面白かったよ。
https://yamatoe2023.jp/comics.html

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展示替えもこまめにあるので、どの時期に行くか出品リストと睨めっこをしながら悩んだんだけど、四大絵巻が一度に観られる今の時期(10/11〜10/22)に行くことにしたのでした。信貴山縁起絵巻以外は観たことはあるんだけどね^^

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国宝ずらり、重要文化財ずらり。
心の中で「すごーい! まじか!」なんて叫びながら大人しく鑑賞して参りました ^m^
よくぞ全国の美術館、博物館、寺院、文化庁や宮内庁から集めてきてくれました!

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平安時代、鎌倉時代、室町時代の作品。(江戸時代のものも少しあった)
それぞれの時代で個性的なやまと絵があるね。

平安時代は餓鬼草紙や地獄草紙、源氏物語絵巻。
鎌倉時代は西行物語絵巻や曼荼羅図。高階隆兼の春日権現験記絵巻は美しかった!
室町時代は百鬼夜行絵巻や酒呑童子絵巻。

単眼鏡が大活躍で、じっくりじっくり眺めながら作品を鑑賞していたらあっというまにお昼になってました。開館と同時に入ったんだけどね^^;

絵巻や屛風絵の世界にすっかり引き込まれていました。
まじで見応えがあって面白かったよー。
ほんとは11月7日から展示される国宝の日月四季山水図屛風もまた観たいんだけど諦めかなー。(いま、パソコンの壁紙はこの絵になってるのだw)

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お昼過ぎに会場を出て、同じ平成館に展示されていた『羽黒鏡―霊山に奉納された和鏡の美』も観てみた。山形県羽黒山に位置する出羽三山神社の社前にある御手洗池に奉納された鏡がずらりと展示されていたよ。

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御手洗池の写真パネルも飾られてました。

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東洋館のレストランでお昼ごはんを食べて、元気が出たら『アジアのパーティー』も観ようと思っていたんだけど無理ww

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この特集は年パスを使って観ることが出来るので、また今度観ることにしよう^^

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やまと絵展を観る予定の人は、ガッツリ気合いを入れて観てくださいネ!^^
ほんっと見応えがありました。


*****
やまと絵-受け継がれる王朝の美-
東京国立博物館 平成館
2023年10月11日〜12月3日
https://yamatoe2023.jp/


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角川武蔵野ミュージアム・他のフロアも観る [アート]

昨日の記事の続きです。
古代エジプト展を観た後は、5F にある武蔵野ギャラリーに移動です。武蔵野の古地図を見たり、ダイダラボッチの絵を見ながら歩いて行くと、沢山の本が並んでいる場所に出ました。

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気になるタイトルがいろいろだーww
日本ホラー小説大賞受賞作品は、けっこう読んでいるな。
『黒い家』はめっちゃ怖かった。期待して観た映画はガックリだったけど(笑)



お。本棚劇場が階下に見えてきた。



此処に辿り着くまでの下り階段脇にも本がたくさん。このへんの本、読んでみたいなあ♪



本棚劇場に到着〜。ちょうどプロジェクションマッピングが始まるところのようで、係の人が案内してました。



スタートするみたい。



本が燃え上がった後、昔懐かしの角川映画の映像も流れてました。



そのあとは気になる本を物色して写真に撮ってきたわ!
あとでうちの区の図書館にあるかチェックしようと思ってねw
『ホラー映画で殺されない方法』なんて気になるww



読みたい本が次々に出てくるなあ(笑)
きっと人ぞれぞれ気になる本が違うんだろうなーなんて思いながら物色してました。



荒俣宏さんの『荒俣ワンダー秘宝館』は、荒俣さん好みのものがズラリでしたよww
人魚のミイラには食いついちゃったわ ^ω^



さあ、そろそろビールフェス会場に行きましょうかね。
今回は 1day パスポートを買ってあるので、また角川武蔵野ミュージアムには戻ってこられるので気楽だわ♪



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『体験型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春』を観てきた [アート]

ちょっと肌寒かった日、おかーちゃんが窓を全開にして空気の入れ換えをしてたら寒かったみたい。あおはソファー裏のカゴの中に IN してました^^; ごめんごめん。

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さて、所沢記事の続きです。
角川武蔵野ミュージアムで開催中の『体験型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春』です。
ナショジオで広告を見て、行きたかったのだ。



