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特別展「人・神・自然」のコレクションは素敵でした [アート]

朝のあおくん。なぜかびっくり顔!(笑)

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ヒゲまで広がっているけど、何にびっくりしていたのかは謎です。
こういう顔も好きなんだけどねw

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さて。昨日のミイラ展に行く前に居たのは国立博物館。
ここで正倉院展と、東洋館で開催している特別展「人・神・自然」を観てました。今回の記事は東洋館のオハナシ。

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エジプトのミイラ、パシェリエンプタハくんが居るフロアが特別展の会場になっていました。ミイラを取り囲むように、カタール国の王族であるシェイク・ハマド・ビン・アブドラ・アール・サーニ殿下が蒐集した「ザ・アール・サーニ・コレクション」が展示されています。

古代の人々が自分たちをどのように表現したか、
神々や死後の世界、そして自然界をどのように認識していたか、コレクションから観ていく趣旨の展覧会です。

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やっぱり2章の「神」に対する考え方は面白いな。

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古代においては本当に死亡率が高いので、ミイラ展でも感じたけれど、死後の世界がどのようなものなのか、古代の人々は関心が強かったと思う。

「神」というものに対する考え方も、地域によって様々。
初期の頃の仏教や神道のように神像を作ることを禁じるところもあれば、古代エジプトや古代メソポタミアのように、人間と別の生き物を取り合わせた姿にさせたり、古代ギリシャや古代ローマのように、完全に人間の姿で表現するところもある。

地域によって気候も違うし、生息している生き物も違うし、様々な形態がでてくるのは当たり前なんだよね。それなのに、違う土地に行って自国の神を強制的に押しつけたらダメ!(笑)

第三章は自然。様々な動物の像が展示されていました。


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古代の人々がどんな動物に関心を持ち、どんな動物を畏れ神として崇めるのかが分かるよ^^

ちなみに古代において、海は危険な存在だったので、魚などはあまり食さず、当然のことながら魚の像も作られなかったみたい。日本人は島国の海人族だからちょっと感覚が違うなって感じましたわ。
陸の生物は崇拝するものと家畜に分けられたようです。
愛嬌たっぷりの動物や、ちょっと近づきがたい凜とした動物。どの子も観ていて美しかったです。

さすが、カタール王族のプリンスが蒐集したコレクションのことだけはあります。素晴らしかった!!

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小腹が空いたので、東洋館内のレストランで。日本人なので海鮮丼(笑)
ホントは科博に行ってから食べても良かったんだけど、科博は小さい子も多いだろうから、落ち着かないかな?って思って^^

東洋館のレストランは静かな雰囲気で食べられるんだもん♪

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特別展「人・神・自然」
東京国立博物館 東洋館
2019年11月6日〜2020年2月9日
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1979

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