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東京ステーションギャラリー再訪:アンドレ・ボーシャン+藤田龍児 [アート]

土日はポケ活頑張りました。
今日はみなさんのブログに遊びに行きます〜!

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東京ステーションギャラリーで開催中の『牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児』、後期展示に行ってきました。
今回は図録を買うのも目的の一つ。
前期展示を観て気に入っちゃったからね。

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この展覧会の詳しい(?)内容に興味のある方は過去記事を見てね。
https://rongo-rongo.blog.ss-blog.jp/2022-05-18

ボーシャンは20世紀前半のヨーロッパ、藤田龍児は20世紀後半の日本で活躍した画家で、どちらも共通して牧歌的な風景や、人と自然が調和して暮らす世界の作品を描いたのだ。

今回の記事では図録を買ってきたので、気に入った作品だけ取り上げます〜!
まずは藤田龍児の『特急列車 (1988)』

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去りゆく特急列車を見送る親子の作品なんだけど、私が気になってるのは
この中央にある赤いトンネル。道路からして車用のトンネルなんだけど、何処に続いてるのか謎なのよねえ。

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図録の画像だと、この微妙に怪しい雰囲気が伝わらないのが残念だわ。
実際の作品全体を見ると、なんだかとても不思議な作品なのです。これだけで何か物語が出来そうな感じで、絵の前で妄想しちゃう ^m^

こちらの作品は『軍艦アパート (1990)』です。
大阪の日本橋近くに1930年に建てられた大阪市営下寺住宅だそうな。

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今もあるのか調べてみたら 2006年に取り壊されたとか?
でもわりと最近まであったんだね。大阪にお住まいの方は見ているのかなあ?
建てられた当時は最先端の団地だったみたいですね。生活感のある雰囲気が伝わってきて、気に入りました^^

さて。お次は アンドレ・ボーシャン。
アンリ・ルソーみたいなヘタウマ絵を前回の記事では紹介したけど、今回は素敵な(?)作品を載せてみよう!

『争う狐たち(1924)』は、まあ、狐は兎も角、木々の描き方が本当にすごいんですよ。
木の枝や葉の描写が見事で、さすが農園を営んでいただけあって植物を見る目はすごいなって思ったのでした。

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植物だけじゃなく、景色の描き方もすごく細かくて見惚れますよ。第一次大戦中に覚えた測地術(測量したデータをもとに正確な地図を描く技術)が役に立ってるのかな。
人物は微笑んじゃうくらい素朴なんだけどww

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この『大木とアルゴ船乗組員(1928)』という作品も、水の流れにとっても動きがあって引き込まれちゃうのです。

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『雪景色(1942)』も、木々や山がリアルで素敵な作品だなーって思いました。
うっすらと赤い山の端が温かみを出してるな〜って感じたわ。お気に入りの作品です ^^

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藤田龍児もアンドレ・ボーシャンも、今回の展覧会で初めて知った画家。
こんなふうに新しい画家を覚えられるのは嬉しいな^^


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牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児
東京ステーションギャラリー
2022年4月16日〜7月10日
前期:4/16~5/29、後期:5/31~7/10
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.asp



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