ハワード・カーターが 1922 年にツタンカーメンの王墓を発見してから 100 年経ち、今も最新の技術で発掘調査が続いているエジプト。一昔前は日本のエジプト研究者と言えば吉村作治先生だったけど、今は河江肖剰(かわえゆきのり)先生。

吉村先生の授業は受けたかったな〜。私は早稲田大学の生徒じゃなかったけど、学外対象者の講座もあって受講してみたかった。希望者が多くてとても無理だったよ(笑)
私、大学では史学科の西洋史を専攻してて卒論は古代エジプトの宗教関係だったからさw

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話が逸れた。この展覧会は河江先生が監修。
今回は本物の発掘品 & 美術品はナシ!!
世界に 3 セットしかない「超複製品(スーパーレプリカ)」の展示になるんだけど、レプリカだからこその大胆な展示で、写真撮影も OK だし、間近で観ることが出来ましたわ ^ω^

ツタンカーメンが 9 〜 10 歳くらいで即位したときは、エジプトは大混乱 & ファラオ(王)に対する民衆の不信感も相当なものだったのよねー。
その原因を作ったのは、ツタンカーメンのお父さん。名前はアクエンアテン(= アメンホテプ4世)。



エジプトはもともと多神教の国。日本と同じように自然や動物にも神格を見いだして信仰してた。



いろんな神が居るけど、国家神はアメン神。この神はエジプト中王国時代に太陽神ラーと一体化して、新王国時代に国家神になったのだ。そしてアメン神の神託をうけるアメン神官団の勢力がめっちゃ強くなっていって、王権を脅かすまでになっていったのね。

そんな神官団を嫌って、ツタンカーメンの父アクエンアテンは宗教改革を起こしたのだ。
多神教を廃して、唯一神アテンのみを祭ることを強要したの。この石版に描かれている、丸い太陽円盤と光線みたいなのがアテン神だよ。



アクエンアテンはアテン神殿以外はどんどん破壊していっちゃったんだよね。
今までいろんな神様を信じていたエジプト国民は混乱して、アテン神だけを信仰しろっていうファラオに不信感も持っていったの。

そんなアクエンアテンが死去。死因についてはまだ分かってないけど、2010年にアクエンアテンのミイラが特定されたので、今後解明されるかもしれないね^^



父の死去で即位したツタンカーメン。
彼はまず国民の混乱・信頼を取り戻すために多神教を復活させたのだ。まあ、即位したときは子供なのでね。彼を傀儡にして政権を牛耳っていたブレーン(アイやホルエムヘブ)は居たのでしょう。破壊されていた神殿も復興させていったのよ。



ツタンカーメンがファラオになってから政権は安定していったので、かなり頑張ったんじゃないかな。
三歳年上の妻は、異母姉のアンケセナーメン。今までのエジプトだと、王は絶対的存在なので大きく描かれて、妃は小さく描かれていたんだけど、ツタンカーメンとアンケセナーメンは同じ大きさに描かれてる。夫婦仲も良く、人間味のある王だって思われていたんじゃないかしら。

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そんなツタンカーメンの悲劇。20 歳前の突然の死。
これまた死因がコレ!という特定はされてないので、今後の研究待ちだね。ただ、不思議なことにファラオで唯一、ツタンカーメンのミイラには心臓がないの。

古代エジプト人にとって、心臓はもっとも重要な臓器なの。記憶も心臓が持っていると思われていたのだ。
なので心臓もミイラにして体に戻されるんだよね。心臓のミイラが作れなかったときは、心臓スカラベという護符を心臓の代わりにミイラに入れるんだけど、それがない。ツタンカーメンの復活を望まなかった者が居たのかどうか?

なにせ突然の死なので、とてもとてもファラオの墓とは思えないくらい小さな墓におさめられたツタンカーメン。おそらく既に作られていた貴族の墓を利用したのではないかとのこと。だからこそ盗掘されずに済んだのかもしれない。



ミイラは四重の厨子、そこからさらに三重の人形棺の中に納められてます。マトリョーシカを想像してね^^



第3人形棺、この顔が黄金のマスクとともに、ツタンカーメンの生前の顔を模してると言われてるんだよ。



この人形棺の中に、黄金のマスクをかぶったツタンカーメンが横たわっていたのさ。
黄金のマスクの裏には、ヒエログリフで復活の呪文が書かれているよ。



『冥界の支配者オシリス神がツタンカーメンを完璧な道へと導きますように』

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体にはたくさんの装飾品が飾られていました。



展覧会自体は、音声ガイドも聴かなかったので説明書きが殆どない会場で、純粋に展示品を楽しむにとどまった感じかな。スーパーレプリカは楽しかったけど、やっぱりエジプトで本物を見たいな〜って気持ちになったよ。でも、あおうみが生きているうちは海外旅行は無理だろうし、今は国際情勢も……って感じだからねぇ^^;

最後に私の大好きなアヌビス神を載せておこう!

