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科博で確認したかったこと。恐竜展示! [アート]

国立科学博物館のセンター長、真鍋真さんが書いた本を読んだら科博に行きたくなりました。

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上野はご近所さんですからね。ちょっくら行ってきます!
観たかったのはもちろん地球館の地下1Fにある恐竜コーナーですよ。デイノニクスさん、こんにちは!

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真鍋さんがアメリカで修士論文を書いたときに指導教官だったジョン・オストロム先生。この博士は自分の研究以外はほとんど興味がない様子で、お酒が大好き。午後になると普通に酔っ払ってる人だったそうな。
その先生が常々「同じものでも、いろいろな方向から見ることで気づくことがある」と言っていたことを思い出して、デイノニクスは鶏の丸焼き風に展示することを思いついたんだって。

この化石はぐるぐる回して観ることが出来るんだよw
面白いなーっていつも思っていたんだけど、こんな裏話があったのね。

ちなみにジョン・オストロム博士は、1970年代に「恐竜は恒温(温血)動物で、鳥に進化した」って発表した人です。今は常識になっているこの説、この人が提唱したのねー。

さて。もう一つ科博の恐竜コーナーで確認したかったこと。
それはティラノサウルスぅぅぅ!!

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いつも顔ばっかりに注目して(歯フェチなので)全然気づかなかったんだけど、このティラノサウルスはしゃがんだ状態の姿を展示してるんだって。
えええ? そうだった?? って気になったので確認しに来たのでしたw

ティラノサウルスは、重心の真上に重い頭がある人間とは違って、重い頭が前方に突き出ているから、そのまま膝を伸ばすように立ち上がるのは困難。
ティラノサウルスがしゃがむと、骨盤の恥骨の先端が地面に接地して、左右の足と恥骨が三脚のような役割をして安定して座れたと考えられているそうな。

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なるほど!恥骨が長いよねえ〜って思って観ていたけど、ちゃんと理由があったんだね。

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ほんとにしゃがんでるぅ〜。
この本を読んでなかったら、これからもきっと全然気づいてなかったと思う(笑)

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立ち上がるときは、短い前足を地面につけて重心を前に移動させたのでは? という説があるそうな。もしそうなら、前足はこれ以上は短くできなかっただろうとのこと。
あの短くて意味の無さそうな前足も、ちゃんと機能していたんだねww

実際に確認出来て満足満足。
科博に来たときは必ず立ち寄る地下3Fにも行っちゃうよ。

目的はこちら。宇宙線^^

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この霧箱を覗くと、今まさに飛んでいる宇宙線が観られるのだ。
博物館の地下3Fまで達する宇宙線。

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宇宙線は高速の粒子(その多くは陽子)なんだけど、詳しい説明は上手く出来ないので割愛ww
私は文系人間です!ってことを理由にしちゃおう。気になる人は自分で調べてねw

仕組みは全く分かってないけど(そして理解できる気がしないw)、でもこのヘニョ〜ンって出ている線を見ていると、今この瞬間も宇宙ではいろんな粒子や天体が動いているんだよね〜って思えて楽しいのだ。
めちゃめちゃ壮大な気分になれて、小さな悩みが馬鹿らしく思えてくる!(私はネ^^)
20代の頃から来て、コレを見てニマニマしてましたw

久しぶりの科博を楽しんで家に帰りました。
そしてあおくんとノンビリお風呂^^

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きっとここにもホントは宇宙線が飛来してるんだろうなww

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今年は恐竜博2023!!
3月14日からです。楽しみだー!!!(大阪にも巡回するよ)
https://dino2023.exhibit.jp/


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