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伏見稲荷山:御劔社の雷石 [ふらり旅・イベント]

伏見稲荷大社登拝。あちこちの塚にこんなふうにお供え物をしているのをよく見かけました。神様へのお供えなんだろうけど、猫が多かったので猫が食べてるのかな? ^m^

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さて。山頂での参拝を済ませてこのあとは稲荷山のあちこちにある社(やしろ)を参拝しながら下山します。

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ここからは下り。人は殆ど居ません。
そして人のかわりに虫がいっぱい飛んでる(笑)
一応登山用の格好をしていたので、腕まくりしていた長袖を元に戻して、タオルを首に巻いてガード。そして鞄から虫除けスプレーを取り出す! 準備はOK !

顔を蚊に食われたら翌日の結婚式に支障が出るからねって思って、顔にスプレーをかけたら目に入って「ぎゃーーー!」ってなりました。相方くんに「バカだね」って言われたわ。

山頂にある一ノ峰上社を少し下ったところにあるのが春繁社。公式サイトにも紹介されていないので詳細は不明だけど、磐座(いわくら=神が宿る岩石)を祀っている落ち着いた雰囲気の社です。もともとは社なんて無く、純粋に磐座だけを祀っていたんだろうな。秦氏が来る前から稲荷山はあったに違いないもの。

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さらに下る。若干写真がブレている感じで、ヘロヘロになっていることが伝わるかしら(笑)

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本当に稲荷山はお塚がすごい。
お塚とは「稲荷大神様に別名をつけて信仰する人々が、石にそのお名前を刻んで、お山に奉納したもの」です。いろいろな人の願いや思い、感謝が溢れているんだろうなあ。

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この狐さんの近くには溶接会社が奉納した鳥居がありました。
ということは、御劔社も近い?なんて思ってしまったww

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御劔社(みつるぎしゃ)に到着。別名は長者社。秦伊侶具(いろぐ)を長者にしてるからその名前のようですわ。稲荷山にある神蹟の中でも古いものだって。公式サイトにも「稲荷山の三つの峰と同じように、古くからの神祭りの場であったようです。」と書いてある。もうこの時点で稲荷がもともとは「鋳成り」だったのは決定だよ!(笑)

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ここには「賀茂玉依姫」が祭神として祀られているよ。ああ、やっぱり賀茂が出てきちゃった(笑)
田中社に祀られていた賀茂建角身神の娘です。川で拾った丹塗りの矢を持ち帰って、床に刺していたら妊娠して賀茂別雷神を産んだという話です。賀茂玉依姫は火の神とも云われてるよ。

此処には雷石と井戸があるはずなの。探す!と、先に行く私が中央にチラリと写っております(笑)

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この井戸が「焼刃(やいば)の水」と呼ばれる霊水。能の謡曲「小鍛冶」で宗近が稲荷山の埴土(はにつち=粘土質の土)と、この霊水を焼刃に合わせ用いたと言われてるんだって。
最近だと明治元年に、名工宮本包則が稲荷山に籠もって作刀したそうな。その石碑もあるみたいだけど気づかなかった^^;

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さらに石段を上って見つけた!雷石(御劔石)!!

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その昔。この岩に雷が落ちたので、神がその雷をこの岩に封じ込め、縄で縛ったという伝えのある石。
雷と火、そして水。ここの一帯には、とんでもない神様が鎮まっている気がしました。
ちょっと圧倒されちゃったな。

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お塚もたくさんある独特の雰囲気。これが稲荷山なんだね。
千本鳥居だけじゃないんだよ。

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薬力の滝行場というのもありました。

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毒気を抜かれて次の社(やしろ)へ向かいますよっ!

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