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後期展示が始まった「円山応挙から近代京都画壇へ」を楽しむ [アート]

9月3日、この日から東京藝術大学大学美術館で開催している「円山応挙から近代京都画壇へ」の後期展示に入ったので出掛けます。
ところが支度をしていると、「どこにいくつもり?ヤダヤダ、出掛けちゃダメ!かまってよー!ボクのこと見てよー」とグズるあおくん。

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なでなでして、追いかけっこをしていたら開館時間の10時になってしまったよ。
この日は19時から飲み会。それじゃ美術館も閉館時間に合わせて行くことにするか・・・

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昼間はあおとベタベタして過ごし、美術館に到着したのが16時前。閉館は17時です。
前期も来ているので作品数もだいたい把握できてるから、このくらいの時間があれば OK かなって思って。展覧会の構成は変わってませんが、前期と後期で作品をかなり入れ替えてます。

18世紀の京都。写生画で一世を風靡した円山応挙。後期の写生図巻は甲巻になっていて、可愛い兎ちゃんが描かれていました。

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前期で岸竹堂の「猛虎図」が展示されていたところには、鹿の図が。秋を思わせる景色の中に居る鹿。このうみちゃんの表情を思わせる作品は木島桜谷(このしま おうこく)っぽい!って思ったら、やっぱりそうでした。「しぐれ」という作品でしたよ。

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円山応挙、最晩年の作品「保津川図」(重要文化財) も後期から展示されています。
応挙は1795年に63歳で没したんだけど、その1795年の作品です。

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大胆な構図で力強さを感じます。まさに集大成っていう感じすらするよ。
滝から流れ落ちていく水の描き方に躍動感があって魅せられます。絶筆の作品とは思えなかったわ。流れゆく川は人生の象徴のような気がするので、なんか感慨深い。

閉館時間がくるまで、この作品と、山元春挙の「瀑布図」を見て過ごしました。
瀑布図も「どどー」って音とともに、勢いよく流れ落ちる滝の水しぶきすら感じる作品で好みでした。

東京での展覧会が終わったあとは京都に巡回するので、関西地方の方もぜひぜひ観に行って下さいな^^

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円山応挙から近代京都画壇へ
東京藝術大学大学美術館
前期:2019年8月3日〜9月1日
後期:2019年9月3日〜9月29日
※ 前期後期で大展示替え

巡回:京都国立近代美術館
2019年11月2日〜12月15日
https://okyokindai2019.exhibit.jp/
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今日は胃のバリウム検査・・・イヤだなあ^^;
受付が9時からだそうで。お水も7時以降はとらないでくださいって。これけっこうつらいよね(笑)

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