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ミイラづくりの神で、ミイラを作る人はアヌビスの仮面をかぶるんだよね。
オシリスが冥界の王になる前は、アヌビスが冥界を支配してたのだ。長くてまっすぐなシッポが素敵ぃ〜!

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時間を見るとまだ11時前。
ビールフェスにはまだ早いので、角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場でも行ってみよう〜!

つづく。


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インターメディアテクで元気チャージ [アート]

ブログ訪問 & コメントのお返事をしていないにも関わらず
訪問してくれる皆さま、ありがとうございます。
連休中は外出してます。ポケGOのギフトを見てる人はどのへんに行ってるのか分かるかもww

足の裏は痛いけど、昨日靴のインソールを買ってきたので、今日はそれを靴に入れて歩いてみるつもり^^

明日はブログ巡回しますね^^



最近加入した Disney+ で、ナショジオ番組を観るあおくん。
テレビから離れて観ております。私は別の日に『アナと雪の女王2』を観ました^^
続編があったこと知らなかったよww

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さて、昨日の記事の続きです。
丸善・丸の内本店4階ギャラリーで慶應義塾図書館の貴重書展示会を観た後は KITTE へ移動。東京駅丸の内北口から南口方面に歩くだけ(笑)

東京駅丸の内駅舎を眺めながらのんびり歩いていると、「このへんで通行終了しますー」と警察官が誘導してました。ん? なんかあるのか?



駅前広場が通行止めになりました。
どうやら外国の偉い人が到着するみたいでした。誰かは知らないw



「フラッシュ撮影はご遠慮くださいー」っていうアナウンスが流れていたから、もうまもなくその偉い人が到着なんだろうけど、私は先を急ぐのだ。KITTE のラーメン激戦区がオープンしちゃうから!

担担麺の阿吽。浅草店が休業中なので、現在食べられる場所は湯島の本店と、ここ東京駅のお隣にある KITTE だけなのだ。
KITTE に入っている阿吽、前回食べたときは茹で加減が気に入らなかったんだけど、もう一回だけ食べてみようと思ったの。これでやっぱり好きじゃなければ湯島本店に通う〜。



OPEN とほぼ同時に入れました。いつもの 4 辛 5 痺。
今回はね、茹で加減も大丈夫だった! おいしくいただきました。前回がたまたまだったのか、それとも今回がたまたまなのか?(笑)

またそのうち此処で食べてみようと思います。

満足したので KITTE 2 階のインターメディアテクへ。
ブログには書いてないけど、東京駅界隈に来たときはフラリと立ち寄ってます。入場無料だし^^

東京大学総合研究博物館の所蔵品や研究資料なんかを見ることができるんだよね。



骨好きは、この空間でたっぷり骨を堪能して元気チャージをするのです!!(笑)



まじでこの空間好き。棲みたいww
大きな骨、小さな骨を観てニマニマする^^



フロア内にさりげなく飾られているアフリカ仮面コレクションもそそる。
インディ・ジョーンズ博士のお部屋か研究室に居るような気分になって楽しい。



大好きな魚の骨骨!!
これはカレイ科の一種。醤油を振りかけてレンチンしたら、美味しい骨煎餅になりそう。



魚の小さな歯を眺めるのがとっても好き。
めっちゃ可愛い^^

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9 月 26 日から『魚学コトハジメ』という特別展示が開催されてました。
明治から昭和初期の東京大学で用いられていた魚学の描画教材を公開していたよ。めちゃめちゃリアルに描かれていてビックリです。

この魚、頭の下にまるでもう1匹魚の頭があるみたいに見える!(頭と背骨の付け根あたりです)
肝心の魚の名前をパチリしてくるのを忘れたー(泣)

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昔、居酒屋さんで魚を注文したときに、大将がこういう骨を見せてくれた記憶があるのですよ。もしかしたら同じ種類の魚なのかなー。来年の 2 月まで展示されてるっぽいから、また行って名前をちゃんと確認してこよう^^

