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東京国立博物館での「文化財よ、永遠に」を観たよ [アート]

六本木にある泉屋博古館分館をはじめ、全国4カ所で開催している展覧会「文化財よ、永遠に」。10月1日からは東京国立博物館で開催が始まったので、初日に行ってきました。常設展の料金で観ることが出来ます。

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住友財団の修復助成30年記念の展覧会で、財団の助成で修復された仏像・絵画・文書・歴史資料などを展示してます。トーハクでは東日本大震災や能登半島地震で被災した仏像の修復された姿を観てきました。

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滋賀県の湖東三山のひとつ、金剛輪寺に伝えられている、鎌倉時代に作られた十二神将立像の6体も展示されていたんだけど、ダイナミックな動きに惚れ惚れ。鎌倉時代の仏像は動きがあって好きです^^
画像が気になる人は → ココ ← をクリックしてね。

仏像の修復、どれも3〜4年かけての修復作業。すごいよなーって思います。
ぜひとも次の世代に伝えていってほしいわ。

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展覧会を観たあとは東洋館へ。

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10月14日まで、愛をテーマにした展示品が観られるのよ。
たとえばこの共命鳥(ぐみょうちょう)像も。頭が二つで体が一つ。

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インドの細密画は、もっとディープな男女の世界が繰り広げられていましたよ^^
ヒンドゥー教の神々も、交わりの姿がけっこう多いもんね。

個人的に観たかったのがコチラ。
インドネシアの影絵人形ワヤン・クリです。

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10世紀頃、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』がインドネシアに伝えられて、民衆の間に広まったんだそうな。影絵人形で演じられるようになったのが、ワヤン・クリです。
人形は水牛の革から切り出されて、操作のための棒も水牛の角で作られたものが多いんだとか。

このワヤン・クリの上映が9月にあったようなんだけど、申込み損ねちゃいました。
次回チャンスがあったら観たい!

それ以外の展示で気に入ったモノはコチラ。
ラーメンの丼にしたい^^

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イランで出土した鉢です。

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それから、ササン朝ペルシアで作られたカットガラス。正倉院の白瑠璃椀と似た品も展示されてましたよ。5世紀〜7世紀。すでにこのあたりの品が日本に運ばれていたんだよねえ。

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東洋館のテラスで一休み。良い天気です。

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一時間ほど楽しんで帰りました。
展覧会後のランチは黒ごま担担麺〜。

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翌日10月2日は、六本木。昨日の記事にチラっと書いたとおり、泉屋博古館分館で「文化財よ、永遠に」の後期展示を観てきましたよ。後期の目玉作品、「水月観音像」をじっくりじっくり堪能してまいりました♪

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おだやかな表情に和みましたわ。

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いつもコメントありがとうございます^^
昨日の記事へのコメントにお返事が出来ていないので、今日の記事のコメント欄は閉じますネ。

今日は出掛けてしまうので、後日お返事させてください (^ω^

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