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三井記念美術館の「国宝 雪松図と吉祥づくし」を楽しんだよ [アート]

三井記念美術館で開催中の『国宝 雪松図と吉祥づくし』展を観に行きました。
今年はトーハクの国宝展をはじめ、あちこちの美術館で国宝を見せてくれてるので嬉しい^^
まぁ、三井記念美術館はこの季節はいつも円山応挙の『国宝 雪松図』は展示してくれるんだけどww

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この展覧会は予約は必要ないです。10時オープンの10分前に到着。
先客はひとり。かなり空いてますw

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チケット売り場の横にあるケースには「交趾釉 兎花唐草文 饅頭蒸器」が飾られてたよ。
永樂保全(19世紀に活躍した京焼の陶芸家)の作品です。可愛いねえ^^

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今回の展覧会は吉祥が主題。長寿や子孫繁栄、富貴といった人々の願いを託されたモチーフが、どのように書画工芸へ取り入れられたのかを見ていくものなのだ。

新年らしく、七福神をはじめとする福の神にまつわる三井家ゆかりの品々も展示されてます。三井家にとっては、恵比寿様や大国様は大事な神様だったみたいよ^^ 商売繁盛w

「獅子牡丹蒔絵硯箱」が最初に登場。
見頃な作りで惹かれました。ゴージャスだ!^^

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今回気に入ったのが、重要文化財の「玳皮盞 鸞天目」です。
これ、上から見るとこんな感じに渋い天目茶碗なんだけど、横から見ると見事な発色なの。亀の甲羅のような艶で、溜息ものでしたわ。

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文化遺産オンラインに写真があるので(ただし徳川美術館所蔵のものです)興味があったら見てね。三井記念美術館が持っている鸞天目もこんな感じでした^^
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/71152

「藤花独猫図」の猫ちゃんは、なかなか筋肉質な感じだったわ。
中国では花の下に猫の図は長寿の縁起物なんだって。富貴を意味する牡丹と共に猫を描く例が多いそうな。

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そして今回の目玉。国宝「雪松図」です。
円山応挙の作品。左隻に赤松、右隻に黒松です。

まるで本物みたいです
     ずっと見ていました

若木と老木の対比も美しいんだけど、金泥を使って表現した朝の光が本当に美しい。縁起の良い作品だな〜って、しみじみ感じます^^
鑑賞したのは何年ぶりかな。やっぱり素敵な作品だー。

桃山時代から昭和まで、さまざまな時代の「吉祥」を楽しみました。
心豊かになれる展覧会です^^

<< 他に気に入った作品の覚書 >>
・刺繍七賢人模様厚板唐織
・麝香猫図(伝)徽宗
・寿老人図(伝)秋月等観



展示室を出てエントランスに戻る途中にある書庫の扉もパチリ。
米モスラー社製の書庫として作られた金庫。重さ約 8 トンで、扉の厚さは 25.4cm だそうな。いつか中も見てみたい(笑) 開放してくれないかなあ?w

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展覧会後のランチはコレド室町で。
この日はめちゃめちゃ寒かったので、「北海道厚岸」で熱々の牡蠣フライを食べたよ。

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牡蠣はぷりぷりで大満足。
この店はコロナ禍前に夜飲みで来ていたけど、昼も飲めるっぽいなww フフフ


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国宝 雪松図と吉祥づくし
三井記念美術館
2022年12/1〜2023年1月28日
https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html



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