「奇想の国の麗人たち展」を観てきました [アート]
「お出かけですかにゃ?」
うん。午前中はちょっと出掛けてくるね〜。

この日は弥生美術館まで行ってきました。
いつもなら赤門から東大構内に入り、散歩しながら弥生門を出て、そのお向かいにある弥生美術館というルートなのですが、現在はコロナの影響で関係者以外入れない東大構内。。。

仕方ないので、東大の壁沿いをぐる〜〜〜んと廻るように歩いて美術館に行きました。良い運動になったわww ポケGOギフトもたくさんゲットしたよw

今回観てきた展覧会は『奇想の国の麗人たち ~絵で見る日本のあやしい話~』というものです。

日本が長年語り続けてきた伝説や古典文学を、その物語にまつわる絵画とともに紹介する展覧会です。牡丹灯籠、雨月物語、源氏物語、今昔物語などなど、それらの作品に感化された画家たちの作品も楽しめますよ。
最初の章は「異類の怪」です。いわゆる狐や、蛇、魚、蜘蛛などね。
狐や鳥などの動物が人間に化けて結婚する話は、日本ではよく見られるけど西洋では滅多にないんだって。「異類女房の話」は、日本とその近隣諸民族にのみ伝わっていると言ってもいいそうな。(心理学者・河合隼雄 談)
目を奪われたのは「狐の嫁入り」の着物です。
めちゃめちゃ細かく狐が描かれていて、単眼鏡でガン見しちゃったわ。こういう着物着たいね^^

江戸時代後期に活躍した山東京伝の作品もありました。
江戸時代のナンセンスコメディ「箱入娘 面屋人魚」です。

乙姫さまの男妾である浦島太郎が、魚と浮気をしてはらませてしまうそうな。
乙姫のパパである龍神さまにバレないように捨てられてしまった子供は、漁師に拾われるんだって。この漁師に恩返しをしようと、子供(人魚)は女郎になって・・・というお話し。読み進めていくと、笑っちゃうところもあるけど、これはハッピーエンドってことで良いのかな(笑)
女郎になって「生臭い」って言われるあたりは笑ってしまったよw
※ オチが気になると言う人は → ここ ← をご覧あれw
次の章は「地獄と極楽」
これは「紫式部妄語地獄」という、大正〜昭和に活躍した橘小夢の作品。

閻魔様が祀られている所では、敷地内に紫式部の像があったりするんだよね。じつは紫式部は地獄にいったと言われているのです。源氏物語で男女の恋愛や愛欲を描いて、戯れ言をもって人々の心を惑わせた罪(笑)
そして紫式部の像があるところでは、やっぱり小野篁(たかむら)が祀られていたりするのです。小野篁の取りなしによって、紫式部は地獄から救われたから^^ ひゅーひゅー!かっこいいぜ、小野篁!
「霊魂の物語」の章では、平家の怨霊や牡丹灯籠など、お馴染みのお話での妖しい作品が登場し、「両性具有の神」の章では女装したヤマトタケルや男装している神功皇后の作品も展示されていました。
加藤美紀さんという現代の画家さんの作品もあちこちに展示されていましたよ。
日本古来の神々をモチーフにした作品は、なかなか素敵。過去と現在が混在している不思議な作品もありました。

こちらは伏見稲荷大社の眷属の狐さんと、背景に現代の夜景。ぼんやり眺めてしまったわ^^
面白い展覧会でした。
この展覧会とちょっと趣向が似てる展覧会が、来年3月に東京国立近代美術館で開催されるのだ。その名も「あやしい絵展」です。今回弥生美術館に展示されていた作品も出品されるみたい。
「安珍と清姫」
この展覧会も前売りゲットだな^^

