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琳派と印象派の後期展示に行ってきました [アート]

去年11月に観に行った、アーティゾン美術館で開催中の『琳派と印象派』

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琳派と印象派が同じ空間に並ぶ、面白いコンセプトの展覧会です。
そして俵屋宗達の『風神雷神図屏風』は後期展示だったので、再び行ってきました^^
(写真はチラシをパチリしたものです)

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開館時間の10時予約で行ってきました。館内にはまだ人も殆ど居ないです。
前回も来ているので、まずは風神雷神図屏風が何処に展示されているか、館内をうろうろ。あったー!!!

建仁寺蔵の国宝。
風神雷神図は俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一、そして現代の画家も描いています。いろんな展覧会で何度も観ているけど、やっぱり俵屋宗達の作品が東京に来ているとなると、観に行ってしまうわ。そして今回はコロナの影響で予約制の展覧会。
こんなにも間近で、独占に近い状態で作品を観ることが出来たのは初めて。

近づいてまじまじ観たり、離れて全体を観たり、しばらく屏風の前をうろうろしてました(笑)
やっぱり宗達の風神雷神図屏風が好きだな。紙からはみ出す大胆な構図。
今回は筆遣いまで、しっかり観察出来たので嬉しかったです。

前回は琳派の作品を中心にパチリしてきたので、今回は印象派の作品をパチリしてみよう。
カミーユ・コローの『ヴィル・ダヴレー』

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なぜこの作品をパチリしたかというと、牛さんが居るからです。
丑年にちなんでパチリしてみた(笑)

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尾形光琳が俵屋宗達の作品をオマージュし、「琳派」を名乗ったのと同様に、ピサロやシスレーはコローを慕い、「コローの弟子」を名乗ったのでした。

印象派とは直接関係ないけど、コンスタンタン・ギースの『酒場』は、けっこう好きな作品^^

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前期展示と同様に、鈴木其一の『富士筑波山図屏風』で、富士山の屏風と筑波山の屏風が並んで展示されていて・・・

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その間に飾られていたのはポール・セザンヌの『サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール』という作品。セザンヌの作品は眼前に迫ってくるような感じがするね。

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別フロアにある『石橋財団コレクション選』も観ていきます。
青木繁の、長らく非公開だった作品はこの仮面のスケッチです。

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青木繁が帝室博物館(現在の東京国立博物館)に通って模写したものだそうな。
古事記や日本書紀成立の頃に伝来した伎楽や舞楽の仮面を描いたもの。

古賀春江の『二階より』も好きな作品。
部屋の中から本当に自分がこの景色を見ているような気分になるよ。

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後期展示も観られて良かった^^
今回のランチは感染リスクを減らすために、あまり他をうろうろしないで館内で食べようと決めていたのです。
1Fにあるミュージアムカフェ。

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素敵な空間でしょ?

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わたしが入った時間はランチタイム前のモーニングタイム。
11:30までがモーニングタイムで、メニューも違うのです。サーモンのガレットと、茎ほうじ茶&ローズのジャポニスムフロラルというハーブティーを注文。

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ゆったりとした贅沢なひとときですよ〜。
サーモンのガレット、大きい!

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サラダも付いてました。野菜が新鮮だった〜!

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ガレットはサワークリームの程よい酸味がサーモンにピッタリで、とっても美味しかったです。満腹になったぞ〜(笑)

食後は寄り道せず、まっすぐ家に帰りました^^
緊急事態宣言も出たので、国立新美術館で7日から始まった独立書展は我慢です。知人が出品していたんだけど・・・今回は見送りだな。残念だけど、電車に乗らずに家の界隈に引きこもることにします。


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琳派と印象派 東⻄都市文化が生んだ美術
アーティゾン美術館
2020年11月14日〜2021年1月24日
※ 前期:11月14日〜12月20日
※ 後期:12月22日〜1月24日
10:00〜18:00
https://www.artizon.museum/exhibition/detail/45


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