鉱石のエリアでは、色がお気に入りの孔雀石をパチリ。
これくらい大きいのは良いなあ〜^^ (あおの顔より大きいです)

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私が持っている孔雀石は、こんなに小さいのだ(笑)

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好きなものを観て元気チャージ完了!
満たされた気分で家に帰りました^^


*** おまけ ***

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孔雀石を頭の上に乗せてみたけど、目立たなかった(笑)


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「へびをかぶったお姫さま」展は楽しかった! [アート]

天袋から羽毛布団を出した日。
当然のように寛ぐあおくんw

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溺愛さんのブログで紹介されていた展覧会『へびをかぶったお姫さま ―奈良絵本・絵巻の中の異類・異形―』展を観に行きました。



慶應義塾図書館貴重書展示会で、丸善・丸の内本店4階ギャラリーで 10 日まで開催されてます。

室町時代後期から江戸時代中期にかけて制作された絵本や絵巻を「奈良絵本・絵巻」って言うんだって。
動物や鳥、虫たちが多く描かれているけど、なかには擬人化していたり鬼や天狗たちも居るのだ。この展覧会は面白い絵を数多く公開して、いつ誰によって作られたかを明らかにしていこう!という主旨。

慶應義塾大学のコレクションを見るのは初めて。
毎年丸善で展示会を開催しているとは知らなかったなー。しかも嬉しいことに写真撮影 OK だったのだ。図録は買ってきたけど、やっぱり作品をパチリ出来るのは嬉しい。自分好みのものをズームで残せるし、会場の雰囲気もあとから思い出せるからw

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入口を入ってすぐのところにあった豆本。目を奪われました!
めっちゃ綺麗!!



江戸時代前期に写されたものらしいんだけど、保存状態もすごく良いの。今回展示された品々は全体的にとても状態が良くて本当に綺麗でした。

鳥歌合絵巻『雀の発心』 室町末〜江戸初期のものみたい。
子雀を食べてしまった蛇に、雀の夫婦が蛇に説教したあと出家して各地を巡るお話しだって。



擬人化されたネズミの絵巻は他の美術館でもいろいろ見てるんだけど、この絵巻も本当に綺麗でした。『弥兵衛鼠』という作品で一家繁盛の物語。着物も素敵に描かれていたよー。



好きになった僧侶を焼き殺しちゃう『道成寺』
僧侶が隠れている鐘に、蛇になった娘が巻きついて焼いてる場面はいろんな人が描いているんだけど……



黒焦げの僧侶のシーンは観たことがなかったので新鮮(笑)



江戸時代前期の『竹取物語』の屏風。
ケースに入ってないので、めっちゃ間近で見られて嬉しい!!
ひとつひとつの絵をじっくりガン見できました^^



同じく屏風の『俵藤太』は藤原秀郷の武勇譚。これまたうっとりするくらい美しい。
波の描き方もお見事!



さてさて、このあとは「頭になにかが乗っている」のコーナー。
擬人化を示す方法としてとられる手法が、人の頭の上に生物を乗せること。こういう擬人化の描き方は一般的だったみたい。

IMG_0237.JPG 『浦島太郎:江戸前期 写』

『虫の歌合』では、いろんな虫が擬人化されてます。人の頭の上にいろんな虫が乗ってるよ^^



ほら!(笑)



今回の展覧会ポスターに載っていたのはこの御姫様だったのね。
蛇を擬人化した姿でした。蛙や蛇は江戸時代までは虫に分類されていたのよ。



着物の模様も細かく描かれていて本当に美しい。惚れ惚れしました^^



奈良絵本・絵巻は筆者名や制作年代を示す奥付が記されていないんだって。
なので誰がいつ描いたのかというのを鑑定するのが難しいみたい。そんななか、今回の展覧会では「居初つな」という人物のものだろうという作品が紹介されていたのよ。

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署名が書かれた百人一首カルタなども展示されてました^^
狩野派や琳派の絵師なんかとは違って、こういう作品の作者ってあまり意識しなかったけど、ちゃんと誰かが描いているんだよねえ。そういうことを意識できた面白い企画でした^^


*****
へびをかぶったお姫さま ―奈良絵本・絵巻の中の異類・異形―
丸善・丸の内本店4階ギャラリー(入場無料)
2023 年 10 月 4 日~ 10 月 10 日
https://libguides.lib.keio.ac.jp/mit_annual_exhibition



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