ランチは本郷三丁目まで歩いて、175°DENO の担担麺をいただきます!!
本店は札幌で、ここのラーメンは大好き!!なんだけど、なんか本店と味が違った。。。
*****
奇想の国の麗人たち~絵で見る日本のあやしい話~
弥生美術館
2020年10月31日〜2021年1月31日
事前予約制
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
うん。午前中はちょっと出掛けてくるね〜。
この日は弥生美術館まで行ってきました。
いつもなら赤門から東大構内に入り、散歩しながら弥生門を出て、そのお向かいにある弥生美術館というルートなのですが、現在はコロナの影響で関係者以外入れない東大構内。。。
仕方ないので、東大の壁沿いをぐる〜〜〜んと廻るように歩いて美術館に行きました。良い運動になったわww ポケGOギフトもたくさんゲットしたよw
今回観てきた展覧会は『奇想の国の麗人たち ~絵で見る日本のあやしい話~』というものです。
日本が長年語り続けてきた伝説や古典文学を、その物語にまつわる絵画とともに紹介する展覧会です。牡丹灯籠、雨月物語、源氏物語、今昔物語などなど、それらの作品に感化された画家たちの作品も楽しめますよ。
最初の章は「異類の怪」です。いわゆる狐や、蛇、魚、蜘蛛などね。
狐や鳥などの動物が人間に化けて結婚する話は、日本ではよく見られるけど西洋では滅多にないんだって。「異類女房の話」は、日本とその近隣諸民族にのみ伝わっていると言ってもいいそうな。(心理学者・河合隼雄 談)
目を奪われたのは「狐の嫁入り」の着物です。
めちゃめちゃ細かく狐が描かれていて、単眼鏡でガン見しちゃったわ。こういう着物着たいね^^
江戸時代後期に活躍した山東京伝の作品もありました。
江戸時代のナンセンスコメディ「箱入娘 面屋人魚」です。
乙姫さまの男妾である浦島太郎が、魚と浮気をしてはらませてしまうそうな。
乙姫のパパである龍神さまにバレないように捨てられてしまった子供は、漁師に拾われるんだって。この漁師に恩返しをしようと、子供(人魚)は女郎になって・・・というお話し。読み進めていくと、笑っちゃうところもあるけど、これはハッピーエンドってことで良いのかな(笑)
女郎になって「生臭い」って言われるあたりは笑ってしまったよw
※ オチが気になると言う人は → ここ ← をご覧あれw
次の章は「地獄と極楽」
これは「紫式部妄語地獄」という、大正〜昭和に活躍した橘小夢の作品。
閻魔様が祀られている所では、敷地内に紫式部の像があったりするんだよね。じつは紫式部は地獄にいったと言われているのです。源氏物語で男女の恋愛や愛欲を描いて、戯れ言をもって人々の心を惑わせた罪(笑)
そして紫式部の像があるところでは、やっぱり小野篁(たかむら)が祀られていたりするのです。小野篁の取りなしによって、紫式部は地獄から救われたから^^ ひゅーひゅー!かっこいいぜ、小野篁!
「霊魂の物語」の章では、平家の怨霊や牡丹灯籠など、お馴染みのお話での妖しい作品が登場し、「両性具有の神」の章では女装したヤマトタケルや男装している神功皇后の作品も展示されていました。
加藤美紀さんという現代の画家さんの作品もあちこちに展示されていましたよ。
日本古来の神々をモチーフにした作品は、なかなか素敵。過去と現在が混在している不思議な作品もありました。
こちらは伏見稲荷大社の眷属の狐さんと、背景に現代の夜景。ぼんやり眺めてしまったわ^^
面白い展覧会でした。
この展覧会とちょっと趣向が似てる展覧会が、来年3月に東京国立近代美術館で開催されるのだ。その名も「あやしい絵展」です。今回弥生美術館に展示されていた作品も出品されるみたい。

この展覧会も前売りゲットだな^^
ランチは本郷三丁目まで歩いて、175°DENO の担担麺をいただきます!!
本店は札幌で、ここのラーメンは大好き!!なんだけど、なんか本店と味が違った。。。
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奇想の国の麗人たち~絵で見る日本のあやしい話~
弥生美術館
2020年10月31日〜2021年1月31日
事前予約制
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html