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サントリー美術館「美を結ぶ。美をひらく。」を観てきました。 [アート]

サントリー美術館、リニューアル・オープン記念展の第三弾。
「美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語」展に行ってきました。

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検温は相変わらず体温が出なくて『Lo』というエラーマーク(笑)
ちょっとあたためて、おでこでなんとか34.1の数字を出して館内へ。でもさ、検温器が冷えていても「Lo」って出るみたいね。私の所為だけじゃないに違いない!^^

この展覧会は日本美術を軸に、江戸時代から1900年に開催されたパリ万博あたりまでの約300年の名品を紹介するものでした。サントリー美術館所蔵の工芸品が楽しめますよ。
東京国立博物館は、工芸品もケースから離れて見ないとダメになってしまって、感動がちょっと薄くなっちゃったの。サントリー美術館はガラスケースに近づいて見られるから嬉しい^^

今回の展覧会も撮影OK!!
というわけで、気に入ったものを撮ってきた〜^^

17世紀後半以降、長崎から輸出された古伊万里。その数々が展示されていましたよ。

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気に入ったのがこの大壺。

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一番先端のフタの部分に舌を出した獅子が施されているの。このアップはインスタに載せたので、ブログでは柄の鷹を♪

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なんかねー、この目の上の眉毛っぽいのが妙に太くて親近感を覚えたのだ(笑)

こちらは鍋島焼き。
三代将軍徳川家光の時代に、佐賀藩からの献上磁器として誕生したんだって。高級磁器を確実に焼き上げること、珍しいデザインを編み出し続けることを佐賀藩から要求されて、鍋島焼きを作る人たちは研究を重ねていったそうだよ。

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デザインが素敵って思ったわ^^
縁起の良い文様が施されているんだよ。青海波、紗綾形、吉祥文。どこにあるか分かるかな?
画像が小さいから無理かw

お次は15〜19世紀に繁栄した琉球王国の染め物・紅型(びんがた)衣裳と型紙。
型紙の細かさに圧倒されたわ。

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紅型(びんがた)衣裳の裂地(きれじ)もいろいろ展示されていました。

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最近は手ぬぐいをマスクにしてもらっているから、これなら何処の模様を切り取ってマスクにするかな〜なんて考えながら観てました(笑)

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この大胆なデザインは、どことなく片岡珠子チック(笑)

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ガラス工芸品コーナーもありますよ。
本格的にガラスの器が作られるようになったのは日本では17世紀の中頃から。
ポルトガルやスペインからもたらされた品々の中にあったガラス製品。ヨーロッパのガラス器への憧れが日本人の職人魂に火を付けたのかしら(笑)

緑色の薩摩切子は、現在確認されているのはこの瓶を含めて2点だけなんだって。希少性の高い品です。

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江戸後期〜明治の浮世絵は東西の文化が融合した感じです。
高輪牛町朧月景。機関車が描かれているのが新しい時代だな〜ってことを感じさせるよね。

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最後は、日本の文化から影響を受けたガレの作品も展示されていました。
素敵な作品がいろいろあったけど、一番気に入ったのはコチラ。「アモルは黒い蝶を追う」

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ローマ神話の一場面なんだけど、黒色のガラスに深みがあって惹かれたの。

昨年サントリー美術館のコレクションに加わった新収蔵品も初公開されていました。
ガレの壺「風景」です。

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黒い木々の向こうに、抽象化された人里の風景だそうな。
この作品を観るときの自分の状態によって、いろいろな見方が出来る作品だなーなんて感じたわ。

空いている館内。ゆったりと作品を楽しめました。
ランチは東京ミッドタウン内で酸辣湯麺^^

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美を結ぶ。美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語
サントリー美術館
2020年12月16日~2021年2月28日
10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2020_3/index.html


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